メットライフ生命の「ライフインベスト」が向かない人の特徴は?
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2025/07/11 15:02
男性
30代
変額保険は運用成果によって解約返戻金が変動すると知っていますが、メットライフ生命の「ライフインベスト」は長期運用向きだと聞きました。短期資金需要や保障内容の過不足を心配していますが、具体的にどのような人には適さない商品なのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
メットライフ生命の「ライフインベスト」は長期運用を前提とした変額保険で、契約から十年間は解約控除が発生します。この期間に住宅購入や留学費用など大きな資金需要が生じる可能性が高い人は、途中解約で元本割れが起こりやすいため適しません。
また、満期保険金や解約返戻金に元本保証がないため、運用損失を許容できない超保守的な投資姿勢の人も避けるべきです。プラス型は医療保障が重複しやすく、既に十分な医療保険に加入している人には過剰保障となり掛金が割高になります。
アドバンス型は契約前半の保障を抑えて運用を優先する設計のため、小さな子どもを抱え高額の死亡保障を早期から必要とする世帯には不十分です。さらに複数プランや特約を組み合わせる設計は比較的複雑であり、シンプルな保険を求める人には理解コストが高くストレスとなります。
自分のライフプランとリスク許容度を照合し、短期資金需要や保障目的が優先する場合は別商品を検討することが賢明です。
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流動性
流動性とは、資産を「現金に変えやすいかどうか」を表す指標です。流動性が高い資産は、短時間で簡単に売買でき、現金化しやすいという特徴があります。例えば、上場株式や国債は市場で取引量が多く、いつでも売買できるため、流動性が高い資産とされています。 一方、不動産や未上場株式のように、売買相手を見つけるのが難しかったり、取引に時間がかかったりする資産は、流動性が低いといえます。 投資をする際には、自分が必要なときに資金を取り出せるかを考えることが重要です。特に初心者は、流動性が高い資産を選ぶことで、急な資金需要にも対応しやすく、リスクを抑えることができます。
元本保証
元本保証とは、投資や預金において、満期まで保有すれば最低でも投資した元本が保証される仕組みを指します。銀行預金や一部の保険商品などが該当し、元本が減るリスクを抑えられるため、安全性を重視する人に向いています。しかし、元本保証がある商品は一般的に利回りが低く、インフレによる実質的な購買力の低下を考慮する必要があります。
解約控除
解約控除とは、保険や一部の投資商品を契約期間の途中で解約した場合に、契約者が受け取る解約返戻金などから差し引かれる手数料のことをいいます。特に契約から数年以内など、早い段階で解約した際に高めに設定されていることが多く、実際に受け取れる金額が大きく減ってしまうことがあります。 この制度は、販売時にかかった初期費用や運用の準備にかかるコストを回収するために設けられていますが、契約者にとっては思ったよりも少ない金額しか戻ってこないというリスクにつながります。そのため、商品選びの際には解約控除の有無やその金額、期間などをよく確認し、「途中で解約したらどうなるか」をあらかじめ理解しておくことがとても大切です。長期での運用を前提とした商品には特に注意が必要です。
変額保険
変額保険とは、死亡保障を持ちながら、保険料の一部を投資に回すことで、将来受け取る保険金や解約返戻金の金額が運用成績によって変動する保険商品です。 保険会社が提供する複数の投資先から自分で選んで運用することができるため、運用がうまくいけば受け取る金額が増える可能性があります。 ただし、運用がうまくいかなかった場合は、受け取る金額が減ることもあります。保障と資産運用の両方を兼ね備えた商品ですが、元本保証がない点には注意が必要です。投資初心者の方には、仕組みを十分に理解したうえで加入することが大切です。
死亡保障
死亡保障とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族などの受取人に対して保険金が支払われる仕組みのことをいいます。主に生命保険に含まれる保障内容であり、家計の支え手が亡くなった際の遺族の生活費や教育資金、住宅ローンの返済などを補うために活用されます。 死亡保障の金額や期間は契約内容によって異なり、定期保険のように一定期間のみ保障されるものや、終身保険のように一生涯保障が続くものがあります。自分に万が一のことがあったときに、大切な人たちが経済的に困らないように備える目的で利用されるため、ライフプランに応じた保障額の設定が重要です。また、保障を手厚くすると保険料も高くなるため、必要な金額と負担のバランスを考えることが大切です。