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終身型医療保険と定期型医療保険の違いは?

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2025/07/30 08:19

生命保険
生命保険

男性

30代

question

医療保険には終身型と定期型があると聞きました。長く加入するなら終身型が安心とも言われますが、若いうちは定期型のほうが保険料が安い点も気になります。老後の保険料負担や解約返戻金を含め、どちらを選ぶのが賢明でしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

終身型医療保険は加入時に決めた保険料が一生涯変わらず、保障も途切れません。若い時点で契約すれば将来高齢になっても同じ保険料で済み、老後の固定支出を読みやすい点が大きな利点です。

払込期間を有期に設定すると、完了後に解約返戻金が発生する商品もあり、資金の一部を将来引き出せる柔軟性を得られます。ただし加入時の保険料は定期型より高めに設定されるため、若年期の家計圧迫には注意が必要です。

一方、定期型医療保険は10年や20年など決められた期間のみ保障し、更新時に年齢に応じて保険料が上がります。若年期は終身型の半額近い保険料で加入できる場合もあり、出費を抑えたい時期に向いていますが、更新を重ねると総支払額が終身型を上回るリスクがあります。

また高齢になると保険料が急騰し、最終的に解約せざるを得ないケースも考えられます。選択の目安は「保障を何歳まで確保したいか」と「総支払額を許容できるか」です。

医療費リスクが高まる60代以降の保障を重視するなら終身型、子育て期など限られた期間の保障を重視し保険料を抑えたいなら定期型が有力です。両者を組み合わせ、基礎保障を終身型で確保し、必要な期間だけ定期型を上乗せする設計も検討すると合理的です。

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終身型医療保険

終身型医療保険とは、一生涯にわたって医療保障を受けられるタイプの保険です。加入時に契約内容を決めると、その条件のままで、亡くなるまで保障が続きます。 主に入院や手術などにかかる費用を補償するもので、年齢を重ねても保障が打ち切られないことが大きな特徴です。 また、契約時の保険料が原則として上がらないため、将来的な出費の見通しが立てやすいというメリットがあります。長期的な医療リスクに備えたい人に向いていますが、短期間での解約や見直しには適していない点にも注意が必要です。

定期型医療保険

定期型医療保険とは、一定の期間だけ医療保障を受けられるタイプの保険です。契約時に設定した保障期間(たとえば10年、20年など)が終了すると、その時点で保障も終わるか、更新して続けることができます。 ただし更新するたびに保険料が上がることが多く、年齢を重ねるにつれて負担が大きくなる傾向があります。若いうちは保険料が安いため、ライフステージに応じて見直しながら医療リスクに備えたい人に向いています。必要な期間だけ効率よく医療保障を確保したい方にとって、柔軟な選択肢となります。

保険料

保険料とは、保険契約者が保険会社に対して支払う対価のことで、保障を受けるために定期的または一括で支払う金額を指します。生命保険や医療保険、損害保険など、さまざまな保険商品に共通する基本的な要素です。保険料は、契約時の年齢・性別・保険金額・保障内容・加入期間・健康状態などに基づいて算出され、一般にリスクが高いほど保険料も高くなります。 また、主契約に加えて特約(オプション)を付加することで、保険料が増えることもあります。保険料は、契約を維持し続けるために必要な支出であり、未納が続くと保障が失効する場合もあるため、支払計画を立てることが大切です。資産運用の観点からも、保険料の支払いが家計に与える影響や、保障と費用のバランスを見極めることは、ライフプラン設計において重要な判断材料となります。

保険期間

保険期間とは、保険契約が有効であり、保障が適用される期間のことを指します。この期間中に事故や病気などの保険事故が発生した場合に限り、保険会社から保険金や給付金が支払われます。保険期間には「定期型」と「終身型」があり、定期型は一定の期間で保障が終了するのに対し、終身型は一生涯にわたって保障が続きます。 また、医療保険や生命保険、就業不能保険など、それぞれの保険商品によって保険期間の長さや更新の有無が異なるため、自分のライフプランや必要な保障に応じて選ぶことが大切です。保険期間を正しく理解することで、保障が必要なときに備えが切れているといった事態を防ぐことができます。

解約返戻金

解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。

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