さまざまな医療保険がある中で、チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」が向いている人の特徴は?
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2025/07/31 08:17
女性
30代
共働きで教育費がかさむ中、医療保険はコストパフォーマンスに優れた商品を選びたいと考えています。チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」はどのような家計状況やライフプランを持つ人に向いているのか、逆に適さないケースも含めて知りたいです。どのような特徴を持つ人に最適でしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
プレミアムZは掛け捨て設計で解約返戻金が発生しない分、同水準の保障を他社より低い保険料で確保できる点が最大の強みです。そのため教育費や住宅ローンなど固定支出が多い20~40代の子育て世帯、あるいは単身でも家計を圧迫せずに基本保障を整えたい若年層に向いています。
先進医療2,000万円、三大疾病一時金10~200万円、女性疾病・生活習慣病特約などを自由に付加できるため、必要なリスクだけをピンポイントで補いたい合理的志向の人とも相性が良いです。
一方、保険料払込期間中は解約返戻金がなく、終身型でも貯蓄性は期待できません。将来の資産形成も兼ねたい人や、高額療養費制度の範囲を超える長期入院リスクへの備えを重視する高齢層には不向きです。
また同一手術や三大疾病一時金の給付間隔制限、60日型・120日型で上限が決まる入院限度日数などを理解し、自身の医療ニーズと照らし合わせることが重要です。総じて「保障は必要十分、保険料は最小限」にしたい人にフィットする商品と言えます。
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関連する専門用語
先進医療
先進医療とは、公的医療保険ではまだ給付対象になっていない最先端の治療法や検査を指し、厚生労働大臣が安全性と有効性を一定程度認めたものとして個別に承認しています。保険診療と同時に受ける場合でも、先進医療にかかる部分の費用は全額自己負担となる一方、その他の一般的な診療費については通常どおり保険が適用されるため、患者さんは高額な最先端技術を必要最小限の自己負担で利用できる可能性があります。 ただし先進医療は提供できる医療機関が限られており、治療の内容や費用、リスクを十分に理解したうえで選択することが大切です。
特約
特約とは、保険契約や金融契約、不動産契約などにおいて、基本契約に追加される特別な条件や取り決めのことを指します。これは標準的な契約内容とは別に、契約者の希望や状況に応じて付加されるもので、主契約の補足・強化・変更などを目的とします。 たとえば、生命保険では「災害特約」や「払込免除特約」などがあり、基本の保障に加えて追加の保障や条件変更を可能にします。特約は自由度が高い反面、内容や適用条件が複雑になることもあるため、契約時にはその内容を正確に理解しておくことが重要です。資産運用や保険設計においては、特約の有無によって将来のリスク対応力やコスト負担が大きく変わる可能性があるため、戦略的に選ぶべき要素のひとつです。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
掛け捨て保険
掛け捨て保険とは、一定期間の保障を得ることに特化した保険で、保険期間が終わった後に保険料が戻ってこないタイプの保険です。代表的なものに、定期型の生命保険や医療保険があります。保障が必要な期間に絞って加入できるため、毎月の保険料を安く抑えられるのが大きな特徴です。貯蓄機能はないものの、万一に備えるコストパフォーマンスが高く、特に子育て世代や住宅ローン返済中など、一時的に大きな保障を必要とする方に適しています。「お金が戻らないから損」と感じる方もいますが、必要な時期に必要な保障を効率よく確保する手段として、多くの方に利用されています。
保険料
保険料とは、保険契約者が保険会社に対して支払う対価のことで、保障を受けるために定期的または一括で支払う金額を指します。生命保険や医療保険、損害保険など、さまざまな保険商品に共通する基本的な要素です。保険料は、契約時の年齢・性別・保険金額・保障内容・加入期間・健康状態などに基づいて算出され、一般にリスクが高いほど保険料も高くなります。 また、主契約に加えて特約(オプション)を付加することで、保険料が増えることもあります。保険料は、契約を維持し続けるために必要な支出であり、未納が続くと保障が失効する場合もあるため、支払計画を立てることが大切です。資産運用の観点からも、保険料の支払いが家計に与える影響や、保障と費用のバランスを見極めることは、ライフプラン設計において重要な判断材料となります。