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アメリカの主要な経済指標が出てくるスケジュールを教えて下さい

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2024/12/25 02:20


男性

40代

question

現在NISA等で資産運用をしています。市場の変化を見るために、米国雇用統計を見ているのですが、他にも重要指標が発表されているかと思います。どのような指標がどんなスケジュールで発表されているのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

米国の主要経済指標は、時差(夏時間=ET+13時間、冬時間=ET+14時間)を意識してカレンダーに組み込むと、市場変動の背景を的確に把握できます。以下は代表的な発表スケジュールです。

金融政策

  • FOMC(連邦公開市場委員会):年8回(約6週間ごと)
  • ベージュブック:FOMCの2週間前
  • FOMC議事録:会合後3週間

雇用

  • 新規失業保険申請件数:毎週木曜
    8:30
    ET(21:30/22:30
    JST)
  • ADP雇用統計:雇用統計の2日前水曜
    8:15
    ET
  • 雇用統計(NFP):毎月第1金曜
    8:30
    ET

インフレ

  • 消費者物価指数(CPI):毎月10~14日頃
    8:30
    ET
  • 生産者物価指数(PPI):CPI翌日
    8:30
    ET
  • 個人消費支出デフレーター(PCE):毎月下旬
    8:30
    ET

景況感・需要

  • ISM製造業景況指数:毎月第1営業日
    10:00
    ET
  • ISM非製造業景況指数:毎月第3営業日
    10:00
    ET
  • 小売売上高:毎月中旬
    8:30
    ET
  • 耐久財受注:毎月下旬
    8:30
    ET

成長(GDP)

  • 速報値(Advance):四半期終了後約1か月
    8:30
    ET
  • 改定値(Second):速報値の1か月後
  • 確定値(Third):改定値の1か月後

これら週次・月次・四半期データの発表日を事前に把握しておけば、短期的な値動きに振り回されず長期投資のリバランスや追加投資の判断材料として活用できます。管理が難しい場合は、日程を自動取り込みできる経済指標カレンダーや専門家のサポートを活用すると効率的です。

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ISM製造業景況感指数

ISM製造業景気指数とは、アメリカの製造業の現在の景気の状態の印象を示す指標。これは米供給管理協会(Institute for Supply Management)がアメリカ国内の300社以上の製造業にアンケートを実施し、公表しているものである。アメリカはGDPランキングにおいて1位の国であり世界の経済動向を反映しやすい点と、毎月第一営業日にこの指標は発表されるのでほかの指標に比べて速報性がある点で、この指標は有用であるとされている。具体的には「生産」、「新規受注」、「在庫」、「価格」、「雇用」などの項目について、前月と比較し結果をスコアで表す。50が景気判断の分岐点となっており、50を上回ると製造業の景況が良く、50を下回ると悪化していることを示している。

FOMC(Federal Open Market Committee/連邦公開市場委員会)

FOMC(Federal Open Market Committee、連邦公開市場委員会)は、米国の金融政策を決定する最高意思決定機関です。米連邦準備制度(FRB)が、インフレ抑制・雇用最大化・経済安定化を目的に、政策金利(FF金利)の調整や金融市場の流動性管理を行います。 FOMCは年8回開催され、米国の景気・物価動向・雇用状況を評価し、政策金利の変更や量的緩和・量的引き締めなどの金融政策を決定します。会合後には声明が発表され、議長の記者会見が行われます。 FOMCの決定は、米国経済だけでなく、世界の金融市場にも大きな影響を与えます。市場予想と異なる決定が出た場合、株式市場・債券市場・為替市場が大きく変動することがあります。一般的に、利上げが発表されると株価は下落し、ドル高が進行し、債券価格は下落します(利回りは上昇)。反対に、利下げが発表されると株価は上昇し、ドル安が進行し、債券価格は上昇します(利回りは低下)。 日本では「日銀金融政策決定会合」がFOMCに相当しますが、決定プロセスには違いがあります。FOMCはFRB理事7名と地方連銀総裁5名の計12名による投票で政策を決定し、金融政策の透明性が高いのが特徴です。

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