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終身保険はいらないと友人に言われました。本当にいらないのでしょうか?

終身保険はいらないと友人に言われました。本当にいらないのでしょうか?

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2026/01/29 12:18


女性

30代

question

終身保険は「いらない」と友人に言われましたが、本当に不要なのか不安です。家族構成・貯蓄状況・必要保障額を踏まえ、自分にも当てはまるのかを判断したいです。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

終身保険が「いらない」と言われやすいのは、死亡保障と貯蓄機能が一体になっており、その分保険料が高く、途中解約の自由度が低いという構造的な特徴があるからです。必要な保障と合っていない形で加入すると、家計や資産形成の柔軟性を損ないやすく、この点が否定的に語られる背景になっています。

不要になりやすいのは、子どもが小さく当面の必要保障額が大きいにもかかわらず、その全額を終身保障で賄おうとして保険料負担が重くなっている場合や、すでに十分な貯蓄があり、死亡時の資金を別途確保できている場合です。また、運用目的を主として加入したものの、元本割れの可能性や資金を自由に引き出せない点が合わないと感じるケースもあります。こうした場合には、一定期間だけ必要な保障は定期保険や収入保障保険で確保し、貯蓄や運用はNISAなどの制度で分けて行う方が、全体として合理的になりやすいと言えます。

終身保険が必要かどうかを判断する際には、まず万一のときに本当に必要となる金額を整理することが出発点になります。生活費や教育費などから遺族年金や既存の貯蓄を差し引き、どの程度の保障が必要かを概算します。そのうえで、その保障が「一定期間だけ必要なもの」と「一生涯あった方がよいもの」に分けられるかを考え、最後に、その保険料が貯蓄や投資を無理なく続けられる水準に収まっているかを確認することが重要です。

一方で、終身保険が向いているケースもあります。扶養家族の有無にかかわらず、葬儀費用など一生涯必要となる整理資金を確実に残したい場合に加え、一定の金融資産があり証券投資による運用も行っているものの、それらは価格変動や売却判断を前提とした資金として位置づけ、一方で「運用や売却を考えず、使わない前提で確保しておきたい資金」を明確に分けておきたい場合にも選択肢になります。終身保険は、途中で相場や判断に左右されることなく、解約しない限り死亡時に必ず資金化されるため、証券投資とは切り分けた、目的を限定した別枠の資金として管理しやすい特徴があります。

また、相続の場面で受取人固有の資金として確実に渡したい場合や、遺産分割協議の対象から外したいと考える場合にも活用されます。あえて流動性を下げることで、相続や納税、家族間の資金整理に備えるという位置づけです。必要な保障額が比較的小さく、保険料が家計や資産運用全体を圧迫しない範囲であれば、終身保険は「投資の代わり」ではなく、「役割の異なる資金の置き場」として検討する価値があります。

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終身保険

終身保険とは、被保険者が亡くなるまで一生涯にわたって保障が続く生命保険のことです。契約が有効である限り、いつ亡くなっても保険金が支払われる点が大きな特徴です。また、長く契約を続けることで、解約した際に戻ってくるお金である「解約返戻金」も一定程度蓄積されるため、保障と同時に資産形成の手段としても利用されます。 保険料は一定期間で払い終えるものや、生涯支払い続けるものなど、契約によってさまざまです。遺族への経済的保障を目的に契約されることが多く、老後の資金準備や相続対策としても活用されます。途中で解約すると、払い込んだ金額よりも少ない返戻金しか戻らないこともあるため、長期の視点で加入することが前提となる保険です。

定期保険

定期保険とは、あらかじめ決められた一定の期間だけ保障が受けられる生命保険のことです。たとえば10年や20年といった契約期間のあいだに万が一のことがあれば、保険金が支払われますが、その期間を過ぎると保障はなくなります。保障期間が限定されているため、保険料は比較的安く設定されています。特に子育て世代や住宅ローンを抱えている方など、特定の期間だけ万が一の保障を重視したい場合に適しています。貯蓄性はなく、純粋に「保障のための保険」である点が特徴です。

収入保障保険

収入保障保険とは、契約者が死亡または高度障害になった場合に、遺された家族が毎月一定額の保険金を受け取れる生命保険の一種です保険金は一括ではなく、年金のように月々の定額支給という形で受け取るため、日々の生活費や教育費など、継続的な支出に備えるのに適した保険です。 この保険の特徴は、契約期間が経過するごとに受け取れる総額(=支給期間)が短くなるため、保険料が比較的割安に設定されていることです。必要な保障額を効率よく確保できることから、特に子育て中の家庭や、一家の収入を支える人に万が一があった場合のリスクに備えたい方に人気があります。

必要保障額

必要保障額とは、万一の際に残された家族が現在と同等の生活水準を維持しながら、将来の教育費や住宅費といった支出も含めて安心して暮らしていけるよう、生命保険などで準備すべき金額を指します。具体的には、遺族の生活費、子どもの教育資金、住宅ローンの残債、葬儀費用などの「必要資金」から、公的遺族年金、勤務先の死亡退職金、既存の貯蓄や保険などの「準備済み資金」を差し引くことで算出します。 この必要保障額は、家族構成や年齢、子どもの進学予定、住宅ローンの残り期間など、個々のライフプランによって大きく異なります。たとえば、子どもが小さいうちは教育費や生活費の負担が長期にわたるため保障額は大きくなりがちですが、成長とともに必要な保障額は徐々に減少していきます。また、配偶者の就労状況や資産形成の進捗によっても必要な金額は変動します。 そのため、保険を一度加入したら終わりではなく、ライフステージの変化に応じて定期的に見直すことが重要です。保障が過剰であれば保険料の無駄払いになり、逆に不足していればいざというときに家族が困ることになります。こうしたリスクを避けるためにも、保険はライフプラン全体の中での位置づけとして考えることが不可欠です。 保険加入を検討する際には、営業担当者の提案を鵜呑みにせず、自分の生活設計に照らして必要な保障内容を見極めることが大切です。保障の目的や期間、公的制度とのバランス、そして家計や資産運用との整合性を踏まえた設計にすることで、無理なく持続可能な保険の活用が実現できます。必要に応じて、ライフプランニングに精通した中立的な専門家に相談し、現状の見直しと将来設計を行うのも有効な方法です。

解約返戻金

解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。

遺族年金

遺族年金とは、家計の支え手である人が亡くなった際に、残された家族の生活を保障するために支給される年金のことです。公的年金制度の中に組み込まれており、国民年金から支給される「遺族基礎年金」と、厚生年金から支給される「遺族厚生年金」があります。対象となるのは、主に配偶者や子どもで、支給額や期間は家族構成や被保険者の加入状況などによって異なります。遺族年金は、残された家族が安定した生活を続けるための公的な支援制度として、生活設計においてとても重要な役割を果たします。

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