投資の知恵袋
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勤務先で持株会に加入しています。確定申告は必要でしょうか?
回答済み
1
2026/01/29 12:17
男性
勤務先の持株会に加入し、毎月給与から天引きで自社株を購入しています。配当金を受け取ったり、株価が上がった場合に確定申告が必要でしょうか。
回答をひとことでまとめると...
持株会は株価が上がっただけでは申告不要です。配当・売却益が課税対象で、特定口座(源泉徴収あり)なら申告不要も可能です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
持株会で自社株を買っていても、株価が「上がっただけ」では課税されず、確定申告も不要です。税金が関係するのは、主に「配当を受け取ったとき」と「売却して利益(譲渡益)が確定したとき」です。
配当金は通常、支払時点で約20.315%が源泉徴収されます。多くは申告不要を選べますが、損益通算して税負担を下げたい・還付を受けたい場合は、あえて確定申告する選択肢があります(給与の年末調整では配当は精算されません)。
売却益は、持株会から証券口座へ移管後に売却して利益が出た場合に課税対象になります。特定口座(源泉徴収あり)で売却していれば申告不要を選べることが多い一方、一般口座や特定口座(源泉徴収なし)で売却した場合は原則として確定申告が必要です。損が出た年は申告により損益通算・繰越控除ができる場合があります。
「配当の受取方法(口座区分)」と「売却の有無・口座区分」で結論が変わるため、状況確認が重要です。投資のコンシェルジュでは、持株会と口座状況を踏まえたうえで、資産形成のアドバイスを行っています。是非お気軽にご活用ください。
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関連質問
2025.06.23
“持株会はやめとけと言われましたがなぜでしょうか?”
A. 給与と株価が同じ会社に集中し業績悪化時に二重打撃を受けやすく、売却制限で損切回避も困難なためです。
2025.09.09
“持株会とNISAはどちらがおすすめですか?”
A. 持株会とNISAは一長一短があり、併用が理想です。持株会で会社の優遇を活かしつつ、NISAで分散投資するのがおすすめです。
2025.09.09
“持株会に積み立てたお金は引き出し可能でしょうか?”
A. 持株会の積立金は直接引き出せず、株式を売却して現金化します。売却には時間や制約があり、税金も発生します。
2025.06.23
“持株会の奨励金は課税対象でしょうか?”
A. 原則は給与扱いで所得税・住民税および社会保険料がかかりますが、社内規程により社保から除外される場合もあるため自社へ確認しましょう。
2025.09.09
“持株会で保有している自社株をNISA口座に移管できますか?”
A. 持株会で取得した自社株はNISA口座へ移管できません。NISAは新規購入時のみ利用可能で、非課税枠活用は別途口座での買付が必要です。
2025.07.08
“持株会の配当金に税金はかかるのでしょうか?申告は必要ですか?”
A. 従業員持株会では配当金は口座に入らず自動再投資されますが、税法上は受け取ったとみなされ課税されます。通常申告は不要ですが、条件によっては申告で還付が受けられる場合もあります。
関連する専門用語
持株会
持株会とは、企業の従業員が自社の株式を計画的に購入し、長期的に保有することを目的とした制度です。多くの企業が従業員の資産形成を支援するために導入しており、給与天引きで少額から積立投資が可能です。通常、企業は奨励金を支給することで従業員の購入を促し、株式の安定的な保有を図ります。従業員にとっては、奨励金によるリターンの向上や、長期的な株価上昇の恩恵を受ける機会がある一方、株価下落のリスクも伴います。また、企業側にとっては従業員の経営参画意識を高めるメリットがあります。持株会の制度は企業ごとに異なり、加入条件や奨励金の有無、売却の制限などが定められています。長期的な資産形成の一環として活用されることが多く、日本企業では広く普及している制度の一つです。
配当(配当金)
配当とは、会社が得た利益の一部を株主に分配するお金のことをいいます。企業は利益を出したあと、その一部を将来の投資に使い、残った分を株主に還元することがあります。このときに支払われるお金が配当金です。株を持っていると、持ち株数に応じて定期的に配当金を受け取ることができます。多くの場合、年に1回または2回支払われ、企業によって金額や支払い時期は異なります。配当は企業からの「お礼」のようなもので、株を長く持ち続ける理由の一つになることがあります。
源泉徴収
源泉徴収とは、給与や報酬、利子、配当などの支払いを受ける人に代わって、支払者があらかじめ所得税を差し引き、税務署に納付する制度です。特に給与所得者の場合、会社が毎月の給与から所得税を控除し、年末調整で過不足を精算します。 この制度の目的は、税金の徴収を確実に行い、納税者の負担を軽減することです。例えば、会社員は確定申告を行わずに納税が完了するケースが多くなります。ただし、個人事業主や一定の副収入がある人は、源泉徴収された金額を基に確定申告が必要になることがあります。 また、配当金や利子の源泉徴収税率は原則20.315%(所得税15.315%+住民税5%)ですが、金融商品によって異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
キャピタルゲイン(売却益/譲渡所得)
キャピタルゲインとは、株式や不動産、投資信託などの資産を購入した価格よりも高く売却したことによって得られる利益のことです。一般的な経済用語としては「売却益」と呼ばれ、資産運用における収益のひとつとして広く使われています。日本の税法においては、このキャピタルゲインは「譲渡所得」として分類され、確定申告などで所得として扱われます。つまり、経済的な意味ではキャピタルゲインと譲渡所得は同様の概念を指しますが、前者が広義の利益、後者が課税対象としての所得という違いがあります。投資の成果を判断したり、税金を計算したりするうえで、両者の使われ方を正しく理解することが大切です。
特定口座
特定口座とは、投資家の税金計算を簡便にするための口座形式です。証券会社が運用益や損益を自動計算し、年間取引報告書を発行します。特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があり、「源泉徴収あり」を選択すれば、税金が取引時点で自動的に納付されます。これにより、確定申告が不要になるため、多くの投資家に利用されています。ただし、損益通算や損失の繰越控除を行う場合は確定申告が必要です。
確定申告
確定申告とは、1月1日から12月31日までの所得を計算して翌年の2月16日から3月15日に申告し、納税する手続き。多くの会社では年末調整を経理部がしてくれるが、確定申告をすると年末調整では受けられない控除を受けることができる場合もある。確定申告をする必要がある人が確定申告をしないと加算税や延滞税が発生する。





