出生後休業支援給付金の対象者は誰ですか?
出生後休業支援給付金の対象者は誰ですか?
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2026/01/29 12:15
女性
30代
出生後休業支援給付金について、自分が対象になるのか判断できません。受給できる「対象者」の条件を具体的に教えてください。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
出生後休業支援給付金の対象になるかどうかは、主に「雇用保険の加入状況」と「出生直後に実際に取得した育児休業の内容」によって判断されます。まず前提として、取得した休業が雇用保険の育児休業給付(出生時育児休業給付金または育児休業給付金)の対象となる休業であることが必要です。この前提を満たさない場合、出生後休業支援給付金の対象にはなりません。
次に確認すべき点は、子の出生直後の一定期間内に、産後パパ育休を含む育児休業を「通算14日以上」取得しているかどうかです。休業は連続していなくても構わず、分割して取得した日数を合算して判定します。母親が産後休業を取得する場合には、対象期間の考え方が広がるケースもあるため、家庭ごとの状況に応じた確認が必要です。
制度上は原則として「両親ともに14日以上の育児休業を取得すること」が想定されていますが、すべての家庭にこの要件が当てはまるわけではありません。配偶者が無業や自営業で育児休業を取得できない場合、産後休業中である場合、DVなどの事情により別居している場合など、配偶者の育休取得を要件としない例外も設けられています。自分が例外に該当するかどうかは、家庭状況と配偶者の就労形態を踏まえて判断します。
制度の解釈や日数カウントで迷いやすいため、実務上は勤務先の人事・総務に対して、「取得予定の休業が育児休業給付の対象になるか」「14日要件のカウント方法」「配偶者要件の扱い」をまとめて確認することが重要です。
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出生後休業支援給付金
出生後休業支援給付金とは、主に父親が子どもが生まれた後に一定期間育児のために休業を取った場合、その期間の収入減少を補う目的で支給される給付金です。いわゆる「産後パパ育休」(出生時育児休業)と呼ばれる制度の利用を後押しするために設けられた新しい支援制度で、雇用保険に加入している労働者が対象です。 通常の育児休業給付金とは異なり、子どもの出生直後という限られたタイミングで取得した休業に対して支給され、柔軟な取得(分割や短期取得)ができるのが特徴です。支給額は休業前の賃金の一定割合で、育児と仕事の両立を促進し、特に男性の育児参加を進めるために制度化されました。申請は勤務先とハローワークを通じて行われ、手続きや取得時期をあらかじめ計画することが重要です。
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雇用保険とは、労働者が失業した際に一定期間、給付金を受け取ることができる公的保険制度です。日本では、労働者と事業主がそれぞれ保険料を負担しており、失業給付だけでなく、教育訓練給付や育児休業給付なども提供されます。 この制度は、収入が途絶えた際の生活資金を一定期間補う役割を果たし、資産の取り崩しを抑えるという意味でも、資産運用と補完的な関係にあります。雇用の安定を図るとともに、労働市場のセーフティネットとして重要な位置を占めています。
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育児休業給付金とは、赤ちゃんが生まれたあとに育児のために仕事を休む人に対して、雇用保険から支給されるお金のことです。この制度は、子どもが1歳になるまで(一定条件を満たせば最長2歳まで)育児に専念できるよう、収入を一部補うことを目的としています。対象となるのは雇用保険に加入していて、一定期間働いていた労働者で、男女問わず利用できます。 支給額は、休業前の給与の67%(一定期間以降は50%)で、会社から給与が出ていないことが条件となります。出産手当金が終わったあとに引き続き申請されるケースが多く、家計を支える大切な制度の一つです。手続きは会社を通して行うのが一般的です。
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産後パパ育休とは、子どもが生まれてから8週間以内の期間に、父親が取得できる特別な育児休業制度のことです。正式名称は「出生時育児休業」ですが、より親しみやすい呼び方として「産後パパ育休」と広く使われています。2022年の法改正によって導入されたこの制度は、従来の育児休業とは別に取得できるため、より柔軟に育児に関わることができます。最大で4週間まで取得でき、2回に分けて休むことも可能です。これにより、出産直後の母親の負担を軽減し、父親が積極的に育児参加できる環境が整えられています。経済的にも「出生時育児休業給付金」が支給されるため、収入面での不安もある程度軽減されます。
配偶者
配偶者とは、法律上正式に結婚している相手、つまり夫または妻のことを指します。日本では、婚姻届を提出し受理されることで法的な配偶者関係が成立します。配偶者は税制や社会保険、相続など多くの制度において重要な位置づけにあります。たとえば、一定の収入条件を満たすと「配偶者控除」や「配偶者特別控除」といった税の優遇を受けられるほか、社会保険では「被扶養者」として健康保険に加入できる場合もあります。また、相続の場面では、配偶者は法定相続人の一人として財産の一部を受け取る権利があります。配偶者という概念は、生活上のパートナーであると同時に、法律や制度上の権利・義務を共有する存在でもあります。





