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明治安田生命「じぶんの積立」とは?メリット・デメリットから節税効果・解約の方法まで解説

明治安田生命「じぶんの積立」とは?メリット・デメリットから節税効果・解約の方法まで解説 (1)

明治安田生命「じぶんの積立」とは?メリット・デメリットから節税効果・解約の方法まで解説

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執筆者:

公開:

2026.02.02

更新:

2026.02.02

明治安田生命「じぶんの積立」は、元本割れしにくい積立として注目される一方、「節税になるのか」「解約で損しないか」「投資(NISA・iDeCo)と比べてどちらが合理的か」で判断に迷いやすい商品です。誤解したまま加入すると、期待した効果が得られず機会損失につながる可能性もあります。この記事では、仕組み・返戻率の見方からメリット/デメリット、控除(節税)の考え方、解約手続きと注意点、他手段との比較までを具体的に解説します。

サクッとわかる!簡単要約

「じぶんの積立」が貯蓄型保険としてどのような設計かを、返戻率・保障・税制(生命保険料控除)・解約条件の観点で体系的に理解できます。あわせて、定期預金やNISA/iDeCoとの違いを比較し、目的(安全性重視・控除活用・資金の使い道)に照らして自分に適するか判断できるようになります。加入の可否だけでなく、使うならどの範囲で活用するかまで整理できます。

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目次

明治安田生命「じぶんの積立」の基本情報

商品概要と仕組み

保険料と利率・受取率

保険の種類と控除区分

契約条件と加入資格

明治安田生命「じぶんの積立」のメリット5選

元本割れリスクがゼロ

生命保険料控除が使える

健康状態の告知が不要

月5,000円から始められる

仕組みがシンプルで分かりやすい

明治安田生命「じぶんの積立」のデメリット3選

対面契約が必須

死亡保障・入院保障がない

利回りは控えめ

明治安田生命「じぶんの積立」の節税効果を解説

所得別の節税シミュレーション

年末調整での控除手続き

確定申告が必要なケース

明治安田生命「じぶんの積立」の解約方法と注意点

解約手続きの流れ

途中解約時の返戻金と税金

解約返戻金の受取時期

解約のベストタイミングはいつか

明治安田生命「じぶんの積立」が向いている人

生命保険に未加入の人

リスクなしで節税したい人

貯蓄習慣をつけたい人

明治安田生命「じぶんの積立」が向いていない人

すでに生命保険に加入中の人

高い利回りを求める人

死亡保障を重視する人

他社の類似商品との比較

日本生命「ちょこつみ」との違い

アフラック「ツミタス」との違い

明治安田生命「じぶんの積立」と他の積立商品との比較

銀行の定期預金との違い

iDeCo・つみたてNISAとの違い

明治安田生命「じぶんの積立」の申込方法

申込みの流れ

契約時の必要書類

明治安田生命「じぶんの積立」の口コミ・評判

良い口コミ

悪い口コミ

明治安田生命「じぶんの積立」の基本情報

明治安田生命の「じぶんの積立」は、元本割れリスクがなく生命保険料控除を活用できる積立保険です。主な商品情報を以下の表にまとめました。

項目内容
正式名称無配当災害保障付積立保険
保険料払込期間5年間
保険期間10年間
月額保険料5,000円・10,000円・15,000円・20,000円(1口5,000円×最大4口)
満期時受取率106.3%(2025年2月1日現在)
年利換算約0.63%
返戻率いつ解約しても100%以上を保証
保険の種類一般生命保険
控除区分一般生命保険料控除(所得税最大4万円、住民税最大2.8万円)
加入可能年齢被保険者:満6歳〜満75歳、契約者:満18歳以上(2025/9/1以降の契約)
健康告知不要(医師の診査も不要)
申込方法対面契約必須(オンライン契約不可)

商品概要と仕組み

じぶんの積立の正式名称は「無配当災害保障付積立保険」といいます。保険料の払込期間は5年間、保険期間は10年間と設定されており、5年間で積み立てを完了したあと、さらに5年間据え置くことで満期保険金を受け取れる仕組みです。

この商品の最大の特徴は、いつ解約しても払込保険料の100%以上が返戻される点にあります。一般的な生命保険は早期解約すると元本割れする一方で、じぶんの積立は払込期間中でも100%の返戻率が保証されています。

保険という名称ではあるものの、実質的には「貯蓄」に近い性質を持つ商品といえるでしょう。なお、じぶんの積立を解約後はすぐに再契約できません。解約から3年間は新規契約ができないという制約があります。

保険料と利率・受取率

月額の保険料は5,000円、10,000円、15,000円、20,000円の4つから選択できます。これは1口5,000円で計算され、最大4口まで加入可能という仕組みです。

満期時の受取率は、2025年2月1日現在の保険料率で106.3%となっています。つまり、10年間で6.3%の利息が付く計算です。年利に換算すると約0.63%程度になります。

たとえば月10,000円を積み立てた場合、5年間の払込総額は60万円です。これを10年満期まで据え置くと、満期保険金は63万8,000円(受取率106.3%)となります。

保険の種類と控除区分

じぶんの積立は、生命保険の分類上「一般生命保険」に該当します。したがって、年末調整や確定申告の際に「一般生命保険料控除」の対象となります。

新制度(2012年1月1日以降の契約)における一般生命保険料控除の限度額は、所得税で年間4万円、住民税で年間2.8万円です。なお、2026年分については、23歳未満の扶養親族がいる世帯に限り、所得税の控除限度額が6万円に拡充される時限措置が適用されます。

契約条件と加入資格

じぶんの積立に加入できる年齢は、被保険者が満6歳から満75歳まで、契約者は満18歳以上となっています。性別や年齢によって保険料が変わることはなく、誰が契約しても同じ受取率・返戻率が適用されます。

健康告知が一切不要という点で、医師による診査も必要ありません。そのため、持病がある方や健康診断で指摘を受けた方でも、年齢などの契約条件さえ満たせば加入できます。

明治安田生命「じぶんの積立」のメリット5選

じぶんの積立は多くの方から支持を集めており、その理由は元本保証と節税効果を同時に得られる点にあります。

ここでは、この商品が持つ5つの主要なメリットを詳しく解説します。それぞれのメリットを理解したうえで、ご自身のライフプランに合うかどうか検討してみてください。

元本割れリスクがゼロ

じぶんの積立の魅力は、いつ解約しても元本割れしないという点です。一般的な生命保険は、契約から数年以内に解約すると払込保険料の70〜80%程度しか戻ってこないケースが多く見られます。

しかし、じぶんの積立は払込期間中(5年以内)に解約した場合でも、払い込んだ保険料の100%が返戻されます。6年目以降に解約すれば、少しずつ利息が上乗せされ、最終的に10年満期時には106.3%の受取率となります。

生命保険料控除が使える

じぶんの積立に加入すると、一般生命保険料控除の対象となります。年間の払込保険料に応じて、所得税と住民税の負担を軽減できる制度です。

新制度(2012年1月1日以降の契約)では、年間8万円以上の保険料を支払った場合、所得税で最大4万円、住民税で最大2.8万円の控除を受けられます。月10,000円(年間12万円)の積立であれば、控除枠を満額活用できる計算です。

実質的なリターンを考えると、払込保険料に対して控除分が上乗せされるため、表面利率以上のメリットがあります。特に所得税率が高い方ほど、節税効果が大きくなる点も見逃せません。詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

健康状態の告知が不要

多くの生命保険は加入時に健康状態の告知が求められ、場合によっては医師の診査が必要になります。持病がある方や健康診断で指摘を受けた方は、加入を断られるケースも少なくありません。

一方、じぶんの積立は健康告知が一切不要です。医師による診査も必要ありません。

年齢などの契約条件さえ満たせば、健康状態に関係なく誰でも加入できます。このハードルの低さは、保険加入を諦めていた方にとって大きなメリットといえるでしょう。

月5,000円から始められる

じぶんの積立は1口5,000円から始められるため、収入が少ない新社会人や学生でも無理なく継続できます。最大4口(月20,000円)まで加入可能ですが、まずは1口からスタートして様子を見るのも賢い選択です。

少額から積み立てられる点は、貯蓄習慣を身につける第一歩としても最適です。口座から自動引き落としされる仕組みのため、意識せずに貯蓄が進みます。

途中で解約しても元本割れしないという安心感があるため、「続けられるか不安」という方でも気軽にチャレンジできるでしょう。

計画的な貯蓄をしたい場合、財形貯蓄も選択肢の一つです。詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

仕組みがシンプルで分かりやすい

じぶんの積立は、複雑な特約やオプションが一切ありません。「5年間積み立てて、10年後に満期保険金を受け取る」というシンプルな設計になっています。

保険商品の中には、特約が多すぎて内容を理解するのが難しいものも少なくありません。しかし、この商品は保険初心者でもすぐに理解できる明快さが特徴です。

「保険は難しそう」「専門用語が多くて苦手」という方にこそ、じぶんの積立は向いています。わかりやすい商品設計のおかげで、安心して加入を検討できるでしょう。

明治安田生命「じぶんの積立」のデメリット3選

じぶんの積立は優れた商品ですが、万人に向いているわけではありません。契約してから後悔しないためにも、デメリットや注意点をしっかり理解しておくことが重要です。

ここでは、加入前に知っておくべき3つのデメリットを正直に解説します。メリットとデメリットの両方を比較検討したうえで、ご自身に合った選択をしてください。

対面契約が必須

じぶんの積立は、インターネットでの申込みに対応していません。必ず明治安田生命の営業担当者との対面による面談が必要になります。

資料請求後、担当者から連絡があり、面談日程を調整することになります。面談では商品説明を受け、契約書類に記入し、口座振替の手続きを行います。所要時間は30分〜1時間程度です。

面談時に他の保険商品を勧められる可能性があります。もちろん、必要のない保険に加入する義務はありません。じぶんの積立のみを契約したい場合は、はっきりと断る心構えを持って面談に臨むことをおすすめします。

死亡保障・入院保障がない

じぶんの積立という名称から「保険」としての機能を期待する方もいるかもしれませんが、この商品には実質的な保障機能はほとんどありません。

通常の死亡時には、払込保険料相当額が返ってくるのみです。災害による死亡の場合でも、払込保険料の1.1倍が上限となっています。たとえば5年間で30万円積み立てた場合、災害死亡保険金は33万円です。

また、入院や手術に対する給付金は一切ありません。医療保障を求める方には不向きな商品といえます。

あくまで「貯蓄」と「節税」を目的とした商品であり、万が一の保障を重視する方は、別途定期保険や医療保険への加入を検討すべきでしょう。

利回りは控えめ

満期時の受取率は106.3%で、10年間で6.3%の利息が付く計算です。年利に換算すると約0.63%程度になります。

確かに定期預金の金利(2025年時点で0.3%程度)と比較すれば有利ですが、投資商品と比べると見劣りします。つみたてNISAで投資信託を運用した場合、年率3〜5%程度のリターンが期待できるケースもあります。

じぶんの積立は「元本保証」と「節税効果」が最大の魅力です。資産を増やすことを第一の目的とするなら、他の選択肢を検討したほうが良いでしょう。

この商品の本質は、リスクを取らずに確実に貯蓄しながら税控除を受けるというものです。利回りの低さは、元本保証というメリットとのトレードオフと考えるべきです。

明治安田生命「じぶんの積立」の節税効果を解説

じぶんの積立の最大のメリットは、生命保険料控除による節税効果です。この制度を活用することで、所得税と住民税の負担を軽減できます。年収別の試算も紹介するので、ご自身の状況に当てはめて効果を確認してみてください。

所得別の節税シミュレーション

生命保険料控除による節税額は、所得税率によって変わります。所得税率は課税所得額に応じて5%から45%まで段階的に設定されており、所得が高い方ほど節税効果が大きくなります。

以下の表で、年収別の節税額をまとめました(月10,000円・年間12万円を積み立てた場合)。

年収所得税率住民税率所得税の節税額住民税の節税額年間節税額合計
400万円10%10%4,000円2,800円6,800円
600万円20%10%8,000円2,800円10,800円
800万円以上23%〜10%9,200円〜2,800円12,000円〜

※所得税の控除額は4万円、住民税の控除額は2.8万円で計算

※実際の節税額は各種控除や家族構成によって異なるため、あくまで目安です

ここでは、年収別に具体的な節税額を試算します。ただし、実際の節税額は各種控除や家族構成によって異なるため、あくまで目安としてご参照ください。

年末調整での控除手続き

会社員の場合、生命保険料控除の手続きは年末調整で完結します。特別な知識は必要なく、簡単に申請できます。

毎年10月頃、明治安田生命から「生命保険料控除証明書」が郵送で届きます。この証明書と、勤務先から配布される「給与所得者の保険料控除申告書」を合わせて提出するだけです。

証明書には、その年に支払った保険料の金額と控除額が記載されています。申告書の「一般生命保険料」の欄に必要事項を記入し、証明書を添付して会社に提出すれば手続きは完了です。その後、年末調整により還付される税金が給与に上乗せされて支払われます。

年末調整を忘れると、自身での確定申告が必要です。年末調整の詳細に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

確定申告が必要なケース

自営業者やフリーランスの方は、年末調整ではなく確定申告で生命保険料控除を申請します。確定申告書の「生命保険料控除」欄に、証明書の内容をもとに記入してください。

満期保険金や解約返戻金を受け取り、利益が出た場合は「一時所得」として申告が必要になる可能性があります。ただし、一時所得には50万円の特別控除枠があるため、利益が50万円以下であれば課税されません。

じぶんの積立の場合、10年満期で受け取る利益は数万円程度のため、ほとんどのケースで非課税となるでしょう。一時所得の特別控除額に関しては、こちらのQ&Aも参考にしてみてください。

明治安田生命「じぶんの積立」の解約方法と注意点

じぶんの積立は元本割れしない商品ですが、解約を検討する際には手続き方法や最適なタイミングを知っておくことが大切です。

解約手続きの具体的な流れから返戻金の受け取り、解約のベストタイミング、再契約のルールまで詳しく解説します。

解約手続きの流れ

じぶんの積立の解約方法は、主にオンライン手続きと電話・窓口での手続きの2つがあります。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

MYほけんページからの手続き

明治安田生命の契約者向けマイページ「MYほけんページ」を利用すれば、オンラインで解約手続きを完結できます。

手続きの流れは以下のとおりです。MYほけんページにログインし、メニューから「お手続き」を選択します。その後「解約」の項目を選び、画面の案内に従って進めてください。

手続きの途中でワンタイムパスワードによる本人確認が求められる場合があります。登録している携帯電話番号またはメールアドレスに認証コードが送信されるため、それを入力すれば手続きを進められます。

オンライン手続きであれば、営業時間を気にせず24時間いつでも申請できる点がメリットです。

電話・窓口での手続き

オンライン手続きが難しい場合は、電話や窓口でも解約手続きが可能です。

明治安田生命のコミュニケーションセンター(0120-662-332、月曜〜金曜9:00〜18:00、土曜9:00〜17:00、祝日・年末年始を除く)に連絡し、解約の意向を伝えてください。オペレーターが手続きの流れを案内してくれます。

また、最寄りの明治安田生命の窓口(明治安田のほけんショップ/MYほけんデスク)でも手続きできます。本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)と保険証券を持参すると、スムーズに手続きが進みます。

場合によっては解約請求書の郵送が必要になることもあるため、詳細はコミュニケーションセンターで確認してください。

途中解約時の返戻金と税金

じぶんの積立は、払込期間中(5年以内)に解約しても払込保険料の100%が返戻されます。元本割れのリスクがない点は、この商品の強みです。

払込完了後の6年目以降に解約した場合は、経過年数に応じて利息が付きます。たとえば7年経過時点では103.2%、満期の10年時点では106.3%の受取率となります。

利益が出た場合の税金については、一時所得として課税対象になる可能性があります。ただし、一時所得には50万円の特別控除枠があるため、利益が50万円以下であれば税金はかかりません。

保険金受取時の税金や非課税枠の仕組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

解約返戻金の受取時期

解約手続きが完了すると、指定した銀行口座に解約返戻金が振り込まれます。

ただし、書類に不備があった場合や確認事項がある場合は、振込までに時間がかかる可能性があります。急いで資金が必要な場合は、手続き時に担当者へ確認しておくと安心です。

また、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇期間は、通常より時間がかかることもあります。余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。

解約のベストタイミングはいつか

じぶんの積立を解約するベストタイミングは個人差がありますが、5年間の払込完了直後が一つの選択肢です。このタイミングであれば、生命保険料控除を5年間フル活用したうえで、元本保証で資金を回収できます。

それ以降は保険料の支払いがないため、生命保険料控除も受けられません。据え置き期間中(6年目〜10年目)は利息が少しずつ付きますが、他の資産運用に回したほうが効率的な場合もあります。

たとえば、満期まで待てば106.3%の受取率になりますが、5年間据え置くことの「機会費用」を考える必要があります。その資金をつみたてNISAなどで運用すれば、より高いリターンが期待できる可能性もあるでしょう。

ただし、元本保証という安心感を重視するなら満期まで保有する選択肢もあります。ご自身の資産運用方針に合わせて判断してください。

明治安田生命「じぶんの積立」が向いている人

じぶんの積立は優れた商品ですが、すべての方に最適というわけではありません。この商品のメリットを最大限活かせるのは、特定の条件に当てはまる方です。

ここでは、じぶんの積立が特に向いている人の特徴を3つのパターンに分けて解説します。ご自身の状況と照らし合わせながら、加入を検討する際の参考にしてください。

生命保険に未加入の人

生命保険にまったく加入していない方にとって、じぶんの積立は理想的な選択肢です。生命保険料控除の「一般生命保険料控除」の枠をまったく使っていない場合、この商品でその枠を活用できます。

特に独身の方や子どものいない方で、万が一の死亡保障が不要というケースでは、じぶんの積立が適しています。大きな保障は必要ないが、節税メリットだけは確保したいという方にぴったりの商品といえるでしょう。

また、持病があって通常の生命保険に加入できなかった方でも、健康告知不要のため問題なく契約できます。これまで保険加入を諦めていた方にとっても、節税の選択肢が広がります。

リスクなしで節税したい人

「投資は怖いが、税金は減らしたい」という方に、じぶんの積立は最適な商品です。つみたてNISAやiDeCoは節税効果が高い制度ですが、投資である以上、元本割れのリスクが存在します。

一方、じぶんの積立はいつ解約しても100%以上の返戻率が保証されています。元本保証で確実にリターンが得られる安心感は、リスクを避けたい方にとって大きな魅力です。

年配の方や、投資経験がない方でも安心して始められます。複雑な運用知識は不要で、ただ積み立てるだけで節税効果が得られるシンプルさも評価できるポイントです。

ただし、利回りは控えめ(10年で6.3%、年利換算約0.63%)であるため、資産を大きく増やしたい方には物足りないでしょう。あくまで「安全第一」「節税重視」という方向けの商品です。

貯蓄習慣をつけたい人

「貯金が苦手」「つい使ってしまう」という方にとって、じぶんの積立は強制的に貯蓄する仕組みとして機能します。

口座振替で自動的に引き落とされるため、意識せずに貯蓄が進みます。いわゆる「先取り貯蓄」の仕組みを、保険商品を通じて実現できるわけです。

新社会人の方が貯蓄習慣を身につける第一歩としても最適です。月5,000円からスタートできるため、収入が少ない時期でも無理なく続けられます。

また、途中で解約しても元本割れしないという安心感があるため、心理的なハードルが低い点も魅力です。「続けられるか不安」という方でも、気軽にチャレンジできるでしょう。

明治安田生命「じぶんの積立」が向いていない人

じぶんの積立は魅力的な商品ですが、すべての方にメリットがあるわけではありません。契約しても期待した効果が得られない、または他の選択肢のほうが適しているケースもあります。

ここでは、じぶんの積立が向いていない人の特徴を3つのパターンに分けて解説します。無駄な契約を避けるためにも、以下の内容をしっかり確認してください。

すでに生命保険に加入中の人

現在、他の生命保険に加入していて「一般生命保険料控除」の枠をすでに使い切っている場合、じぶんの積立に加入しても追加の節税効果はありません。

新制度における一般生命保険料控除の限度額は、所得税で年間4万円、住民税で年間2.8万円です。すでに年間8万円以上の保険料を他の生命保険で支払っている場合、控除枠は上限に達しています。

この状態でじぶんの積立に加入しても、控除額は増えません。節税効果がないまま、利回り約0.63%(年利換算)で資金を運用することになります。この利回りは定期預金よりやや高い程度のため、あまり魅力的とはいえないでしょう。

すでに一般生命保険料控除を使い切っている方は、じぶんの積立よりも他の資産運用方法を検討したほうが効率的です。

高い利回りを求める人

じぶんの積立の満期時受取率は106.3%で、10年間で6.3%の利息です。年利に換算すると約0.63%程度にとどまります。この商品はあくまで「安全に貯蓄しながら節税する」ためのものであり、投資的な運用を求める方には不向きです。

資産を積極的に増やしたいと考えている方にとって、この利回りは物足りないでしょう。つみたてNISAで投資信託を運用した場合、長期的には年率3〜5%程度のリターンが期待できるケースもあります。

たとえば、月10,000円を10年間積み立てた場合を比較してみましょう。じぶんの積立では60万円が63万8,000円になりますが、年率5%で運用できた場合は約155万円になる計算です。(ただし投資にはリスクがあり、元本割れの可能性もあります)

じぶんの積立は「元本保証」と「節税効果」が最大の強みです。資産を増やすことを第一の目的とするなら、つみたてNISAやiDeCoなど、より高いリターンが期待できる制度を優先すべきでしょう。

似たような論点として、「個人年金保険とiDeCoはどちらが得か」があります。詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

死亡保障を重視する人

家族がいて、万が一の際に遺族の生活を守りたいという方には、じぶんの積立は不向きです。この商品の死亡保障はほとんどないに等しいためです。

通常の死亡時には、払込保険料相当額が返ってくるのみです。災害による死亡の場合でも、払込保険料の1.1倍が上限となっています。たとえば5年間で60万円積み立てた場合、災害死亡保険金は66万円です。

この金額では、残された家族の生活を支えることは難しいでしょう。配偶者や子どもがいる方で、万が一の保障を重視する場合は、掛け捨ての定期保険や収入保障保険などを別途検討すべきです。

定期保険であれば、比較的安い保険料で数千万円の死亡保障を確保できます。たとえば30代の方なら、月3,000〜5,000円程度の保険料で2,000万円以上の保障を得られるケースもあります。

じぶんの積立はあくまで「貯蓄」と「節税」が目的の商品です。保障機能を期待する方は、以下の記事を参考にしつつ、掛け捨て保険や収入保障保険の活用を検討しましょう。

他社の類似商品との比較

じぶんの積立と似たコンセプトの商品は、他の保険会社からも販売されています。それぞれの商品には特徴があり、メリット・デメリットも異なります。

項目じぶんの積立(明治安田生命)ちょこつみ(日本生命)ツミタス(アフラック)
正式名称無配当災害保障付積立保険ニッセイ傷害保障付積立保険資産形成と保障のハイブリッド ツミタス
保険料払込期間5年間3年間10年、15年、60歳払済、65歳払済など
保険期間10年間10年間終身
満期時受取率106.3%105.2%払込完了後100%以上(契約内容による)
月額保険料5,000円、10,000円、15,000円、20,000円3,000円、5,000円、10,000円、20,000円、30,000円柔軟に設定可能
加入可能年齢満6歳〜満75歳0歳〜49歳18歳〜(上限あり)
途中解約時の返戻率いつでも100%以上いつでも100%以上払込期間中は元本割れ
健康告知不要不要不要(要支援・要介護認定歴がある場合は加入不可)
申込方法対面契約必須2025年4月からスマホ申込可対面・オンライン可能
生命保険料控除一般生命保険料控除一般生命保険料控除一般生命保険料控除
保障内容災害死亡時:払込保険料の1.1倍傷害死亡時:払込保険料の1.1倍介護保障・死亡保障あり(払込完了後はコース変更可能)

※2025年12月時点の情報です。最新の情報は各社公式サイトでご確認ください。

ここでは、代表的な類似商品との違いを比較します。複数の商品を検討することで、ご自身に最適な選択肢が見つかるでしょう。

日本生命「ちょこつみ」との違い

日本生命は2025年1月2日に「ニッセイ傷害保障付積立保険『ちょこつみ』」を発売しました。じぶんの積立と同様のコンセプトを持つ商品として注目を集めています。

大きな違いは、保険料の払込期間と加入可能年齢です。ちょこつみの払込期間は3年と短く、じぶんの積立の5年より早く払込が完了します。保険期間は同じく10年で、満期時の受取率は105.2%です。

月々の保険料は3,000円、5,000円、10,000円、20,000円、30,000円から選択できます。じぶんの積立よりも選択肢が多く、3,000円から始められる点が特徴です。

一方、加入可能年齢は0歳から49歳までと制限があります。じぶんの積立が満6歳から満75歳まで加入できるのに対し、50歳以上の方は加入できません。若年層をターゲットにした商品設計といえるでしょう。

アフラック「ツミタス」との違い

アフラックの「資産形成と保障のハイブリッド ツミタス」は、じぶんの積立やちょこつみとは性質が異なる商品です。

最大の違いは、保険料払込期間中に解約すると元本割れする点です。じぶんの積立は「いつ解約しても100%以上」という特徴がありますが、ツミタスは払込期間中の解約で払込保険料を下回ります。

ただし、保険料払込期間満了後は払込保険料より多く受け取れる設計になっています。保険料払込期間は10年、15年、または60歳払済、65歳払済など、柔軟に設定できます。

また、ツミタスには介護保障と死亡保障が付いており、保険としての機能が充実しています。払込完了後は、介護重点保障コース、死亡保障コース、医療保障コース、年金コースなどに変更することも可能です。

健康告知は不要ですが、公的介護保険制度の要支援・要介護認定を受けたことがある場合は加入できません。この点は、完全に告知不要のじぶんの積立とは異なります。

明治安田生命「じぶんの積立」と他の積立商品との比較

じぶんの積立は保険商品ですが、貯蓄や資産形成の選択肢として検討する際には、他の金融商品との違いを理解しておくことが重要です。

定期預金、iDeCo、つみたてNISAとの比較を通じて、それぞれの商品の特徴を把握したうえで、ご自身の目的に合った選択をしてください。

銀行の定期預金との違い

じぶんの積立と定期預金は、どちらも元本保証で安全性の高い金融商品です。しかし、利回りや税制優遇の面では大きな違いがあります。

以下の表で、主な違いを比較してみましょう。

項目じぶんの積立定期預金
受取率・金利10年で106.3%(年利約0.63%)メガバンク1年もの年0.275%程度、ネット銀行1年もの年0.5〜1.0%程度
元本保証あり(いつ解約しても100%以上)あり(ただし中途解約時は金利低下)
税控除一般生命保険料控除の対象(所得税最大4万円、住民税最大2.8万円)なし
途中解約いつでも可能(元本割れなし)可能(ただし金利が大幅低下)
申込方法対面契約必須オンライン申込可能

2025年12月時点では、ネット銀行の中にはUI銀行や楽天銀行のように1年もの定期預金で年1.0%の金利を提供している金融機関もあります。単純な利回りだけを見れば、じぶんの積立より定期預金のほうが有利なケースもあるでしょう。

しかし、じぶんの積立の強みは生命保険料控除です。この控除による節税効果を加味すると、実質的なリターンは定期預金を上回る可能性があります。特に所得税率が高い方ほど、節税効果によるメリットが大きくなります。

また、じぶんの積立は途中解約時も100%以上の返戻が保証されているのに対し、定期預金は中途解約すると約定金利が適用されず、普通預金並みの金利に下がってしまいます。流動性の面でも、じぶんの積立のほうが安心といえるでしょう。

定期預金の有効活用方法に関しては、こちらの記事でも解説しています。あわせて参考にしてみてください。

iDeCo・つみたてNISAとの違い

じぶんの積立、iDeCo、つみたてNISA(2024年からは新NISA)は、いずれも税制優遇を受けながら資産形成できる制度ですが、性質は大きく異なります。

以下の表で、3つの制度の違いを比較します。

項目じぶんの積立iDeCoつみたてNISA(新NISA)
節税効果一般生命保険料控除のみ掛金全額所得控除+運用益非課税+受取時控除運用益非課税のみ
元本保証ありなし(元本割れリスクあり)なし(元本割れリスクあり)
流動性いつでも解約可能原則60歳まで引出不可いつでも引出可能
年間拠出額最大24万円(月2万円×12ヶ月)職業により異なる(会社員は月2.0〜2.3万円など)年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
期待リターン10年で6.3%(確定)運用次第(年3〜5%程度が目安)運用次第(年3〜5%程度が目安)

NISAは年間で360万円まで、制度全体で1,800万円まで非課税投資できます。非課税保有期間は無期限で、柔軟に引き出せるため、使い勝手の良い制度です。

iDeCoは掛金が全額所得控除の対象となるため、節税効果が非常に大きい点が特徴です。たとえば月2万円(年24万円)を拠出した場合、所得税率20%の方なら年間約7.2万円の節税効果が得られます。

それぞれの制度に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。

明治安田生命「じぶんの積立」の申込方法

じぶんの積立は対面契約が必須のため、インターネットだけで完結することはできません。実際に契約するまでの具体的な流れと、準備しておくべき書類を事前に確認しておきましょう。

本セクションでは、申込みから契約成立までの手順と、契約時に必要な書類について詳しく解説します。スムーズに手続きを進めるために、ぜひ参考にしてください。

申込みの流れ

じぶんの積立の申込みは、以下のステップで進みます。

申込みの流れ

  1. ステップ1:資料請求または問い合わせ
  2. ステップ2:担当者から連絡
  3. ステップ3:対面での説明・面談
  4. ステップ4:契約書類記入
  5. ステップ5:口座振替登録
  6. ステップ6:契約成立

まず、明治安田生命の公式サイトから資料請求を行うか、コミュニケーションセンター(0120-662-332)に電話で問い合わせます。資料請求後、数日から1週間程度でパンフレットと担当者からの案内が届きます。

明治安田生命の営業担当者から連絡があり、面談日程の調整を行います。担当者は居住地域を管轄する営業所から割り当てられるのが一般的です。担当者と対面で商品説明を受けます。所要時間は30分〜1時間程度です。

商品内容に納得したら、契約書類に記入します。契約者情報、被保険者情報、月々の保険料(5,000円、10,000円、15,000円、20,000円から選択)、受取人情報などを記載します。書類は担当者が持参するため、その場で記入して提出する形が一般的です。

書類の審査が完了すると、契約が成立します。後日、保険証券が郵送で届きます。契約成立後、最初の保険料が口座から引き落とされ、保障が開始されます。契約成立までの期間は、書類提出から1〜2週間程度が目安です。

契約時の必要書類

じぶんの積立の契約時には、以下の書類が必要になります。事前に準備しておくことで、面談がスムーズに進みます。

契約時の必要書類

  1. 本人確認書類
  2. 銀行口座情報
  3. 印鑑
  4. 健康診断書や告知書は不要

運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、パスポートなど、公的機関が発行した身分証明書が必要です。顔写真付きの書類であれば1点、顔写真なしの場合は2点の提示を求められることがあります。

保険料を引き落とす銀行口座の情報が必要です。通帳またはキャッシュカードを持参しましょう。口座番号や支店名がわかる状態にしておいてください。

じぶんの積立は健康告知が一切不要のため、健康診断書や医師の診断書、健康状態に関する告知書などは必要ありません。この点は、通常の生命保険と大きく異なる特徴です。

なお、明治安田生命では学資保険や個人年金保険も他者と比較して強みがあります。詳しくは、こちらの記事も参考にしてみてください。

明治安田生命「じぶんの積立」の口コミ・評判

じぶんの積立を検討する際には、実際に契約している方の声を参考にすることが大切です。どんな商品にもメリット・デメリットがあり、人によって評価が分かれます。

投資のコンシェルジュでは、独自に加入者からの口コミを集めました。加入するかどうかで悩んでいる方は、参考にしてみてください。

良い口コミ

じぶんの積立に満足している方からは、以下のようなポジティブな声が多く寄せられています。

いつ解約しても100%以上戻ってくるという点が決め手でした。普通の生命保険は途中で解約すると損するイメージがありましたが、これなら安心して始められました(30代 男性)


自分で貯金するのが苦手で、つい使ってしまうタイプでした。じぶんの積立は自動で引き落としされるので、気づいたら貯まっていて得した気分でした(30代 女性)


元本保証という安心感は、保険初心者や投資経験のない方にとって大きな魅力のようです。「万が一お金が必要になっても、損せず解約できる」という心理的なハードルの低さが評価されています。

また、貯蓄習慣の形成に役立ったという意見も見られます。強制的に積み立てられる仕組みが、貯金が苦手な方の助けになっているようです。

悪い口コミ

一方で、じぶんの積立に対する不満や改善を求める声も少なくありません。

必ず営業の人と会わないといけないのが面倒でした。仕事が忙しくて、時間を作るのが大変でした


じぶんの積立だけ契約するつもりだったのに、面談で医療保険や終身保険を勧められました。断りましたが、ちょっと気まずかったです


10年で6.3%って、年利換算すると0.6%くらい。確かに定期預金よりはマシだけど、つみたてNISAで投資信託を買ったほうが増えると思います


対面での相談が必須となっており、営業スタイルに対する不満が見られました。オンライン完結の保険商品が増えている中、対面契約必須という点は現代のニーズに合っていないと感じる方もいるようです。

資産を積極的に増やしたい方にとっては、物足りない利回りと感じられるようです。「元本保証だから仕方ないけど、もう少し利率が高ければいいのに」という意見も見られました。

口コミを総合すると、「元本保証」「節税効果」「シンプルさ」を重視する方には高く評価され、「利回り」「手続きの手軽さ」「積極的な資産形成」を求める方には物足りないと感じられる傾向があるようです。

この記事のまとめ

この記事では、明治安田生命「じぶんの積立」について、仕組みと返戻率の見方、メリット/デメリット、生命保険料控除による節税の位置づけ、解約時の注意点を整理し、定期預金やNISA/iDeCoと比較して使い分けの考え方を確認しました。次は、ご自身の目的(元本割れ回避・控除活用・運用効率)と資金の予定(いつ使うか)を前提に、適合性と投入額の妥当性を点検しましょう。判断に迷う場合は、投資のコンシェルジュの無料相談で家計全体の設計から整理するのも有効です。

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柴田充輝

金融系ライター

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。

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難易度:

ドルコスト平均法iDeCo

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貯蓄型保険(積立型)

貯蓄型保険(積立型)とは、万が一の保障に加えて、将来的にお金が戻ってくる仕組みを備えた保険商品のことです。保険料の一部が積み立てられ、契約満了時や途中解約時に「解約返戻金」や「満期保険金」として受け取れるようになっています。 代表的な商品には、終身保険、養老保険、学資保険などがあり、保険としての安心を持ちながら、同時に資産形成も行えるのが特徴です。特に、教育資金や老後資金の準備、相続対策など、目的を持った長期の計画に活用されます。 「掛け捨て型保険」と異なり、支払った保険料が将来的に戻ってくるため、保険と貯金の“ハイブリッド”として位置づけられる商品です。ただし、途中解約すると元本割れするリスクがあるほか、運用利回りが低めに抑えられていることが多いため、目的と期間をしっかり考えて加入することが大切です。 保障と貯蓄を1つの仕組みで両立させたい人にとって、計画的な資産形成の手段として有効な選択肢のひとつです。

返戻率

返戻率とは、生命保険や学資保険などの貯蓄型保険において、支払った保険料の総額に対して、満期や解約時に受け取れる金額(解約返戻金や満期保険金)がどのくらいの割合で戻ってくるかを示す指標です。たとえば、200万円の保険料を支払って、満期時に220万円を受け取れる場合、返戻率は110%となります。 この数値が100%を上回れば「支払った保険料より多く戻る」、下回れば「元本割れ」ということになります。返戻率は商品選びの際の比較指標としてよく使われ、特に学資保険や個人年金保険など、将来の資金準備を目的とした保険において注目されます。 ただし、返戻率が高い商品は契約条件が厳しかったり、途中解約に弱かったりする場合もあるため、利率だけでなくライフプラン全体を見据えて判断することが大切です。保険を「貯蓄」としても考える初心者にとって、返戻率は理解しておくべき基本的な指標です。

元本割れ

元本割れとは、投資で使ったお金、つまり元本(がんぽん)よりも、最終的に戻ってきた金額が少なくなることをいいます。たとえば、100万円で投資信託を購入したのに、解約時に戻ってきたのが90万円だった場合、この差額10万円が損失であり、「元本割れした」という状態です。 特に、価格が変動する商品、たとえば株式や投資信託、債券などでは、将来の価格や分配金が保証されているわけではないため、元本割れのリスクがあります。「絶対に損をしたくない」と考える方にとっては、このリスクを正しく理解することがとても重要です。金融商品を選ぶときには、利回りだけでなく元本割れの可能性も十分に考慮しましょう。

満期保険金

満期保険金とは、保険契約で定められた期間が終了したときに、契約者や被保険者に支払われるお金のことをいいます。たとえば、10年や20年などの一定期間保険料を払い続け、満期になったときにその保険が「満了」すると、あらかじめ決められた金額が支払われます。 このお金は、死亡や病気などのリスクに備えるだけでなく、貯蓄のように将来の資金づくりにも役立つという特徴があります。特に学資保険や養老保険などでよく使われる仕組みです。

解約返戻金

解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。

生命保険料控除

生命保険料控除とは、個人が支払った生命保険料に応じて、所得税や住民税の課税所得額を一定金額まで減らすことができる税制上の優遇制度です。この控除によって、納める税金が軽減されるため、実質的に保険料の一部が戻ってくる効果があります。 対象となる保険は、「一般生命保険」「介護医療保険」「個人年金保険」の3つの区分に分かれており、それぞれに控除限度額が設けられています。控除を受けるには、保険会社から発行される控除証明書を年末調整や確定申告の際に提出する必要があります。保険による万一への備えと、節税効果の両方を得られる制度として、多くの人に活用されています。初心者にとっても、生命保険を契約する際にはこの控除制度の存在を知っておくことで、より効果的な保険選びや家計管理につなげることができます。

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