マニュライフ生命「こだわり変額保険I型」の特徴は?
回答受付中
0
2025/06/12 15:13
男性
30代
保険と投資を一体で行える商品を探しています。マニュライフ生命の「こだわり変額保険I型」は運用成果によって保険金が変わると聞きましたが、具体的にどのような運用コースや保障内容があり、他社の変額保険と比べたメリット・注意点は何でしょうか?初心者にもわかるように教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
こだわり変額保険I型は満期のある変額保険で、保険料を国内外株式型・債券型・バランス型など複数の特別勘定に配分し、運用成果が満期保険金や解約返戻金に直接反映されます。
配分比率は契約後も変更できるため、市場環境やライフステージに合わせてリバランスが可能です。死亡・高度障害時には基本保険金額が支払われますが、運用不振で元本割れすれば保障額も目減りします。保険料は解約控除が逓減する設計で、10年未満の途中解約では控除と市場下落が重なり損失が拡大しやすい点に注意が必要です。
一方、満期時に支払われる保険金を将来の教育資金や退職準備金へ充当できる柔軟性があり、長期投資の楽しみを味わいたい人には魅力的です。契約前に特別勘定の信託報酬や保険関係費用を比較し、長期運用の資金計画とリスク許容度を確認することが成功の鍵となります。
関連記事
関連質問
関連する専門用語
満期保険金
満期保険金とは、保険契約で定められた期間が終了したときに、契約者や被保険者に支払われるお金のことをいいます。たとえば、10年や20年などの一定期間保険料を払い続け、満期になったときにその保険が「満了」すると、あらかじめ決められた金額が支払われます。 このお金は、死亡や病気などのリスクに備えるだけでなく、貯蓄のように将来の資金づくりにも役立つという特徴があります。特に学資保険や養老保険などでよく使われる仕組みです。
特別勘定
特別勘定とは、主に保険会社が提供する変額保険や年金商品などで使われる仕組みで、契約者から預かったお金を、会社の他の資産とは分けて管理するための専用の勘定のことです。 この仕組みにより、運用による損益は契約者に直接反映され、保険会社の経営状況とは切り離して資産が守られる仕組みになっています。 たとえば、変額保険では、特別勘定の中で株式や債券などの資産を運用し、その運用結果によって将来受け取る金額が変動します。初心者にとっては、特別勘定は「自分のお金がどのように運用されているかが見える透明な箱」とイメージすると理解しやすいです。
変額保険
変額保険とは、死亡保障を持ちながら、保険料の一部を投資に回すことで、将来受け取る保険金や解約返戻金の金額が運用成績によって変動する保険商品です。 保険会社が提供する複数の投資先から自分で選んで運用することができるため、運用がうまくいけば受け取る金額が増える可能性があります。 ただし、運用がうまくいかなかった場合は、受け取る金額が減ることもあります。保障と資産運用の両方を兼ね備えた商品ですが、元本保証がない点には注意が必要です。投資初心者の方には、仕組みを十分に理解したうえで加入することが大切です。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
元本割れ
元本割れとは、投資で使ったお金、つまり元本(がんぽん)よりも、最終的に戻ってきた金額が少なくなることをいいます。たとえば、100万円で投資信託を購入したのに、解約時に戻ってきたのが90万円だった場合、この差額10万円が損失であり、「元本割れした」という状態です。 特に、価格が変動する商品、たとえば株式や投資信託、債券などでは、将来の価格や分配金が保証されているわけではないため、元本割れのリスクがあります。「絶対に損をしたくない」と考える方にとっては、このリスクを正しく理解することがとても重要です。金融商品を選ぶときには、利回りだけでなく元本割れの可能性も十分に考慮しましょう。