ウェルスマネジメントにはどんな専門家が関わるの?
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2025/04/01 19:16
男性
40代
ウェルスマネジメントではいろいろな専門家が関与すると聞きましたが、具体的にどのような人が関わり、それぞれどんな役割を担っているのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ウェルスマネジメントは、資産全体を俯瞰する「指揮官」と分野別の「専門部隊」が一体となるチーム戦です。主要メンバーと役割は以下のとおりです。
- ウェルスアドバイザー/FP–家計・法人を横断した資産マスタープランを描き、チームを統括する司令塔。
- 税理士・公認会計士–相続・所得・贈与の三大税負担を最小化するスキームを設計し、申告・届出まで伴走。
- 弁護士–遺言、民事信託、事業承継契約など法的リスクを管理し、争族防止と資産防衛を担保。
- 証券アナリスト/ポートフォリオマネジャー–世界経済の視点で分散投資とリスク管理を実行し、運用収益の源泉を確保。
- 保険プランナー–相続納税資金や事業保障を準備する生命保険・年金設計を行い、定期レビューで最適化。
- 不動産コンサルタント・鑑定士–収益不動産の取得・保有・売却タイミングを分析し、キャッシュフローと評価額を最大化。
- 信託銀行担当者(トラストバンカー)–金銭・証券・不動産の信託スキームを組み、資産の分別管理と円滑な承継を実現。
各専門家は共通のプラットフォームで情報をリアルタイム共有し、税制・法改正や家族構成の変化に応じてプランを随時アップデートします。この継続的なPDCAサイクルによって、資産は長期的に守られながら着実に成長していきます。
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ウェルスマネジメント
ウェルスマネジメントとは、一定以上の資産を保有する個人やその家族に対して提供される、総合的な資産管理サービスのことを指します。 ここでいう「総合的」とは、単に資産を運用するだけでなく、税金対策、相続対策、保険の活用、ライフプランの設計など、複数の分野にまたがる支援を一体的に行うという意味です。資産の構成や目的は人それぞれ異なるため、個別の事情に応じてカスタマイズされたアドバイスが求められます。 このサービスは、通常、金融・法律・税務などの専門家がチームを組んで提供します。例えば、資産を運用して増やすだけでなく、それに伴って発生する税負担を軽減するための対策や、次世代にスムーズに資産を引き継ぐための相続設計も同時に検討されます。生命保険を活用して納税資金を確保したり、遺産分割のトラブルを避ける仕組みを整えたりすることも、ウェルスマネジメントの重要な要素です。 こうしたサービスは、特に資産規模が大きくなるほど必要性が増します。資産が一定の規模を超えると、「どのように増やすか」だけでなく、「どう守るか」「どう引き継ぐか」「どう使うか」といった視点が不可欠になります。ウェルスマネジメントは、こうした多面的なニーズに応えるための、長期的・戦略的なコンサルティングサービスといえるでしょう。 一般的には富裕層を対象としたサービスと位置づけられていますが、近年では資産形成の初期段階から専門的な支援を求める人も増えており、ウェルスマネジメントの考え方そのものが広がりを見せています。
信託
信託とは、お金や不動産などの財産を信頼できる相手(受託者)に託し、特定の目的に沿って管理・運用してもらう仕組みです。財産を託す人を「委託者」、管理する人を「受託者」、利益を受け取る人を「受益者」といいます。 たとえば、親が子どもの教育資金を信託したり、高齢の親の認知症対策として資産管理を家族に委ねたりするケースがあります。このような個人間で活用される信託は「家族信託」と呼ばれ、相続対策や資産承継の手段として近年注目されています。 一方、資産運用の世界では「商事信託」として、信託銀行や運用会社が多数の投資家から集めた資金をまとめて運用する「投資信託」が一般的です。さらに、海外では、受益者への分配内容を受託者が裁量で決められる「ディスクリショナリートラスト(裁量信託)」という形態もあります。 信託は目的や状況に応じて柔軟に設計できる制度であり、大切な資産を計画的に管理・承継するための有力な選択肢となります。
証券アナリスト
証券アナリストとは、株式や債券などの金融商品について、企業の業績や市場の動向を分析し、投資判断の助言を行う専門家です。企業の財務情報や業界動向を詳しく調べ、投資家向けにレポートを提供します。証券アナリストの分析は、個人投資家や機関投資家の資産運用において重要な参考資料となります。