メットライフ生命の「ライフインベスト」で発生する主な費用は?
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2025/07/11 15:02
男性
60代
変額保険は運用益だけでなく手数料が成果に影響すると聞きました。メットライフ生命のライフインベストでは、契約期間中にどのような費用が差し引かれ、解約やスイッチング時にも追加コストが発生するそうです。具体的な内訳と料率、注意点を知りたいのですが、どのように確認し資金計画に組み込めば良いでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
メットライフ生命の「ライフインベスト」の費用は、三領域に分かれます。
第一に保険関係費用で、契約締結・維持や保険料収納に充てられるコストが保険料から控除されます。さらに特別勘定の管理費用が年率0.37%、基本保険金額保証費用が年率0.08%で日々ユニット価格から差し引かれ、運用残高が大きいほど影響が増します。死亡保障費用は被保険者の年齢と性別で変動し、毎月積立金から引き落とされる仕組みです。
第二に解約控除があり、契約日から十年間は解約や基本保険金額減額時に所定の金額が控除されます。経過年数に応じて逓減するものの、短期解約では元本割れが起こりやすいため注意が必要です。
第三にその他費用として積立金移転費用と年金管理費用があります。スイッチングは保険年度内15回まで無料ですが、16回目以降は1回2,500円が課金され、年金受取を選ぶと年金額の1%が都度控除されます。
これらの費用は確実に発生するため、期待利回りから料率を差し引いた手取りベースで運用計画を立て、過度なスイッチングや早期解約を避けることが長期リターンを守るポイントです。
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運用関係費用
運用関係費用とは、金融商品を保有している間に日々差し引かれるコストの総称です。投資信託なら信託報酬(運用会社・販売会社・受託銀行の報酬)が代表的ですが、購入時手数料や信託財産留保額、売買委託手数料も含めて把握する必要があります。 変額保険では特別勘定の運用管理費に加え、死亡保障コストや契約管理費が控除されるため、表面利回りと実質利回りの差が大きくなりがちです。商品選定では、目論見書や契約概要で「いつ・いくら差し引かれるか」を必ず確認しましょう。
解約控除
解約控除とは、保険や一部の投資商品を契約期間の途中で解約した場合に、契約者が受け取る解約返戻金などから差し引かれる手数料のことをいいます。特に契約から数年以内など、早い段階で解約した際に高めに設定されていることが多く、実際に受け取れる金額が大きく減ってしまうことがあります。 この制度は、販売時にかかった初期費用や運用の準備にかかるコストを回収するために設けられていますが、契約者にとっては思ったよりも少ない金額しか戻ってこないというリスクにつながります。そのため、商品選びの際には解約控除の有無やその金額、期間などをよく確認し、「途中で解約したらどうなるか」をあらかじめ理解しておくことがとても大切です。長期での運用を前提とした商品には特に注意が必要です。