SBI新生銀行が「やばい」「危ない」と言われる理由はなんですか?
SBI新生銀行が「やばい」「危ない」と言われる理由はなんですか?
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2026/01/08 11:09
男性
40代
ネットでSBI新生銀行について「やばい」「危ない」という意見を見かけ、不安になっています。銀行として何か問題があるのか、過去の経緯や現在の状況など、初心者でも分かる形で教えてほしいです。預金しても大丈夫なのか判断できず、基本的なポイントを知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
SBI新生銀行が預金者にとって直ちに危険という状況ではありません。預金保険の範囲内で利用する限り、一般的な銀行と同じ水準で安全性を考えてよい銀行です。ただし、ネット上で「やばい」と言われる背景には、かつての経営破綻や公的資金問題など、過去のイメージが強く残っている事情があります。
同銀行は、1998年に破綻した日本長期信用銀行の流れをくむため、歴史的な印象から「危ない」という声が出やすい側面があります。その後の公的資金返済の遅れや、SBIによるTOBが話題になったことで、危機的な印象が誇張されて広まっている面もあります。現在はSBIグループ傘下で運営されており、自己資本比率や不良債権比率は監督基準を満たし、経営状態が急激に悪いという状況にはありません。公的資金も段階的に返済が進められています。
預金者にとって最も重要なのは、銀行の評判よりも、預金が制度的に守られているかどうかです。日本の預金保険制度により、1行あたり元本1,000万円と利息は保護されるため、この範囲内で分散していれば過度に心配する必要はありません。また、高金利商品が多いことから心配されることもありますが、ネット銀行が預金獲得戦略として金利を上げるのは一般的であり、危険のサインとは限りません。いずれにしても、預金と投資商品を混同しないこと、1行への集中を避けることを意識すれば、安心して利用できる銀行です。
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預金保険制度
預金保険制度とは、金融機関が破綻した場合に、預金者の資産を一定額まで保護する制度のことである。日本では、預金保険機構がこの制度を運営しており、銀行や信用金庫などの金融機関が加入している。通常、元本1,000万円とその利息までが保護対象となるが、決済性預金(利息の付かない当座預金など)は全額保証される。この仕組みにより、金融システムの安定性が維持され、預金者の信用が確保される。一方で、投資信託や外貨預金などは預金保険の対象外であるため、資産運用においてはリスク管理が求められる。安全性を重視した資産運用を考える際に、預金保険の適用範囲を理解することが重要である
TOB(株式公開買付)
特定の企業の株式を、市場取引ではなく公開の場で株主から直接買い付ける方法です。買付期間や価格、予定株数などを事前に公表し、投資家は提示条件を踏まえて売却を検討します。 通常、市場価格より高めに買付価格が設定されることで既存株主に売却を促すインセンティブが働き、買収成立を目指すのが一般的です。 買収後の経営方針や企業価値向上策などを明確に示すことで、投資家や市場の理解を得やすくなります。ただし、敵対的TOBの場合は経営陣や他の大株主との対立に発展することもあります。
自己資本比率
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