臨時収入が入ったので、投資に回したいと思っています。初心者は何を買えばよいでしょうか?
臨時収入が入ったので、投資に回したいと思っています。初心者は何を買えばよいでしょうか?
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2026/01/29 12:15
男性
40代
臨時でまとまったお金が入り、せっかくなら将来のために投資に回したいと考えています。初心者でも無理なく始められる商品や、選ぶ際に注意すべきポイントを知りたいです。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
臨時でまとまったお金が入ったときに「将来のために投資に回したい」と考えるのは、とても自然な判断です。一方で、初心者の場合は「何に投資するか」よりも先に、進め方と前提を整えることが重要になります。
まず確認したいのは、その資金のすべてを投資に回してよいかどうかです。当面の生活費や、近い将来に使う予定のあるお金(引っ越し、車、教育費など)を除いたうえで、使い道が決まっていない余裕資金だけを投資に充てるのが基本です。生活防衛資金として、少なくとも数か月分の生活費は預金で確保しておくと安心です。
初心者が無理なく始めやすい商品としては、まず投資信託が挙げられます。中でも、国内外の株式や債券に広く分散投資するインデックス型の投資信託は、個別銘柄を選ぶ必要がなく、値動きも比較的なだらかです。少額から積立でき、長期で続けやすい点も初心者向きです。もし非課税制度が使える状況であれば、新NISAなどの活用も検討するとよいでしょう。
選ぶ際に注意したいポイントは、大きく三つあります。
一つ目は、短期間で増やそうとしないことです。値動きのある商品は、短期では上下に振れますが、長期で見ることでリスクはならされやすくなります。
二つ目は、商品内容が理解できないものに手を出さないことです。「よく分からないけれど儲かりそう」という理由で選ぶと、値下がり時に判断ができなくなります。
三つ目は、コストです。信託報酬などの手数料は、長期では確実に差になります。できるだけシンプルで低コストな商品を選ぶことが大切です。
また、臨時収入を一度にまとめて投資するのが不安な場合は、時間を分けて投資する方法も有効です。たとえば、数か月から1年ほどに分けて投資することで、購入時期による価格変動の影響を抑えやすくなります。
大切なのは、「正解の商品」を探すことよりも、「自分の目的・期間・許容できるリスク」に合った形で始めることです。投資のコンシェルジュでは、家計状況や将来の目標を整理したうえで、どのくらいの金額を、どのような商品で、どのペースで始めるのが無理がないかを一緒に確認できます。迷いがある場合は、最初に全体像を整理してから動くことで、安心して投資をスタートできます。
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余裕資金
余裕資金とは、日常生活に必要な支出や、もしものときのための予備費を差し引いたあとに手元に残るお金のことです。このお金は、すぐに使う予定がなく、生活に支障をきたさない範囲で自由に使えるため、投資や資産運用に回すことができます。投資を始める際には、この余裕資金の範囲内で行うことが基本であり、生活費や緊急時の資金まで投資に回してしまうと、思わぬリスクに対応できなくなる可能性があります。そのため、自分にとっての余裕資金がどれくらいかをきちんと把握することが、健全な資産運用の第一歩となります。
生活防衛資金
生活防衛資金とは、万が一の病気や失業、災害などで収入が途絶えた場合でも、一定期間は生活を維持できるように、あらかじめ確保しておく現金のことです。投資を始める前にまず準備しておくべきお金で、一般的には生活費の3か月から6か月分を目安にするとされています。 この資金は、株や投資信託のように価格が変動する商品ではなく、すぐに引き出せる預金などで保管するのが望ましいとされています。生活防衛資金がしっかりと確保されていれば、投資のリスクを過度に恐れずに冷静な判断がしやすくなり、精神的な安心感にもつながります。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
インデックス投資(指数投資)
インデックス投資(指数投資)とは、特定の株価指数(インデックス)と同じ動きを目指して投資する方法のことを指します。たとえば、日経平均株価やS&P500といった市場全体の動きを示す指数に連動するように、同じ銘柄を同じ比率で組み入れることで、指数全体の成績を再現しようとする投資手法です。個別の銘柄を選ぶのではなく、幅広い銘柄に分散して投資するため、リスクが抑えられやすく、長期的な資産形成に向いているとされています。運用コストも比較的低く、初心者にも始めやすいのが特徴です。近年では、ETFやインデックスファンドを通じて指数投資を行う投資家が増えており、資産運用の基本的な選択肢の一つとなっています。
分散投資
分散投資とは、資産を安全に増やすための代表的な方法で、株式や債券、不動産、コモディティ(原油や金など)、さらには地域や業種など、複数の異なる投資先に資金を分けて投資する戦略です。 例えば、特定の国の株式市場が大きく下落した場合でも、債券や他の地域の資産が値上がりする可能性があれば、全体としての損失を軽減できます。このように、資金を一カ所に集中させるよりも値動きの影響が分散されるため、長期的にはより安定したリターンが期待できます。 ただし、あらゆるリスクが消えるわけではなく、世界全体の経済状況が悪化すれば同時に下落するケースもあるため、投資を行う際は目標や投資期間、リスク許容度を考慮したうえで、計画的に実行することが大切です。
新NISA
新NISAとは、2024年からスタートした日本の新しい少額投資非課税制度のことで、従来のNISA制度を見直して、より長期的で柔軟な資産形成を支援する目的で導入されました。この制度では、投資で得られた利益(配当や売却益)が一定の条件のもとで非課税になるため、税負担を気にせずに投資ができます。新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠が用意されており、年間の投資可能額や総額の上限も大幅に引き上げられました。 また、非課税期間が無期限となったことで、より長期的な運用が可能となっています。投資初心者にも利用しやすい仕組みとなっており、老後資金や将来の資産形成の手段として注目されています。








