Loading...

MENU

投資の知恵袋>

FANG+はどのような投資家に向いていますか?

回答受付中

0

2025/06/18 11:36


男性

30代

question

FANG+はS&P500などで基礎を築いたうえで成長株を上乗せしたい人向けだと聞きます。投資歴や資産規模、価格変動への耐性を踏まえ、どの程度のリスク許容度と運用期間があれば無理なく活用できるのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

FANG+は、ハイテク・グロース株に集中投資する特性上、S&P500などの広範なインデックスに比べて価格変動が非常に大きい指数です。S&P500の約2〜3倍に及ぶボラティリティがあるため、一時的に30%以上下落しても家計やメンタルに大きな影響を与えない高いリスク許容度が前提になります。

こうした背景から、FANG+は「コア資産をベースに成長性を上乗せしたい中長期投資家」に適しています。ポートフォリオ全体の中で、全世界株式やS&P500などの分散型インデックスを基盤としつつ、FANG+をポートフォリオの一部に取り入れるのが現実的なアプローチです。一般的には10〜20%程度の組み入れが一つの目安となりますが、投資経験や資産規模、リスク耐性に応じて調整することが重要です。

また、FANG+は短期的な値動きが激しい一方、テクノロジー主導の長期的な成長トレンドに乗る可能性もあります。そのため、最低でも10年、できれば15年以上の運用期間を確保し、銘柄入れ替えや急な調整局面を見越した長期保有スタンスが求められます。

一方で、生活防衛資金が不足している方や、市場急落時にパニック売りしやすい投資初心者にとっては、FANG+は過度なリスクとなる場合もあります。そうした場合は、まず低コストのインデックスファンドで市場全体への慣れをつけ、リスク耐性を確認したうえで段階的に取り入れるとよいでしょう。

佐々木 辰さんに相談する
コンシェルジュ編集部に相談CTA

関連記事

fang+とはどんな指数?構成銘柄やNISAでの活用法を徹底解説

fang+とはどんな指数?構成銘柄やNISAでの活用法を徹底解説

2025.06.18

難易度:

資産運用はS&P500だけでいい?インデックスの基礎・メリット・リスクを徹底解説

資産運用はS&P500だけでいい?インデックスの基礎・メリット・リスクを徹底解説

2025.06.20

難易度:

投資信託・ETF

関連質問

関連する専門用語

FANG+指数

FANG+指数とは、米国を代表する大型ハイテク・グロース企業10社で構成される株価指数で、Meta(旧Facebook)、Apple、Amazon、Netflix、Alphabet(Google)に加えて、Microsoft、Tesla、NVIDIA、Snowflake、Advanced Micro Devices(AMD)が含まれます。これらの銘柄は、AIやクラウド、Eコマースなどの分野で世界経済のデジタル化をけん引しており、高い成長性と注目度を誇ります。 本指数は時価総額ではなく**等ウェイト(各社同比率)**で構成されており、個別銘柄の値動きが指数全体にダイレクトに反映されやすいのが特徴です。そのため、NVIDIAやTeslaといったボラティリティの高い銘柄が市場全体に与える影響をリアルタイムで捉える指標としても活用されています。 また、FANG+指数は定期的に構成銘柄の見直しが行われており、時代の変化や産業構造の進化に応じて、成長力の高い新興企業が組み入れられる可能性があります。たとえば、過去にはTwitterやAlibabaなども構成銘柄に含まれていた時期がありました。こうした見直しは、指数の成長性や先進性を保つための重要な仕組みであり、投資家にとっても今後の組入れ銘柄の変化が注目ポイントとなります。 投資信託やETFを通じてFANG+指数に連動する商品も複数存在しており、特定のセクターに集中投資しながらハイリスク・ハイリターンを狙う投資戦略の一環として活用されています。

S&P500指数

S&P500指数とは、アメリカの代表的な株価指数の一つで、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出しています。米国を代表する主要企業500社の株価をもとに構成されており、テクノロジー、金融、ヘルスケアなど幅広い業種が含まれるのが特徴です。 この指数は、米国株式市場全体の動向を示す指標として世界中の投資家に注目されており、投資信託やETF(上場投資信託)のベンチマークとしても広く活用されています。「アメリカ経済の健康状態を測る体温計」とも言われる、非常に重要な指標です。

ボラティリティ

ボラティリティは、投資商品の価格変動の幅を示す重要な指標であり、投資におけるリスクの大きさを測る目安として使われています。一般的に、値動きが大きい商品ほどそのリスクも高くなります。 具体的には、ボラティリティが大きい商品は価格変動が激しく、逆にボラティリティが小さい商品は価格変動が穏やかであることを示します。現代ポートフォリオ理論などでは、このボラティリティを標準偏差という統計的手法で数値化し、それを商品のリスク度合いとして評価するのが一般的です。このため、投資判断においては、ボラティリティの大きい商品は高リスク、小さい商品は低リスクと判断されます。

コア資産

コア資産とは、長期的な資産運用の中核を成す安定的な資産のことを指す。主にインデックスファンドや大型株、債券など、リスクが比較的低く、安定したリターンを期待できる資産が含まれる。運用の基本方針として、市場の長期的な成長を享受しながら、大きなリスクを取らずに資産を増やすことを目的とする。ポートフォリオの大部分をこのコア資産で構成し、安定した資産形成を目指す。

MSCI ACWI(全世界株式)

MSCI ACWIとは、「MSCI All Country World Index(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」の略で、アメリカのMSCI社が提供する全世界の株式市場の動きを反映する代表的な株価指数です。「全世界株式」や「オルカン」とも呼ばれ、世界中の先進国と新興国の株式を合わせた幅広い投資対象をカバーしています。 この指数には、アメリカや日本、ヨーロッパなどの先進国だけでなく、中国やインド、ブラジルなどの新興国市場も含まれており、約50か国、約3,000銘柄以上が組み入れられています。そのため、MSCI ACWIに連動するインデックスファンドやETFに投資することで、全世界の株式市場に分散投資できるのが大きな特徴です。 個別銘柄や地域を選ばず、長期的な資産形成を目指す初心者にも適した投資手段とされており、「これ1本で世界中に投資できる」ことから、多くの資産運用戦略の基本として利用されています。

生活防衛資金

生活防衛資金とは、万が一の病気や失業、災害などで収入が途絶えた場合でも、一定期間は生活を維持できるように、あらかじめ確保しておく現金のことです。投資を始める前にまず準備しておくべきお金で、一般的には生活費の3か月から6か月分を目安にするとされています。 この資金は、株や投資信託のように価格が変動する商品ではなく、すぐに引き出せる預金などで保管するのが望ましいとされています。生活防衛資金がしっかりと確保されていれば、投資のリスクを過度に恐れずに冷静な判断がしやすくなり、精神的な安心感にもつながります。

無料で相談してみる

専門家に相談してみませんか?

無料で相談してみる

投資の知恵袋では、あなたの投資や資産に関する疑問や悩みを専門のアドバイザーに気軽に相談することが可能です。
ぜひご利用ください。

専門家に質問してみる

関連質問

関連記事

fang+とはどんな指数?構成銘柄やNISAでの活用法を徹底解説

fang+とはどんな指数?構成銘柄やNISAでの活用法を徹底解説

2025.06.18

難易度:

資産運用はS&P500だけでいい?インデックスの基礎・メリット・リスクを徹底解説

資産運用はS&P500だけでいい?インデックスの基礎・メリット・リスクを徹底解説

2025.06.20

難易度:

投資信託・ETF
インデックス投資の仕組み

インデックス投資の仕組みとは?注意点も合わせてわかりやすく解説

2025.06.20

難易度:

基礎知識ポートフォリオ運用NISAiDeCo投資信託・ETF

資産運用に役立つ情報をいち早くGET!

無料LINE登録

資産運用について気軽にご相談したい方

プロへ相談する

当メディアで提供するコンテンツは、情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。 本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。 また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

投資のコンシェルジュ

運営会社: 株式会社MONO Investment

Email:

運営会社利用規約各種お問い合わせプライバシーポリシーコンテンツの二次利用について

「投資のコンシェルジュ」はMONO Investmentの登録商標です(登録商標第6527070号)。

Copyright © 2022 株式会社MONO Investment All rights reserved.

「投資のコンシェルジュ」はMONO Investmentの登録商標です(登録商標第6527070号)。

Copyright © 2022 株式会社MONO Investment All rights reserved.