投資の知恵袋
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企業年金を繰り下げ受給するデメリットはありますか?
回答済み
1
2026/07/14 12:18
男性
60代
企業年金の受給を繰り下げることで将来の受取額が増えると聞きましたが、一方でデメリットはあるのでしょうか。受給開始を遅らせることで損になるケースや注意すべき点について知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
企業年金の繰り下げは受取額を増やせる一方、受給前に亡くなると総受取額が減る可能性があります。無収入期間の生活資金負担や、受給増額による税・社会保険料の上昇もあり得る点に注意が必要です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
企業年金の受給を繰り下げると、将来の受取額が増える可能性がありますが、必ずしも有利とは限りません。まず注意したいのは、受給開始を遅らせた分、受け取れる期間が短くなることです。想定より早く亡くなった場合は、増額分を含めても総受取額が少なくなり、結果として損になることがあります。
また、繰り下げ中は年金収入が入らないため、その間の生活費を預貯金や就労収入で補う必要があります。手元資金に余裕がない場合は、繰り下げによって家計が苦しくなるおそれがあります。資金計画を立てずに判断するのは避けたいところです。
さらに、税金や社会保険への影響も確認が必要です。受給額が増えることで、公的年金等の収入額が上がり、所得税や住民税、社会保険料の負担が重くなる場合があります。他の年金や退職金、一時金の受取時期によっては、手取り額が思ったほど増えないケースもあります。
このように、企業年金の繰り下げは、長生きへの備えとして有効な一方、総受取額、資金繰り、税負担の面で不利になることもあります。制度ごとの条件を確認したうえで、自身の健康状態や家計状況に合わせて判断することが大切です。
