アセットアロケーションとポートフォリオの違いは何ですか?
アセットアロケーションとポートフォリオの違いは何ですか?
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2025/06/10 14:41
男性
40代
資産運用の本を読むと「まずアセットアロケーションを決めよ」とあります。一方で「分散されたポートフォリオを組むべき」とも聞きます。両者は同じ意味に見えますが、実際にはどう区別され、どちらを先に考えるべきなのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
アセットアロケーションは資産クラス間の「配分比率」を決める設計図です。ゴールや運用期間、許容できる下落幅から逆算し、株式○%、債券○%、現金○%のように家計の予算枠を作るイメージです。ポートフォリオは、その枠内で具体的に選択した投資信託やETF、個別株などの「銘柄の集合体」を指します。
まず配分枠を固めることで市場変動に左右されにくい骨格が整い、その後に銘柄を選定すれば、魅力的に見える商品に偏ってリスクが一点集中する事態を防げます。戦略(アセットアロケーション)を先に、実装(ポートフォリオ)を後にという順序が、長期目標をぶらさない王道です。
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アセットアロケーション(資産配分)
アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。
ポートフォリオ
ポートフォリオとは、資産運用における投資対象の組み合わせを指します。分散投資を目的として、株式、債券、不動産、オルタナティブ資産などの異なる資産クラスを適切な比率で構成します。投資家のリスク許容度や目標に応じてポートフォリオを設計し、リスクとリターンのバランスを最適化します。また、運用期間中に市場状況が変化した場合には、リバランスを通じて当初の配分比率を維持します。ポートフォリオ管理は、リスク管理の重要な手法です。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
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分散投資とは、資産を安全に増やすための代表的な方法で、株式や債券、不動産、コモディティ(原油や金など)、さらには地域や業種など、複数の異なる投資先に資金を分けて投資する戦略です。 例えば、特定の国の株式市場が大きく下落した場合でも、債券や他の地域の資産が値上がりする可能性があれば、全体としての損失を軽減できます。このように、資金を一カ所に集中させるよりも値動きの影響が分散されるため、長期的にはより安定したリターンが期待できます。 ただし、あらゆるリスクが消えるわけではなく、世界全体の経済状況が悪化すれば同時に下落するケースもあるため、投資を行う際は目標や投資期間、リスク許容度を考慮したうえで、計画的に実行することが大切です。





