BRICsに投資する投資信託にはどのようなものがありますか?また注意点があれば教えて下さい
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2025/08/29 08:41
男性
30代
BRICs諸国(ブラジル・ロシア・インド・中国など)に分散投資できる投資信託にはどのような種類があるのでしょうか。また、BRICs特有のリスクなど注意すべき点があれば、教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
BRICsに投資する投資信託には、大きく分けて インデックス型 と アクティブ型 があります。インデックス型は、MSCI BRIC指数など特定の指数に連動することを目指すもので、手数料が比較的低く、シンプルに分散投資ができるのが特徴です。一方、アクティブ型はファンドマネージャーが独自に銘柄を選定して運用するため、成績が指数を上回る可能性がある一方で、運用手数料が高めになる点には注意が必要です。
投資対象の比率にも違いがあります。BRICsといっても、実際には中国やインドの割合が高く、ブラジルやロシアは組み入れが限定的な場合も少なくありません。そのため、商品ごとの国別比率を確認し、自分が想定する分散効果が得られるかを把握することが大切です。
注意すべきリスクとしては、まず 為替リスク が挙げられます。新興国通貨は値動きが大きいため、為替の変動がリターンに大きく影響します。さらに、政情不安や資源価格の変動、規制強化などによる 政治・経済リスク もあります。加えて、先進国市場に比べて取引量が少ないため価格変動が急激になりやすい 流動性リスク にも留意が必要です。
総じて、BRICs投資信託は成長性が期待できる一方、リスクの振れ幅も大きい商品です。初心者の方が取り入れる場合は、ポートフォリオ全体の一部に限定し、長期的な成長を狙う「サテライト投資」として活用するのがおすすめです。
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インデックス型ETF
インデックス型ETF(上場投資信託)は、日経平均株価やS&P500などの株価指数(インデックス)に連動する運用を目指すETF(Exchange Traded Fund)のことです。 ETFは株式のように証券取引所で売買でき、手数料が比較的安いのが特徴です。インデックス型は特定の指数に沿った運用をするため、個別銘柄の選定が不要で、分散投資がしやすいメリットがあります。 例えば、「S&P500 ETF」はS&P500指数に連動し、アメリカの代表的な500社に分散投資できます。少額から投資可能で、長期投資や資産形成に向いているため、多くの投資家に人気です。
アクティブ型ETF
アクティブ型ETFとは、上場投資信託(ETF)の一種で、運用担当者が銘柄の選定や売買のタイミングを判断しながら、指数にとらわれず積極的に運用するタイプのETFです。一般的なETFは日経平均株価やS&P500などの指数に連動するように機械的に運用される「パッシブ型」が主流ですが、アクティブ型はより高い成果を目指して柔軟に投資戦略を変える点が特徴です。 運用の自由度が高い分、手数料はやや高めになることがありますが、うまく運用されれば市場平均を上回るリターンが期待できる可能性があります。ETFとして証券取引所に上場しているため、株式と同じようにリアルタイムで売買できる点も魅力のひとつです。
MSCI BRIC指数
MSCI BRIC指数とは、アメリカの金融サービス会社MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が算出・公表している株価指数で、BRICと呼ばれる4つの新興国、すなわちブラジル、ロシア、インド、中国の代表的な企業で構成されています。 この指数は、これらの国々の経済成長や市場の動向を投資家が把握するための指標として利用されています。BRIC諸国は、高い成長率や豊富な資源、人口の多さなどから、将来的な経済発展が期待されており、世界中の投資家から注目されています。MSCI BRIC指数は、新興国投資の成果を測るためのベンチマークとして活用されることが多く、関連する投資信託やETFも存在します。
為替リスク
為替リスクとは、異なる通貨間での為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動し、損失が生じる可能性のあるリスクを指します。 たとえば、日本円で生活している投資家が米ドル建ての株式や債券に投資した場合、最終的なリターンは円とドルの為替レートに大きく左右されます。仮に投資先の価格が変わらなくても、円高が進むと、日本円に換算した際の資産価値が目減りしてしまうことがあります。反対に、円安が進めば、為替差益によって収益が増える場合もあります。 為替リスクは、外国株式、外貨建て債券、海外不動産、グローバルファンドなど、外貨に関わるすべての資産に存在する基本的なリスクです。 対策としては、為替ヘッジ付きの商品を選ぶ、複数の通貨や地域に分散して投資する、長期的な視点で資産を保有するなどの方法があります。海外資産に投資する際は、リターンだけでなく、為替リスクの存在も十分に理解しておくことが大切です。
政治リスク
政治リスクとは、ある国や地域の政治状況の変化が、経済活動や投資に悪影響を与える可能性を指すリスクのことです。たとえば、政権交代や規制強化、課税方針の変更、国有化、戦争や暴動などが発生すると、企業活動や市場に大きな混乱をもたらすことがあります。 特に新興国や政情が不安定な国では、政治リスクの影響が顕著に現れることが多く、投資先として検討する際には慎重な判断が求められます。資産運用では、こうした政治的な動向が為替、株価、金利、商品価格などに広く影響するため、グローバルな投資を行う際には不可欠な視点となります。投資先の多様化(分散投資)や情報収集を通じて、こうしたリスクに備えることが重要です。
流動性リスク
流動性リスクとは、資産を売却したいときに市場で買い手が見つからず、希望する価格で売却できないリスクのことを指します。特に市場が混乱した場合や、取引量の少ない資産では、このリスクが顕著になります。例えば、不動産や未上場株式、流動性の低い債券などは、売却に時間がかかることが多く、想定よりも低い価格での取引を余儀なくされる場合があります。金融機関や企業にとっては、必要な資金を調達できずに支払いが滞る可能性があることを意味し、経済危機や市場の急激な変動時には特に注意が必要です。投資ポートフォリオを構築する際には、資産の換金しやすさを考慮し、現金や流動性の高い資産とのバランスを取ることが重要とされます。