ユニット・リンクの3タイプの特徴を教えてください。
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2025/07/07 11:09
男性
60代
ユニット・リンクには目的別に複数タイプがあると聞きました。教育費や老後資金など使途が異なる場合、どのタイプを選ぶべきか迷います。各タイプの仕組みや向いているケース、注意点を教えていただけますか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ユニット・リンクの3タイプは目的と保障期間で選びます。有期型は10年や60歳満了など一定期間の契約で、運用しながら死亡・高度障害保障を確保し、満期時に積立金を一括または年金で受取ります。教育費や退職準備を計画的に積み立てたい人に適しているでしょう。
定期型は満期保険金を設けず、掛金を抑えて必要な期間だけ大きな死亡保障を確保するタイプです。こちらは、住宅ローン返済期間や子育て期間など、コスト重視で保障を確保したい人が向いています。なお、満了時に積立金があれば払い戻されます。
介護プラス(終身移行型)は第一保険期間中に資産形成を行い、その積立金を基に自動で終身の介護・死亡保障へ移行する二段構造です。退職前に資産を築き、その後は長期の介護リスクに備えたい場合に有効です。
いずれのタイプも運用成果で返戻金が変動するため、リスク許容度と手数料を確認し、保障と資産形成の優先度を明確にして選択することが重要です。
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満期保険金
満期保険金とは、保険契約で定められた期間が終了したときに、契約者や被保険者に支払われるお金のことをいいます。たとえば、10年や20年などの一定期間保険料を払い続け、満期になったときにその保険が「満了」すると、あらかじめ決められた金額が支払われます。 このお金は、死亡や病気などのリスクに備えるだけでなく、貯蓄のように将来の資金づくりにも役立つという特徴があります。特に学資保険や養老保険などでよく使われる仕組みです。
定期保険
定期保険とは、あらかじめ決められた一定の期間だけ保障が受けられる生命保険のことです。たとえば10年や20年といった契約期間のあいだに万が一のことがあれば、保険金が支払われますが、その期間を過ぎると保障はなくなります。保障期間が限定されているため、保険料は比較的安く設定されています。特に子育て世代や住宅ローンを抱えている方など、特定の期間だけ万が一の保障を重視したい場合に適しています。貯蓄性はなく、純粋に「保障のための保険」である点が特徴です。
死亡保障
死亡保障とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族などの受取人に対して保険金が支払われる仕組みのことをいいます。主に生命保険に含まれる保障内容であり、家計の支え手が亡くなった際の遺族の生活費や教育資金、住宅ローンの返済などを補うために活用されます。 死亡保障の金額や期間は契約内容によって異なり、定期保険のように一定期間のみ保障されるものや、終身保険のように一生涯保障が続くものがあります。自分に万が一のことがあったときに、大切な人たちが経済的に困らないように備える目的で利用されるため、ライフプランに応じた保障額の設定が重要です。また、保障を手厚くすると保険料も高くなるため、必要な金額と負担のバランスを考えることが大切です。