育休手当は申請後、どのくらいで振り込まれるのでしょうか?また、一般的な支給日の目安を教えてください。
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2025/10/31 09:18
男性
40代
育児休業を取得してからしばらく経ちますが、育休手当の振込がまだ確認できません。申請から支給までにどのくらいの期間がかかるのか、一般的な支給スケジュールや支給日の目安を具体的に教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
育児休業給付金(育休手当)の振込は、初回であれば申請からおおむね1.5〜2.5か月後、長い場合は3か月程度かかるのが一般的です。
以降は原則2か月ごとの支給となり、申請が受理されてから2〜4週間ほどで指定口座に振り込まれます。支給日は毎月決まっているわけではなく、申請時期やハローワークの審査状況、金融機関の営業日により前後します。
振込が遅れる主な理由は、申請書類の不備や添付漏れ、賃金証明書の誤記入、口座情報の誤り、就労状況の変化などによる審査差し戻しです。特に初回申請は、本人や事業主の準備や資格確認に時間がかかるため、審査が長引く傾向にあります。
また、申請期限にも注意が必要です。各支給対象期間の末日の翌日から4か月以内に申請しなければならず、遅れると支給対象外になるおそれがあります。
以上を踏まえると、初回は育休開始から2〜3か月後、以降はおおむね2か月ごとに振込が行われると考えておくのが現実的です。もし3か月以上経っても入金がない場合は、事業主を通じて申請受理の有無を確認し、必要に応じてハローワークへ進捗照会を行うのが確実です。
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育児休業給付金
育児休業給付金とは、赤ちゃんが生まれたあとに育児のために仕事を休む人に対して、雇用保険から支給されるお金のことです。この制度は、子どもが1歳になるまで(一定条件を満たせば最長2歳まで)育児に専念できるよう、収入を一部補うことを目的としています。対象となるのは雇用保険に加入していて、一定期間働いていた労働者で、男女問わず利用できます。 支給額は、休業前の給与の67%(一定期間以降は50%)で、会社から給与が出ていないことが条件となります。出産手当金が終わったあとに引き続き申請されるケースが多く、家計を支える大切な制度の一つです。手続きは会社を通して行うのが一般的です。
支給単位期間
支給単位期間とは、雇用保険などの給付金を計算し、実際に支給する際の基本的な期間の区切りを指します。一般的には「28日間」が1単位とされており、この期間ごとに給付額が計算されて、失業手当や育児休業給付金などが支払われます。たとえば、育児休業給付金の場合は、この28日間ごとに申請と支給が行われ、その間の就労状況や育児の継続などが確認されます。支給単位期間を理解しておくことで、給付金のタイミングや金額の計算がしやすくなり、生活設計を立てるうえでも重要な知識となります。
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期間伸長とは、ある手続きや契約などにおいて、もともと決められていた期限や期間を延ばすことをいいます。たとえば、相続税の申告期限や、遺産分割協議の完了時期、税金の納付期限などで、やむを得ない事情があるときに期間の延長を申請し、認められればその期限が後ろにずれることになります。 行政機関や裁判所に対して正式な申請を行うことが一般的で、理由や証拠を提出しなければならない場合もあります。期間伸長が認められるかどうかは個別の事情によって異なるため、制度の理解と適切な対応が求められます。





