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メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」完全ガイド──3タイプ比較・満期受取・特約・特別勘定まで網羅

メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」完全ガイド──3タイプ比較・満期受取・特約・特別勘定まで網羅

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執筆者:

公開:

2025.07.11

更新:

2025.07.11

ライフイベント生命保険変額保険

メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」は、過去の入院歴・がん罹患歴・現在の健康状態の3項目だけで申し込める簡易告知型です。運用先は13種類の特別勘定で、契約初年度はスイッチングが15回まで無料。

一方、解約控除は契約から10年間続くため、短期解約では元本割れリスクもあります。本ガイドでは3タイプの違いを起点に、満期受取方法、特約、費用構造まで整理し、最適な選び方を解説します。

サクッとわかる!簡単要約

本記事を読めば、簡易告知3項目で加入できる「基本・プラス・アドバンス」の構造を把握できます。

3種類ある中で、あなたに適した種類を選ぶためのポイントや有効活用法、運用効率を高めるコツなどを解説。それぞれの特徴やメリット、向いている人の特徴を知り、適した保険選びにお役立てください。

10年解約控除や各種費用を踏まえた資金計画のポイントも理解でき、自身のリスク許容度に合わせた最適タイプを選べるようになります。

目次

変額保険の特徴

ライフインベストシリーズの特徴

簡易告知(3 項目)のみで申込可能

13種類の特別勘定と無制限スイッチング

満期保険金の受け取り方法

付加できる特約

健康に関するコンシェルジュサービスが付帯

保険関係費用・運用関係費・解約控除の仕組み

「変額保険 ライフインベスト」のメリットやデメリット

基本的な商品構造

メリット

デメリット・注意点

向いている人

向かない人

「変額保険 ライフインベスト プラス」のメリットやデメリット

基本的な商品構造

メリット

デメリット・注意点

向いている人

向かない人

「変額保険 ライフインベスト アドバンス」のメリットやデメリット

基本的な商品構造

メリット

デメリット・注意点

向いている人

向いていない人

メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」の評判・口コミ

良い評判

悪い評判

変額保険の特徴

変額保険とは、死亡・高度障害などを保障しつつ保険料の一部を株式や債券で運用し、その成果に応じて解約返戻金や死亡保険金が増減する商品です。

保険会社は元本や利回りを保証しないため運用リスクは契約者負担ですが、長期的には市場成長の恩恵を享受できます。払込保険料は生命保険料控除の対象になるため、所得税・住民税を抑えられます。また、死亡保険金は「500万円×法定相続人」の非課税枠を利用でき、相続税対策にも有効です。

一般の終身保険よりインフレ耐性がある一方で、運用不振による元本割れや高めの保険関係費用、短期解約時の解約控除などに注意が必要です。

ライフインベストシリーズの特徴

メットライフ生命では、3種類の変額保険を取り扱っています。まずは、各保険に共通する特徴を見ていきましょう。

簡易告知(3 項目)のみで申込可能

ライフインベストは、加入時の告知項目が3つに限定された簡易告知型の変額保険です。具体的には、「過去2年以内の入院・手術歴」「過去5年以内のがん罹患歴」「現在の健康状態」の3点に回答すれば申し込みが可能で、医師の診査は不要です(ライフインベスト アドバンスの一部は4項目)。

これにより、従来の告知型保険では加入が難しかった方や、健康状態に不安のある方でも、一定条件を満たせば手軽に保障と資産運用を始められます。ただし、契約後の一定期間内に告知義務違反が判明した場合、保険金不支払いとなるリスクがあるため、事実に基づいた正確な申告が重要です。

13種類の特別勘定と無制限スイッチング

メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」シリーズでは、運用対象として13種類の特別勘定(ファンド)から選択できます。これらは主に株式型、債券型、バランス型、短期資金型に分類されており、国内外の市場や資産クラスに分散投資できます。

分類特別勘定名(正式名称)主な投資対象/運用スタイル
バランスバランス型30国内外の株式約30%、債券中心で安定重視
バランスバランス型50株式:債券=概ね5:5、成長と安定の中間
バランスバランス型70株式比率70%前後、株式中心の運用
バランスグローバルバランス型(円ヘッジあり)海外株・債券へバランスよく投資する
株式日本株式型日本株に広く分散投資
株式米国株式型(インデックス)S&P500との連動を目指す
株式米国株式型(アクティブ)米国主要株を厳選するアクティブ運用
株式世界株式型(インデックス)世界株式のベンチマークに連動
株式世界株式型(アクティブ)世界株をテーマ選定で上乗せリターン狙い
株式ESG世界株式型(インパクト投資)ESG評価やインパクト指標を重視した運用
債券世界債券型先進国公社債が中心の運用(為替ヘッジなし)
短期資金短期金融市場型元本変動を極小化した運用

ライフインベストシリーズでは、契約応当日から1年間に「15回まで」無料でスイッチングが可能です。16回目以降は、1回につき2,500円の手数料が発生します。

回数を超えた場合にコストがつく点も含め、変更頻度と投資戦略を契約時にしっかり計画しておくことが大切です。

変額保険の特別勘定については、以下のFAQをご覧ください。

満期保険金の受け取り方法

契約満了時に受け取る満期保険金については、以下の受け取り方法から選択できます。

受取方法年金タイプ・概要支払期間 / 保証主なメリット
一時金
(一括受取)
満期日に積立金をまとめて受取・直ちに自由に使える資金を確保
・一時所得控除(50万円)が使える
確定年金5・10・15年など定めた期間だけ毎年定額を受取期間終了後は支払終了・期間中は金額・回数が確定しており家計設計しやすい
保証期間付終身年金終身年金に最低の保証期間を付加生存中は一生涯・生存中は終身で受取継続
・早逝時も保証期間分は遺族に残せる
定額保証付終身年金受取総額を最低保証しつつ、終身で年金を支払う方式生存中は一生涯・「長生きしても不足しない」+「早逝しても総額確保」の両立

たとえば、教育費や住宅ローン完済など「まとまった支出」が決まっている場合は、一時金での受け取りが向いています。

老後の公的年金の上乗せが欲しい場合は、確定年金・保証期間付終身年金・定額保証付終身年金のいずれかを選択しましょう。

資金ニーズに応じて受け取り方を柔軟に設計できるため、将来的な資金管理の自由度が高い点もメリットといえます。

変額保険の保険金については、以下のFAQも参考にしてみてください。

付加できる特約

ライフインベストで付加できる特約は、以下のとおりです。

特約 / 特則概要
リビングニーズ特約余命6か月以内と判断された場合、死亡保険金を生前に前払いして受け取れる
三大疾病保険料払込免除特約がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定状態になると以後の保険料が免除
年金支払特約満期保険金や解約返戻金を年金形式で受け取れる
年金移行特約満期時に一時金のかわりに自動的に年金へ振り替える特約
給付金代理請求特約本人が請求できない状態でも、事前登録した家族が保険金・給付金を代理請求できる
介護給付特則(アドバンスのみ)要介護2以上(または所定認知症・機能障害180日継続)で介護年金または一時金を支払う

必要に応じて特約を付加すれば、医療リスクに備えたり満期保険金や解約返戻金を受け取る選択肢を増やしたりすることができます。

健康に関するコンシェルジュサービスが付帯

メットライフ生命では、契約後に健康に関するさまざまなサービスを受けられます。

  • 健康生活相談デスク
  • 感染症相談デスク
  • 育児相談デスク
  • 介護相談デスク
  • メンタルヘルス相談デスク

身体と心の不調や不安だけでなく、育児や介護の悩みについて、ヘルスカウンセラーに電話やチャットで相談できます。また、病気予防・早期発見のための検診・検査サポートも受けられるため、健康促進に役立つでしょう。

さらに、診断直後の病気や治療方法の相談から専門医によるセカンドオピニオン、重症化・再発予防のアドバイスも受けられます。基本的に無料(一部サービスは有料)で、24時間利用できます。

保険関係費用・運用関係費・解約控除の仕組み

ライフインベストでは、以下のようにさまざまな費用が発生します。

保険関係費用

費用項目年率控除方法
保険契約の締結・維持および保険料の収納に必要な費用被保険者の年齢、性別などにより異なる特別勘定への繰り入れの際に保険料から差し引く
特別勘定の管理に必要な費用年率0.37%日々、ユニット価格の計算の過程で差し引く
基本保険金額保証に関する費用年率0.08%日々、ユニット価格の計算の過程で差し引く
死亡保障などに必要な費用被保険者の年齢、性別などにより異なる契約日始および月単位の契約応当日始に積立金から差し引く

解約控除

契約日から10年間、解約時および基本保険金額の減額時に負担する費用です。経過期間(保険料を払い込んだ年月数)などに応じて、積立金から所定の金額が差し引かれます。

なお、控除額は経過期間などにより異なるため、一律では記載ありません。

その他の費用

費用項目費用額控除方法
積立金移転費用1保険年度につき15回目まで無料、16回目以降1回につき2,500円移転の都度、移転前の特別勘定の積立金から差し引く
年金管理費用年金額の1.00%年金受取時に差し引く

これらのコストは、加入者にとって確実に発生するマイナスリターンです。加入前にはさまざまな手数料が発生する点に留意しましょう。

変額保険の手数料やコストに関しては、以下のFAQも参考にしてみてください。

「変額保険 ライフインベスト」のメリットやデメリット

メットライフ生命の中で基本の変額保険である「ライフインベスト」について、特徴やメリット、デメリットなどを見ていきましょう。

基本的な商品構造

基本型では、シンプルな死亡保障と運用機能を組み合わせた設計が特徴です。最低保証付きの死亡保険金と、13種類の特別勘定による自由な運用が両立しており、資産形成を重視しながらも家族への保障を確保できます。

告知が簡素化されており、加入のハードルが比較的低い点もメットライフならではの特徴です。三大疾病保険料払込免除特約をはじめ、特約の後付けも可能です。

メリット

死亡保障が基本保険金額として最低保証されており、資産運用の成績にかかわらず家族への備えを維持できます。年金受取や据置運用など受取方法が柔軟で、将来的な資金ニーズに対応しやすい点も魅力です。

デメリット・注意点

満期保険金や解約返戻金は、運用結果次第で払込保険料累計額を下回る可能性があり、満期保険金に最低保証はありません。

向いている人

保障と長期運用を両立したい共働き世帯や、手厚い遺族補償を用意する必要がある子育て世帯に適しています。教育費や老後資金の準備を意識しつつ、万一の備えも確保できます。

当初10年以内に解約するとほとんど解約返戻金が戻らないため、10年以上の長期で資産形成を図りたい方にも向いているでしょう。

向かない人

流動性を重視した資産設計を考えている人や、元本保証を最優先にしたい保守的な姿勢の人には不向きです。

解約控除を踏まえると、10年以内に住宅購入・留学など大きな資金需要があり、途中解約の可能性が高い人も避けたほうがよいでしょう。

「変額保険 ライフインベスト プラス」のメリットやデメリット

医療に関する手厚い補償が欲しい方は、ライフインベスト プラスがおすすめです。基本情報やメリットなどを見ていきましょう。

基本的な商品構造

ライフインベスト プラスは、死亡・高度障害・三大疾病に備えられます。保険金は基本保険金額が最低保証されており、あなたや家族にとって安心につながるでしょう。

急性心筋梗塞以外の心疾患(狭心症、心不全など)や脳卒中以外の脳血管疾患も補償されるため、幅広い疾病をカバーできる点が特徴です。

保険期間の満了時に生存している場合は、特別勘定の運用実績に応じた満期保険金を受け取れます。

メリット

死亡保障・高度障害保障・三大疾病保障を1つの保険で準備できるため、健康リスクに手広く備えられます。急性心筋梗塞以外の心疾患(狭心症、心不全、心筋症)も補償対象に含まれるため、家系的に心疾患のリスクが大きい方にとって、安心材料となるでしょう。

急性心筋梗塞は1日以上の入院、急性心筋梗塞以外の心疾患は継続20日以上の入院または所定の手術で保険金が支払われます。保険金は医療費に充てるのはもちろん、生活費にも充当できるため、働けない間も家族の生活を守れます。

デメリット・注意点

ライフインベスト プラスには医療に関する補償が付帯するため、通常の「ライフインベスト」よりも保険料が高くなります。

シミュレーションせずに「手厚い補償を用意したいから」という理由で契約すると、保険料が家計を圧迫する可能性があります。契約日から10年以内に解約すると、解約控除により元本割れが発生する可能性が高いため、注意が必要です。

向いている人

家族を養っており、健康リスクに備えたい人に向いています。死亡や高度障害だけでなく。三大疾病にも備えられるため、長期的にわたって就労が難しい状況になっても安心です。

家族歴に三大疾病がある方や、健康診断での指摘を機に保障の強化を検討している方にとって、合理的な選択肢となるでしょう。

向かない人

「死亡保険は死亡保険」「医療保険は医療保険」と明確に分けたい人には、ライフインベスト プラスは向きません。また、健康保険組合や共済組合に加入しており、健康保険から手厚い給付を受けられる方は、医療に関する補償が不要な可能性があります。

公的医療保険や現在の預貯金で十分に医療費をカバーできる場合、ライフインベスト プラスは過剰な保障になる可能性が考えられるでしょう。

「変額保険 ライフインベスト アドバンス」のメリットやデメリット

運用を重視したい方は、ライフインベスト アドバンスがおすすめです。

基本的な商品構造

ライフインベスト アドバンスは、災害保障期間付変額保険(有期型) で、第1保険期間(10年間)と第2保険期間に分かれています。

契約後10年間の保障が抑制されている一方で、より多くの保険料を運用に回せるため、効率のよい資産形成が期待できます

なお、ライフインベスト アドバンスでは以下4つのプランから選択できます。

項目プラン1(資産形成重視)プラン2(資産形成重視+介護保障)プラン3(運用成果還元)プラン4(運用成果還元+介護保障)
変動保険金なしなしありあり
介護保障なしありなしあり
運用成果の活用満期時のみ満期時のみ保険期間中も可能保険期間中も可能
変動保険金減額--1保険年度に2回を限度として可能1保険年度に2回を限度として可能
資産形成効率最高中(変動保険金分減少)中(変動保険金分減少)

メリット

第1保険期間中の保障を抑制しつつ効率的な資産形成を行えるうえに、プラン3・4では運用が好調な場合に変動保険金が保障に上乗せされます。一定の保障を得つつも、積極的に運用できる点はライフインベスト アドバンスならではのメリットです。

プラン2・4では、公的介護保険制度の要介護2以上の状態に該当または所定の「認知症」や「機能障害」による要介護状態が180日継続した場合、保険金を受け取れます。

4つの選択肢から自分に適したプランを選択できるため、自分のリスク許容度や介護への備えの必要性に応じて、柔軟に決められます。

満期保険金は一時金または年金で受け取るか、そのまま終身保険への切り替えも可能です。契約満了日における状況に応じて、保険金を受け取るか補償を継続するか柔軟に選択できます。

デメリット・注意点

第1保険期間中の保障は抑制されているため、場合によっては保証が不十分になるかもしれません。

第1保険期間中の死亡・高度障害保険金は既払込保険料相当額が上限になるため、契約してから間もないうちに万が一の事態が起こると、遺族へ十分な補償を残せない点に注意しましょう。ただし、第1保険期間中に不慮の事故による傷害で死亡したとき、または所定の感染症で死亡したときは基本保険金額が保障されます。

また、他の種類と同様に、契約日から10年間に解約すると所定の解約控除がかかるため、長期的な加入が求められる点を押さえておきましょう。

向いている人

第1保険期間中に保障が抑制される点を受け入れつつ、資産形成の効率性を重視する人に向いています。保障コストを抑制することで運用効率を向上できる点は、ライフインベスト アドバンスならではのメリットです。

具体的には、保障は薄くても問題ないDINKS世帯や、死亡保障を自力でまかなえる金融資産を持つ世帯であれば、効率的な積立・運用手段となり得るでしょう。また、通常の変額保険による補償に加えて、介護保障も併せて準備したい人にも向いています。

「満了時に満期保険金を受け取るか、終身保険への変更を状況に応じて選択したい」と考えている人にとっても、使い勝手のよい保険といえるでしょう。

向いていない人

当初から手厚い死亡保障や高度障害状態への保障が欲しい方は、ライフインベスト アドバンスは向きません。たとえば、小さな子どもがいる家庭を支えている人にとって、保障が不十分である可能性が十分に考えられるでしょう。

また、保障の内容がやや複雑であるため、シンプルな保険商品を求める人にとってはハードルが高いと感じるかもしれません。

契約後にプランを変更することはできないため、加入時には慎重な判断が求められます。保障に対する安心感を重視したい方は、通常の「ライフインベスト」または「ライフインベスト プラス」のほうが無難でしょう。

ライフインベストにも、さまざまな変額保険があります。おすすめの変額保険をまとめた記事も、併せてご覧ください。

メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」の評判・口コミ

投資のコンシェルジュが独自に集計した、加入者からの評判や口コミを紹介します。

良い評判

健康診断で再検査の項目があったため不安でしたが、無事に加入できました。また、最近の株高や円安で資産も順調に増えています。(40代 男性)


一時金だと一気に使ってしまう不安があったので、確定年金へ振り替える年金移行特約を追加しました。公的年金の上乗せとして、計画的に生活費に充てています。(60代 男性)


告知のみで加入できるシンプルな手続きや、年金移行特約による出口戦略の取りやすさなどを高く評価する声が見られました。

ライフインベストは保障と運用を同時に実現できる柔軟性に加えて、三大疾病・介護状態にも備えられる点が魅力です。

悪い評判

運用関係費や保険関係費の負担が重い。仕組みを理解しないまま契約した自分も悪いが、これなら普通に投資をしたほうがよい。(40代 男性)


三大疾病と最低保証に魅力を感じて加入したが、特約を付けた結果、月額保険料が3万円近くなった。今のところ保険料は払えているが、今後は少し不安。(40代 男性)


保険関係費・運用関係費・年金管理費などが日々控除され、コストに関する悪い評判が見られました。ライフインベストに限らず、変額保険は自分で投資をするよりもコストが高くなってしまう点に注意が必要です。

また、元本割れや為替変動の影響が現実化した際に、解約控除期間が長いため身動きが取りづらい点もストレス要因となり得ます。掛け捨ての保険と比較すると保険料が高くなるため、加入前には長期的に保険料を支払えるかどうかの確認が欠かせません。

よくある質問(FAQ)

この記事のまとめ

ライフインベストは、死亡保障を確保しつつ運用自由度を取り入れたい人向けの変額保険です。簡易告知で加入しやすく、13特別勘定と年15回無料スイッチングで戦略的に資産形成を図れますが、10年間の解約控除などコスト面の負担も大きいため要注意です。

契約前には資金拘束期間と保障水準をシミュレーションし、不安があれば専門家に相談してから決めると安心です。

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柴田充輝

金融系ライター

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。

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平準払

平準払とは、保険や年金などの金融商品で一定期間にわたり毎回同じ金額を支払う方法を指します。支払額が一定なので、家計の見通しを立てやすく、長期的にゆとりをもって資金計画を組みやすい点が特徴です。 特に保険では、契約期間中ずっと同額の保険料を支払うため、初期負担が抑えられ、将来的に保険料が急増するリスクもありません。結果として、安定したキャッシュフローを確保しつつ長期の保障や資産形成を無理なく続けられるメリットがあります。

一時払

一時払とは、保険契約や年金商品などで、将来の保険料や掛金をすべて契約時にまとめて一括で支払う方式を指します。 支払いが一度で完了するため、以後の保険料負担や支払忘れのリスクがなく、長期的な保障や運用効果を早期に確定させられる点が特徴です。 利息や割引が適用されて総支払額が平準払より少なくなる場合もありますが、契約時に多額の資金を準備する必要があり、資金流動性が低下することや一括投資ゆえのタイミングリスクが生じる点には留意が必要です。

短期払

短期払とは、保険や年金などの契約で、保障や運用が長く続く一方、保険料の支払いを数年から十数年程度の比較的短い期間で完了させる方式を指します。 契約時点では平準払より毎回の負担が大きくなりますが、払込期間が終われば以後の保険料が不要になるため、現役時代に支払いを済ませて老後の固定費を抑えたい人や、収入が多い時期に前倒しで支払って税金控除を利用したい人に向いています。 また、払込完了後は保障が続くため、将来の保険料上昇リスクや支払忘れの心配を減らせる点もメリットです。ただし、早期に大きな資金を拠出するため、家計の流動性や他の資産運用とのバランスを慎重に検討する必要があります。

変額保険

変額保険とは、死亡保障を持ちながら、保険料の一部を投資に回すことで、将来受け取る保険金や解約返戻金の金額が運用成績によって変動する保険商品です。 保険会社が提供する複数の投資先から自分で選んで運用することができるため、運用がうまくいけば受け取る金額が増える可能性があります。 ただし、運用がうまくいかなかった場合は、受け取る金額が減ることもあります。保障と資産運用の両方を兼ね備えた商品ですが、元本保証がない点には注意が必要です。投資初心者の方には、仕組みを十分に理解したうえで加入することが大切です。

特別勘定

特別勘定とは、主に保険会社が提供する変額保険や年金商品などで使われる仕組みで、契約者から預かったお金を、会社の他の資産とは分けて管理するための専用の勘定のことです。 この仕組みにより、運用による損益は契約者に直接反映され、保険会社の経営状況とは切り離して資産が守られる仕組みになっています。 たとえば、変額保険では、特別勘定の中で株式や債券などの資産を運用し、その運用結果によって将来受け取る金額が変動します。初心者にとっては、特別勘定は「自分のお金がどのように運用されているかが見える透明な箱」とイメージすると理解しやすいです。

解約控除

解約控除とは、保険や一部の投資商品を契約期間の途中で解約した場合に、契約者が受け取る解約返戻金などから差し引かれる手数料のことをいいます。特に契約から数年以内など、早い段階で解約した際に高めに設定されていることが多く、実際に受け取れる金額が大きく減ってしまうことがあります。 この制度は、販売時にかかった初期費用や運用の準備にかかるコストを回収するために設けられていますが、契約者にとっては思ったよりも少ない金額しか戻ってこないというリスクにつながります。そのため、商品選びの際には解約控除の有無やその金額、期間などをよく確認し、「途中で解約したらどうなるか」をあらかじめ理解しておくことがとても大切です。長期での運用を前提とした商品には特に注意が必要です。

スイッチング

スイッチングとは、確定拠出年金(iDeCoや企業型DC)でよく使われる用語で、すでに保有している運用商品を売却し、その資金で別のファンドに乗り換えることを指します。たとえば、安定重視の債券型ファンドから、成長を狙った株式型ファンドに変更するなど、市場環境やライフプランの変化に応じて資産配分を見直すための重要な手段です。 確定拠出年金の仕組みでは、このスイッチングは同一制度内で完結するため、多くの場合、売却や購入に手数料がかからず、非課税で実行できます。ただし、ファンドによっては信託財産留保額やスプレッドなど、乗り換え時にコストが発生する場合もあるため、注意が必要です。 投資初心者にとっては、「口座の中で資産を入れ替える仕組み」と理解するとイメージしやすく、自分の年齢やリスク許容度に応じて運用を柔軟に調整できる便利な機能です。長期的な資産形成を続けるうえで、定期的な見直しとスイッチングの活用は大きな効果を発揮します。

満期保険金

満期保険金とは、保険契約で定められた期間が終了したときに、契約者や被保険者に支払われるお金のことをいいます。たとえば、10年や20年などの一定期間保険料を払い続け、満期になったときにその保険が「満了」すると、あらかじめ決められた金額が支払われます。 このお金は、死亡や病気などのリスクに備えるだけでなく、貯蓄のように将来の資金づくりにも役立つという特徴があります。特に学資保険や養老保険などでよく使われる仕組みです。

確定年金

確定年金とは、あらかじめ決められた一定期間にわたり年金が支給される仕組みで、受取人が期間中に亡くなっても残りの年金が遺族へ支払われる点が特徴です。 生存期間にかかわらず給付が保証されるため、老後資金の計画が立てやすく、遺族の生活資金としても安心感があります。ただし、終身年金のように長生きリスクへの備えは十分ではないため、受取期間を超えて長生きした場合は年金が途切れる可能性があることを理解しておく必要があります。

保証期間付終身年金

保証期間付終身年金とは、受取人が生存している限り年金を終身で受け取り続けられるうえ、あらかじめ定めた「保証期間」の間に万が一亡くなった場合でも、その残りの期間分は遺族が受け取れる仕組みの年金です。 長生きリスクに備えられる終身年金のメリットを保ちつつ、早期に死亡した際の遺族の生活資金も確保できるため、老後の安心と家族への備えを両立しやすい点が特徴です。 ただし保証期間を過ぎてから死亡した場合は、一般の終身年金と同様に死亡時点で年金が終了するため、遺族への給付は行われません。また、保証期間を設けることで保険料や年金額が変動する場合があるため、ライフプランに合わせた期間設定と資金計画が重要になります。

定額保証付終身年金

定額保証付終身年金は、一生涯にわたり毎年同じ金額(定額)の年金を受け取れる終身年金に、最低受取総額の保証が組み合わされた仕組みです。 契約時点で将来の年金額が確定しているため資金計画が立てやすく、受取累計額があらかじめ定めた「保証金額」(多くの場合は払い込んだ年金原資と同額)に達する前に被保険者が亡くなった場合でも、残額が遺族へ年金や一時金として支払われる点が特徴です。 これにより、長生きしても年金が途切れず、早期に死亡しても払い込んだ元本相当額が無駄になりにくいという二重の安心を提供します。

リビング・ニーズ特約

リビング・ニーズ特約とは、生命保険の被保険者が余命6か月以内などの診断を受けた場合に、死亡保険金の全部または一部を生前に受け取れる仕組みです。 医療費や介護費など多額の出費が急に必要になる場面で、保険金を先に受け取ることで生活資金を確保しやすくなります。受け取った後も契約を消滅させずに続けられるケースが多く、残りの保険金や保障内容は契約時の条件に従って変動します。 税金面では非課税枠や控除の対象になることもあり、利用前に受取額や相続税・所得税への影響を確認することが大切です。

三大疾病保険

三大疾病保険とは、がん・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかと医師に診断されたとき、あるいは所定の状態に該当したときに、一時金が支払われる保険です。治療費はもちろん、仕事を休むことで減少する収入や、介護・生活環境の整備などの費用にも充てられるため、医療保険や公的医療保障を補完しながら家計への影響を抑える役割を果たします。保険会社や商品によって給付条件や支払上限、診断後の免責期間に違いがありますので、契約前に内容をよく確認し、自分のライフプランや貯蓄状況に合った保障額を選ぶことが大切です。

運用関係費用

運用関係費用とは、金融商品を保有している間に日々差し引かれるコストの総称です。投資信託なら信託報酬(運用会社・販売会社・受託銀行の報酬)が代表的ですが、購入時手数料や信託財産留保額、売買委託手数料も含めて把握する必要があります。 変額保険では特別勘定の運用管理費に加え、死亡保障コストや契約管理費が控除されるため、表面利回りと実質利回りの差が大きくなりがちです。商品選定では、目論見書や契約概要で「いつ・いくら差し引かれるか」を必ず確認しましょう。

簡易告知型保険

簡易告知型保険とは、加入時に行う健康状態の確認を「はい・いいえ」で答えられる数項目の質問に絞り、医師の診査や詳細な健康診断書を省略できる保険商品です。 持病や年齢によって一般の保険へは入りづらい方でも加入しやすい点が特徴ですが、その分保険料は標準的な保険より高めに設定される傾向があります。 また、契約から一定期間は給付額が制限されたり、保障範囲が限定的であったりする場合があるため、手軽さとコスト、保障内容を比較しながら加入を検討することが大切です。

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