ソニー生命の学資保険が満期になったら、どのように保険金を請求すればよいですか?
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2025/08/24 09:03
男性
30代
進学時期に合わせて、学資保険の満期保険金を確実に受け取りたいです。ソニー生命の学資保険での請求方法や受取方法など、実務上の流れと注意点を知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ソニー生命の学資保険の満期学資金請求は、2024年11月1日より手続きが大幅に簡素化されています。
保険契約者が満期保険金の受取人と同一人である等、所定の条件を満たす契約に対して、請求書の提出を省略し、満期保険金等を支払う取扱いが開始されています。
従来は、満期時に請求書を保険会社から受け取り記入して返送する必要がありましたが、この手続きが簡便になったため、満期保険金等の受け取りがスムーズになります。
自動支払いの条件を満たさない場合は、従来通りの手続きが必要です。満期を迎える月の2ヶ月前にお客さまに案内書類をソニー生命から発送されます。その後の手続きは契約状況により異なり、原則として請求書類の記入・返送が不要な場合と、記入・返送が必要な場合があります。
満期日以降に不備のない請求書をソニー生命に提出した場合は、到着した翌日から起算して原則5営業日以内に支払われます。
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関連する専門用語
満期保険金
満期保険金とは、保険契約で定められた期間が終了したときに、契約者や被保険者に支払われるお金のことをいいます。たとえば、10年や20年などの一定期間保険料を払い続け、満期になったときにその保険が「満了」すると、あらかじめ決められた金額が支払われます。 このお金は、死亡や病気などのリスクに備えるだけでなく、貯蓄のように将来の資金づくりにも役立つという特徴があります。特に学資保険や養老保険などでよく使われる仕組みです。
保険証券
保険証券とは、保険会社と契約者との間で締結された保険契約の内容を証明する正式な書面です。契約者名や被保険者、保険期間、保険金額、保険料、受取人などの基本情報が記載されており、いわば保険契約の「原本」に当たります。 保険金を請求する際や契約内容を確認する場面では欠かせない資料となるため、自宅での保管だけでなく、万一の紛失に備えて電子データやコピーを別途管理しておくと安心です。 なお、証券を紛失しても契約自体が無効になるわけではなく、保険会社に届け出れば再発行や証明書の発行を受けられますが、手続きに時間がかかることがあるため注意が必要です。
保険金受取人
保険金受取人とは、生命保険や医療保険などの契約において、被保険者が亡くなったり給付条件を満たしたときに、保険金を受け取る権利を持つ人のことをいいます。契約者があらかじめ指定しておき、原則として書面により自由に変更することも可能です。 たとえば、生命保険では、被保険者が死亡した場合に保険金受取人が保険会社から死亡保険金を受け取ります。この受取人の指定によって、相続人以外の人が保険金を受け取ることもでき、保険金は原則として相続財産ではなく「受取人固有の財産」として扱われるのが特徴です。 ただし、相続税の課税対象にはなるため、課税上は「みなし相続財産」として取り扱われます。資産運用や相続対策の場面では、誰を受取人に指定するかが、遺産分割の公平性や納税負担に大きな影響を与える重要なポイントとなります。
約款(やっかん)
約款(やっかん)とは、保険や金融商品などの契約において、契約内容やルール、権利義務などをまとめた文書のことを指します。特に保険契約では、商品ごとに「保険の対象」「支払われる条件」「支払われない場合(免責事項)」「保険料の払い方」などが詳細に定められており、契約者と保険会社双方のルールブックのような役割を果たします。 多くの場合、あらかじめ定型化された内容で構成されており、契約者はこれを個別に交渉することなく「合意する形」で契約を結びます。そのため、内容を理解せずに契約すると、「思っていた保障が受けられない」「請求条件を満たしていなかった」といったトラブルの原因になることもあります。契約前には約款を確認し、必要に応じて内容を理解することが重要です。