SOMPOひまわり生命保険の「将来のお守り」が向かない人の特徴はありますか?
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2025/07/09 10:24
男性
30代
SOMPOひまわり生命保険の「将来のお守り」は健康インセンティブや長期運用が魅力と聞きますが、短期解約控除や第2保険期間の元本割れリスクもあると知りました。どのような状況や価値観を持つ人にはこの保険が向かず、他の商品を検討すべきなのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
SOMPOひまわり生命保険の「将来のお守り」が向かないのは、第一に5年以内に住宅購入や留学など高額支出を予定している人です。契約から5年未満で解約すると高率の解約控除が差し引かれ、積立金がほとんど戻らない恐れがあります。
第二に喫煙習慣や生活習慣病で健康ステージが下位になる人です。健康インセンティブ加算を受けられず、実質利回りが想定を大きく下回ります。
第三に元本割れや保障の縮小を許容できない人です。第2保険期間に入ると最低保証がなくなり、市場下落時には死亡・高度障害給付金が減額され、積立金が基本保険金額の50%未満になると契約が自動失効します。
このようなリスクに強い不安を覚える場合は、定額終身保険や個人年金保険など元本確保型の商品を検討するほうが安心です。加入前にはキャッシュフロー計画、健康改善の見通し、リスク許容度を確認し、必要ならファイナンシャルプランナーに相談して中立的な意見を得ることを推奨します。
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解約控除
解約控除とは、保険や一部の投資商品を契約期間の途中で解約した場合に、契約者が受け取る解約返戻金などから差し引かれる手数料のことをいいます。特に契約から数年以内など、早い段階で解約した際に高めに設定されていることが多く、実際に受け取れる金額が大きく減ってしまうことがあります。 この制度は、販売時にかかった初期費用や運用の準備にかかるコストを回収するために設けられていますが、契約者にとっては思ったよりも少ない金額しか戻ってこないというリスクにつながります。そのため、商品選びの際には解約控除の有無やその金額、期間などをよく確認し、「途中で解約したらどうなるか」をあらかじめ理解しておくことがとても大切です。長期での運用を前提とした商品には特に注意が必要です。
元本割れ
元本割れとは、投資で使ったお金、つまり元本(がんぽん)よりも、最終的に戻ってきた金額が少なくなることをいいます。たとえば、100万円で投資信託を購入したのに、解約時に戻ってきたのが90万円だった場合、この差額10万円が損失であり、「元本割れした」という状態です。 特に、価格が変動する商品、たとえば株式や投資信託、債券などでは、将来の価格や分配金が保証されているわけではないため、元本割れのリスクがあります。「絶対に損をしたくない」と考える方にとっては、このリスクを正しく理解することがとても重要です。金融商品を選ぶときには、利回りだけでなく元本割れの可能性も十分に考慮しましょう。
最低保障額
最低保障額とは、公的年金や保険商品などにおいて、たとえ支給額が本来の計算より少なくなった場合でも、「これだけは必ず支給される」と制度的に保証されている最低限の金額のことをいいます。たとえば、年金制度では保険料を長期間納めてきたにもかかわらず、支給額が非常に低くなってしまう場合、生活の安定を図るために一定の額を下回らないよう保障される仕組みが用意されていることがあります。 また、生命保険や年金保険などの民間商品でも、将来の運用実績に関係なく受け取れる最低金額を「最低保障額」として設定している場合があります。このような保障は、経済的な不安定さや運用リスクを軽減し、加入者の安心感を高める目的で設けられています。最低保障額は、制度の信頼性と安定性を支える重要な考え方の一つです。
保険金
保険金とは、生命保険や損害保険などの保険契約に基づき、あらかじめ決められた事由が発生したときに保険会社から受取人へ支払われるお金を指します。 たとえば死亡や入院、事故による損害などが起こると、契約内容に応じた金額が支払われます。これは万一の経済的損失を補うために設計されており、受け取った人は生活費や治療費、修理費などに充てることができます。
キャッシュフロー
お金の流れを表す言葉で、一定期間における「お金の収入」と「支出」を指します。投資や経済活動では特に重要な概念で、現金がどれだけ増えたか、または減ったかを把握するために使われます。キャッシュフローは大きく3つに分かれます。 1つ目は本業による収益や費用を示す「営業キャッシュフロー」、2つ目は資産の購入や売却に関連する「投資キャッシュフロー」、3つ目は借入金や配当などの「財務キャッシュフロー」です。 キャッシュフローがプラスであれば手元にお金が増えている状態、マイナスであれば減っている状態を示します。これを理解することで、資産の健全性や投資先の実態を見極めることができ、初心者でも資金管理や投資判断の基礎として役立てられます。