国債への投資は儲かるのでしょうか?
解決済み
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2024/11/26 23:56
男性
30代
現在、資産運用を始めようと考えています。NISAを勧められたのですが、株や投資信託は元本割れが怖いので債券からスタートしようかと考えています。 国債なら、日本政府が破綻しなければ紙切れになることもありませんし、安心かな、と思っているのですが、実際、国債はどの程度儲かるものなのでしょうか?初歩的な質問で恐縮ですが、ご教示ください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
一般的に、個人向け国債は、安全性が高く元本割れの危険性が少ない一方で、利率が低く儲からない、ローリスク・ローリターンの金融商品です。反対に、株式投資は、元本割れを起こす可能性も高く、価格上昇により儲かる可能性もある、債券と比べるとハイリスク・ハイリターンの金融商品です。
国債は満期まで保有すると元本割れすることは殆どなく、その安全性が保たれる反面、利率が5年ものの個人向け国債で0.6%と低く設定されています。
仮に、100万円分の5年もの個人向け国債を購入されたとすると、年間で6000円の利息がつきますので、償還時の差益は、3万円、ということになります。メガバンクの5年定期預金の金利が0.2%というところもありますので、それと比べると儲かる、ということになります。
ご自身の指向性や資産状況によっても適した金融商品が変化しますので、一度資産運用の専門家にご相談されることもご検討ください。
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個人向け国債
個人向け国債とは、日本政府が個人投資家向けに発行する債券で、安全性が高く元本保証が特徴です。最低1万円から購入可能で、3年・5年の固定金利型と10年の変動金利型があります。変動金利型は半年ごとに金利が見直され、市場金利の上昇に伴い受取利息が増加するメリットがあります。 一方、株式投資ほどの高いリターンは期待できず、インフレ時には実質的な資産価値が目減りする可能性があります。また、購入後1年間は中途換金ができず、その後の換金時には直前2回分の利子相当額が差し引かれる点に注意が必要です。銀行預金より高い金利を求めるが、リスクを避けたい投資初心者や安全資産を確保したい方に適した商品です。
利回り
利回りとは、投資によって得られる収益を「投資金額に対する割合」で示したものです。ここでいう収益は利息だけでなく、投資商品を売却したときの損益(キャピタルゲインやキャピタルロス)なども含まれます。一般的には、1年間を基準とした「年利回り」として表されることが多いです。 また、利回りには大きく分けて「単利」と「複利」があります。単利は元本に対してのみ利息がつくのに対し、複利は再投資を前提とするため、同じ利率でも長期運用すると結果に大きな違いが出る可能性があります。