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ナスダック総合指数の歴史的な値動きの特徴は?

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2025/07/09 14:41


男性

40代

question

ナスダック総合指数が非常に激しく上下動を繰り返している指数であることを知りました。2000年のITバブル崩壊や2008年のリーマン・ショックのような暴落後でも、なぜ再び急激に上昇するのか、歴史的な値動きにはどのような特徴があるのか教えてもらえますか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

ナスダック総合指数は、ITやバイオなどの成長企業を中心に構成されているため、値動きが非常に大きいという特徴があります。歴史を振り返ると、特に2000年のITバブル崩壊時には約78%、2008年のリーマン・ショック時には約55%と、短期間に大きく下落しました。しかし、その後はGAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)といった巨大企業の成長や生成AIなどの新たなテクノロジーの台頭を背景に急回復し、過去の高値を更新してきました。

この指数への投資では、短期的な激しい値動きに惑わされず、最低でも5年以上の長期投資を前提とすることが重要です。また、自身がどの程度の価格変動に耐えられるかをあらかじめ理解しておく必要があります。さらに、米国債券やS&P500など、より安定的な資産と組み合わせてポートフォリオのバランスをとり、暴落時には慌てて売却せず、むしろ割安になったタイミングで積立投資を行うなど冷静な対応が望まれます。これがナスダック総合指数を運用する際の基本的な考え方です。

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ナスダック総合指数

ナスダック総合指数とは、アメリカの株式市場「NASDAQ(ナスダック)」に上場しているすべての銘柄を対象に算出される株価指数のことです。ハイテク企業や新興企業が多く上場している市場の動きを広く反映するため、特にIT・テクノロジー関連企業の株式動向を把握するうえで重要な指標となります。アップル、マイクロソフト、グーグル(アルファベット)など、世界を代表する企業が多く含まれており、指数の値動きは世界の投資家から注目されています。 この指数は時価総額加重平均型で、企業の規模が大きいほど指数への影響も大きくなります。初心者の方には、「アメリカのIT・ハイテク株がどう動いているかを見る温度計」と考えるとわかりやすいでしょう。株式市場全体のセンチメントやリスク志向を判断する材料としても使われます。

ITバブル

ITバブル(またはドットコムバブル)とは、1990年代後半から2000年ごろにかけて、インターネット関連企業の株価が急激に上昇し、その後崩壊した現象を指します。 特にアメリカでは、「.com(ドットコム)」と名前の付く企業への期待が過熱し、業績がほとんど出ていない企業の株価までが高騰しました。代表的な例として、Pets.comや当時のYahoo!などがあります。 しかし、企業の実態が追いついていないことが明らかになると、多くの株価が急落し、2000年以降バブルは崩壊しました。 この出来事は、投資において「期待だけで動く市場の危うさ」や「実体価値とのバランスの重要性」を教えてくれる代表的な歴史的事件の一つです。バブル崩壊後も生き残った企業(Amazonなど)は、その後大きな成長を遂げました。

リーマンショック

リーマンショックとは、2008年9月にアメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻したことをきっかけに、世界中の金融市場が混乱に陥った出来事を指します。この破綻はサブプライムローン問題に端を発しており、多くの金融機関が不良資産を抱え、信用不安が一気に広がった結果、株価の暴落や企業倒産、失業率の上昇といった深刻な経済危機を招きました。 日本を含む多くの国でも景気後退が起こり、個人投資家の資産が大きく目減りするなど、資産運用に大きな影響を与えました。リーマンショックは、金融リスク管理の重要性や、世界経済のつながりの強さを改めて認識させるきっかけとなり、今も金融教育やリスク分散の必要性を語る際によく引き合いに出されます。

ポートフォリオ

ポートフォリオとは、資産運用における投資対象の組み合わせを指します。分散投資を目的として、株式、債券、不動産、オルタナティブ資産などの異なる資産クラスを適切な比率で構成します。投資家のリスク許容度や目標に応じてポートフォリオを設計し、リスクとリターンのバランスを最適化します。また、運用期間中に市場状況が変化した場合には、リバランスを通じて当初の配分比率を維持します。ポートフォリオ管理は、リスク管理の重要な手法です。

GAFAM

GAFAMとは、アメリカの巨大IT企業5社の頭文字を組み合わせた略称で、具体的には以下の企業を指します。 - G:Google(現在の親会社名はAlphabet) - A:Apple - F:Facebook(現在の親会社名はMeta Platforms) - A:Amazon - M:Microsoft これらの企業は、インターネット、スマートフォン、クラウド、SNS、検索エンジン、電子商取引など、現代のデジタル経済のあらゆる分野で支配的な地位を占めています。そのため、GAFAMは単なる企業グループではなく、世界経済や株式市場の動向に大きな影響を与える存在とみなされています。 GAFAMの株価はS&P500やナスダック100といった主要株価指数の中でも特に大きなウェイトを占めており、その動きは指数全体、さらには世界中の投資家の心理に影響を与えます。また、革新的な技術やサービスを次々に生み出しており、成長株としても注目される存在です。 投資の観点では、成長性の高い一方で、バリュエーションの高さや規制リスク(独占禁止法など)にも注意が必要とされるため、個別投資やETF経由での投資を検討する際に理解しておくべき重要なグループです。

生成AI

生成AIとは、テキスト・画像・音声・動画などの新しいデータを、学習した情報をもとに自動的に作り出す人工知能のことです。従来のAIが「与えられたデータから判断する」役割だったのに対し、生成AIは「新しいものを生み出す」役割を持っています。 たとえば、ChatGPTのように文章を自動で生成したり、イラストや音楽、プログラムコードまで作り出すことができます。ビジネスやクリエイティブの現場でも幅広く活用されており、作業の効率化やアイデア創出の手助けとして注目されています。一方で、誤情報の生成や著作権の問題などもあり、利用にはルールや倫理の意識が求められています。

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