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ラップサービス契約後の定期的なチェックポイントはありますか?

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2025/07/14 10:28


男性

50代

question

ラップサービスは一度契約すれば自動で運用が続きますが、契約後も定期的に内容を見直すことが大切だと聞きます。具体的には、どのような点を定期的にチェックすべきなのでしょうか?運用成績の確認だけでなく、手数料や資産配分の変更、ライフプランの変化なども関係するのでしょうか。また、見直しの頻度や方法についても教えてください。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

ラップサービスは契約後も定期的な確認が大切です。運用が自動で行われるとはいえ、ご自身の状況や市場環境は変化するため、年に1回は内容を見直すことをおすすめします。

まず確認すべきは、運用成績が目標に沿っているかどうかです。短期的な値動きに一喜一憂する必要はありませんが、3年・5年といった中長期での成果を確認しましょう。

次に、手数料の負担が適正かどうかも重要です。毎年の運用報告書に記載された手数料の割合をチェックし、前年と比べて大きな変化がないかを見てください。

また、資産配分が当初の運用方針と大きくズレていないかも確認しましょう。必要に応じてリバランスが行われているか、担当者に確認するのも良い方法です。

加えて、NISA制度の改正や税制の変更などが運用に影響していないか、ライフスタイルの変化(退職や住宅購入など)が今の運用方針に合っているかも見直しのポイントです。

基本的には、半年〜1年に一度の定期チェックに加えて、生活に大きな変化があったときは、その都度見直すと安心です。自分に合った運用を続けるためにも、定期的な確認と担当者との対話を習慣にするとよいでしょう。

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ラップサービス

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アセットアロケーション(資産配分)

アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。

リバランス

リバランスとは、ポートフォリオを構築した後、市場の変動によって変化した資産配分比率を当初設定した目標比率に戻す投資手法です。 具体的には、値上がりした資産や銘柄を売却し、値下がりした資産や銘柄を買い増すことで、ポートフォリオ全体の資産構成比率を維持します。これは過剰なリスクを回避し、ポートフォリオの安定性を保つためのリスク管理手法として、定期的に実施されます。 例えば、株式が上昇して目標比率を超えた場合、その一部を売却して債券や現金に再配分するといった調整を行います。なお、近年では自動リバランス機能を提供する投資サービスも登場しています。

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NISAとは、「少額投資非課税制度(Nippon Individual Saving Account)」の略称で、日本に住む個人が一定額までの投資について、配当金や売却益などにかかる税金が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託などで得られる利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばその税金がかからず、効率的に資産形成を行うことができます。2024年からは新しいNISA制度が始まり、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できる仕組みとなり、非課税期間も無期限化されました。年間の投資枠や口座の開設先は決められており、原則として1人1口座しか持てません。NISAは投資初心者にも利用しやすい制度として広く普及しており、長期的な資産形成を支援する国の税制優遇措置のひとつです。

運用報告書

運用報告書とは、投資信託などの金融商品について、一定期間ごとの運用状況や成果、保有資産の内容、運用方針の変更点などをまとめて投資家に知らせるための書類です。投資信託を管理・運用している運用会社が作成し、通常は半年または1年ごとに発行されます。報告書には、基準価額の推移や分配金の実績、市場環境の変化なども記載されており、投資家が自分の資産がどのように運用され、どのような成果が出ているのかを確認する手助けになります。初心者にとっても、自分の資産がどこに投資され、どのような結果を生んでいるのかを理解するうえで、非常に役立つ資料です。

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