投資の知恵袋
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ゴーファンドについて
回答済み
1
2026/08/28 10:29
男性
ニーサをしています。SCHDもはじめました。貯金してるより運用した方が増えると思い、はじめましたSCHDは思ったより増えません。増えるだころかマイナスです。 でSCHDをやめて、他にも置いてるお金あるのでそのお金を少しでも増えるところに置きたいと思っています。 その矢先、海外投資やゴーファンドをある知り合いから勧められました。 ゴーファンドは少額から始められますが、ヘッジファンドでもあります。初心者は手を出さない方がよいでしょうか??
回答をひとことでまとめると...
SCHDの短期的な損失だけで乗り換えず、目的・期間・許容損失を整理し、仕組みや情報開示を理解できない商品への投資は避けましょう。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
「貯金しているより、運用した方がお金が増えるのでは」と考えて投資を始めること自体は、将来の資産形成を考えるうえで自然なことです。ただし、投資は預金とは異なり、始めてからしばらくマイナスになることもあります。
NISAは、投資による利益が非課税になる制度であり、元本や利益を保証するものではありません。SCHDやSCHDに連動する商品も、配当を受け取りながら中長期で保有することが想定されていますが、株価や為替の動きによっては、一時的に損失が出ることがあります。
そのため、短期的にマイナスになったことだけを理由に「この商品は駄目だ」と判断し、すぐに別の商品へ乗り換えることはおすすめできません。値下がりするたびに売却し、その時点で好調に見える商品へ移ることを繰り返すと、かえって損失を確定させたり、値上がりした商品を高値で買ったりすることになりかねないためです。
まず整理したいのは、直近で増えたか減ったかではなく、次のような点です。
- 何のために運用するのか
- どのくらいの期間、運用を続けられるのか
- どの程度の値下がりまで受け入れられるのか
- 現在の商品が、自分の目的や運用期間に合っているのか
- 生活費や近いうちに使うお金まで投資していないか
「預金より少しでも増やしたい」という希望と、「できるだけ損をしたくない」という希望は、必ずしも両立しません。一般に、高い収益を期待できる商品ほど、価格変動や損失の可能性も大きくなります。生活に必要なお金や近いうちに使う予定のあるお金は預金で確保し、当面使わない余裕資金を運用に回すことが基本です。
GOファンドについても、「初心者だから投資してはいけない」と一律に判断する必要はありません。ただし、SCHDが思ったほど増えなかったので、より増えそうな商品へ移りたいという理由だけで投資を決めることには慎重になるべきです。
ヘッジファンドは商品ごとに運用方法が大きく異なり、一般的な投資信託やETFと比べて、次のような特徴が見られることがあります。
- 運用戦略が複雑で、利益や損失が生じる理由を理解しにくい
- 保有資産や具体的な取引内容などの情報開示が限定的
- 先物、信用取引、空売りなどを利用する場合がある
- 運用管理費用に加えて、成功報酬が設定される場合がある
- 解約の時期や、資金が戻るまでの期間に制約がある
- 過去の運用成績だけでは、今後のリスクを判断しにくい
「ヘッジファンド」という名称だけで危険とも安全とも判断できませんが、情報開示が限られている商品ほど、投資家が運用内容やリスクを把握することは難しくなります。また、少額から始められることと、初心者にも理解しやすい商品であることは別の話です。
投資を検討する場合は、少なくとも、運用方針、どのような場合に損失が出るのか、過去の下落実績、手数料を差し引いた後の成績、解約条件、資産の管理体制などを確認しましょう。大切なのは、自分の言葉でおおまかな仕組みとリスクを説明できる程度まで理解したうえで判断することです。十分に理解できない場合は、すぐに投資を決めず、追加の説明や資料を確認するのがよいでしょう。
まず行うべきなのは、SCHDからGOファンドへ乗り換えるかどうかを急いで決めることではありません。NISAを含む資産全体を見ながら、預金と投資の配分、運用の目的・期間、許容できる損失を整理することです。
そのうえでGOファンドのような商品を検討するのであれば、直近の運用成績や知人の勧めだけで判断せず、仕組みや情報開示、手数料、解約条件まで確認し、自分の運用方針に合うかを慎重に考えましょう。
自分だけで整理することが難しい場合は、特定の商品を販売することを前提とせず、資産全体を見てくれる専門家へ相談するのも一つの方法です。
大切なのは、短期的な値動きに一喜一憂して商品を変更することではなく、自分に合った運用方針を定め、無理なく継続することです。
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関連する専門用語
配当利回り
配当利回りは、株式を1株保有したときに1年間で受け取れる配当金が株価の何%に当たるかを示す指標です。計算式は「年間配当金÷株価×100」で、株価1,000円・配当40円なら4%になります。 指標には、実際に支払われた金額で計算する実績利回りと、会社予想やアナリスト予想を用いる予想利回りの2種類があります。株価が下がれば利回りは見かけ上上昇するため、高利回りが必ずしも割安や安全を意味するわけではありません。 安定配当の見極めには、配当性向が30~50%程度であること、フリーキャッシュフローに余裕があることが重要です。また、権利付き最終日の翌営業日には理論上配当金相当分だけ株価が下がる「配当落ち」が起こります。 日本株の配当は通常20.315%課税されますが、新NISA口座内で受け取る配当は非課税です。配当利回りは預金金利や債券利回りと比較でき、インカム収益を重視する長期投資家が銘柄や高配当ETFを選ぶ際の判断材料となります。
ヘッジファンド
ヘッジファンドは、私募形式の投資信託です。富裕層や機関投資家向けに設計された投資ファンドで、高いリターンを追求するために多様な戦略を活用します。短期売買や空売り、デリバティブ(金融派生商品)などを駆使し、市場平均を上回る成果を目指します。 伝統的なファンドに比べて規制が比較的緩やかであるため、運用の柔軟性が高い一方で、情報開示の水準が異なり、ファンドによっては透明性が低い場合があります。また、成功報酬を含む手数料体系は一般的な投資信託よりも高く設定される傾向があり、一定の資金拘束期間が設けられることが多いため、流動性が低い点にも留意が必要です。 投資家は、これらの特性を理解した上で、自身のリスク許容度に合った選択をすることが重要です。
為替リスク
為替リスクとは、異なる通貨間での為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動し、損失が生じる可能性のあるリスクを指します。 たとえば、日本円で生活している投資家が米ドル建ての株式や債券に投資した場合、最終的なリターンは円とドルの為替レートに大きく左右されます。仮に投資先の価格が変わらなくても、円高が進むと、日本円に換算した際の資産価値が目減りしてしまうことがあります。反対に、円安が進めば、為替差益によって収益が増える場合もあります。 為替リスクは、外国株式、外貨建て債券、海外不動産、グローバルファンドなど、外貨に関わるすべての資産に存在する基本的なリスクです。 対策としては、為替ヘッジ付きの商品を選ぶ、複数の通貨や地域に分散して投資する、長期的な視点で資産を保有するなどの方法があります。海外資産に投資する際は、リターンだけでなく、為替リスクの存在も十分に理解しておくことが大切です。
分散投資
分散投資とは、資産を安全に増やすための代表的な方法で、株式や債券、不動産、コモディティ(原油や金など)、さらには地域や業種など、複数の異なる投資先に資金を分けて投資する戦略です。 例えば、特定の国の株式市場が大きく下落した場合でも、債券や他の地域の資産が値上がりする可能性があれば、全体としての損失を軽減できます。このように、資金を一カ所に集中させるよりも値動きの影響が分散されるため、長期的にはより安定したリターンが期待できます。 ただし、あらゆるリスクが消えるわけではなく、世界全体の経済状況が悪化すれば同時に下落するケースもあるため、投資を行う際は目標や投資期間、リスク許容度を考慮したうえで、計画的に実行することが大切です。
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