アクサ生命の評判は悪いと聞きましたが、本当ですか?
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2025/09/18 10:24
女性
30代
生命保険を検討している中で、アクサ生命を検討しています。外資系の大手グループに属していると聞きますが、実際の利用者からの評判はどのようなものが多いのでしょうか。契約前に長所や短所を理解しておきたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
アクサ生命はフランス発祥のアクサグループを母体とする生命保険会社で、日本では2000年に設立されました。世界的な保険グループの一員として、財務基盤は比較的安定しており、ソルベンシー・マージン比率も適正水準を維持しています。
グローバル規模でのブランド力と、がん保険や医療保険、変額保険といった幅広い商品ラインナップが強みとされています。特に資産形成を意識した保険商品を選びたい人や、第三分野の保険に関心がある人には評価が高い傾向があります。
一方で評判の中には、営業担当者によって説明内容や提案の丁寧さに差があるとする声も見られます。契約後のサポートや問い合わせ対応についても、担当者次第で満足度が変わるため注意が必要です。外資系である点を不安に感じる人もいますが、日本国内での規制や監督を受けて運営されているため、会社の信頼性自体に大きな問題はありません。
顧客満足度調査では中位程度の評価を受けることが多く、特に給付金支払いの迅速性や手続きの簡便性については一定の評価があります。一方、保険料水準については他社との比較検討が必要でしょう。
検討の際には公式情報だけでなく、実際に商品を利用した人の口コミや、複数社の保険を比較することが重要です。特に保障内容や保険料の条件が自身のライフプランに合っているかを確認し、加入後のサポート体制を重視して判断することをおすすめします。
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第3分野とは、日本の保険制度における保険商品の分類のひとつで、主に医療保険やがん保険、介護保険、就業不能保険など、人の病気やケガ、入院、手術、介護といった「生きている間のリスク」に備える保険を取り扱う分野です。 生命保険(第1分野)や損害保険(第2分野)のいずれにも当てはまらない性質を持つため、両者の中間的な存在として定義されています。第3分野の保険は、入院日数や手術回数などに応じて給付金が支払われる仕組みが多く、医療費や生活費の補填に役立ちます。近年は医療技術の進歩や高齢化の影響で、需要が高まっている分野でもあり、将来に備えて検討する価値の高い保険といえます。
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ライフプランとは、人生のさまざまな出来事や目標を見据えて立てる長期的な生活設計のことを指します。結婚、出産、住宅購入、子どもの教育、老後の生活など、将来のライフイベントにかかる費用や時期を見積もり、それに向けた貯蓄や投資の計画を立てることがライフプランの基本です。 ライフプランを立てることで、お金に対する不安を減らし、将来の備えを具体的に考えることができます。そして資産運用は、このライフプランに沿って行うことで、無理のない範囲でお金を増やし、将来の安心につなげることができます。たとえば、子どもの教育資金には中期の積立型投資信託、老後資金にはiDeCoやNISAを活用するなど、目的に応じた運用が可能になります。 自分や家族のライフイベントに合わせて計画的に資産を増やすことが、将来の安心と豊かさにつながります。
保障内容
保障内容とは、保険に加入したときに、どのような場合にどの程度の金額やサービスが支払われるのかといった、保険契約の具体的な中身を指します。たとえば、死亡時に遺族に保険金が支払われる、病気やけがで入院した際に給付金が出る、働けなくなった場合に収入を補う保険金が支払われるなど、保険商品によってその内容はさまざまです。保障内容を正しく理解することで、いざというときに「思っていた保障が受けられなかった」といったトラブルを避けることができます。資産運用やライフプランを立てるうえでも、自分に必要な保障が何かを見極めるために欠かせない視点です。