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運用損益と評価損益の違いを、わかりやすく教えてください。

運用損益と評価損益の違いを、わかりやすく教えてください。

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2026/01/29 12:15


男性

40代

question

投資初心者です。運用報告書などで「運用損益」「評価損益」という言葉をよく目にしますが、それぞれ何を意味していて、どんな違いがあるのかがよく分かりません。


回答

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

運用報告書の「評価損益」は、いま保有している資産を“現在の価格で見積もった損益です。買った価格(取得価額)と、いまの時価(評価額)の差で、売るまでは確定せず、価格変動で日々増減します(含み益・含み損)。

一方の「運用損益」は、一定期間の運用でどれだけ増減したかという“運用成果”を示す言葉です。運用報告書では、値動きに加えて分配金・利息などの収益やコストの影響も含めて、期間の成績として整理されるのが一般的です(表示の定義は資料により差があります)。

お金が実際に動くタイミングは、評価損益ではなく「売却して確定したとき」です。評価損益は現状把握、運用損益は成績確認の指標として捉えると混乱しにくくなります。

用語の意味や、自分の運用状況の読み解きに不安がある方は、投資のコンシェルジュの無料相談で、レポートの見方と判断軸を一緒に整理しましょう。また、資産運用の方針についても、専門家にご相談いただけます。

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運用損益

運用損益とは、資産を運用した結果として生じた価値の増減を、損益として捉えた概念です。 この用語は、投資信託や株式、年金資産などの運用状況を確認する場面で頻繁に使われます。口座画面や運用報告書に表示される数値として目にすることが多く、「いまの運用がうまくいっているのか」を判断するための指標として参照されます。長期投資の途中経過を確認する文脈でも、この言葉が前提知識として共有されます。 誤解されやすい点として、運用損益がそのまま「確定した利益や損失」を意味すると受け取られることがあります。しかし、多くの場合、運用損益は評価時点での価格を基に算出されたものであり、実際に売却や解約をしない限り、現金として確定しているわけではありません。この違いを意識せずに数値だけを見て判断すると、短期的な増減に過度に反応したり、不要な売買につながったりすることがあります。 また、運用損益がマイナスである状態を「失敗」と単純に結びつけてしまう理解もよく見られますが、投資では評価損益が一時的に変動すること自体は珍しくありません。特に、積立投資や分散投資の過程では、途中の損益だけで成果を判断すると、運用の全体像を見誤る可能性があります。 運用損益という言葉は、投資の結果を一つの数値に集約した便宜的な表現に過ぎません。この数値がどの時点の評価に基づくものなのか、どのような前提で算出されているのかを意識することで、運用状況をより冷静に捉えることができます。

評価損益

評価損益とは、保有している株式や債券、外貨などの資産について、現在の時価(市場価格)と取得時の価格との差から生じる、まだ確定していない利益や損失のことを指します。これはあくまで帳簿上での計算であり、実際に売却や決済をしない限りは「含み益」や「含み損」として扱われます。 たとえば、ある株式を100万円で購入し、現在の時価が120万円になっていれば、評価益が20万円あるということになります。逆に、時価が80万円に下がっていれば、評価損が20万円あるという状態です。ただし、これらはあくまで**「いま売れば得られる/損する可能性がある」金額**であり、将来の相場変動によって増減する可能性があります。 企業の決算書などでは、評価損益を財務上どう扱うかが重要で、特に金融商品などの評価方法(時価評価か取得原価か)によって、利益や資産の見え方が大きく異なる場合があります。個人投資家にとっても、資産の実態を把握するために、評価損益を定期的にチェックすることが大切です。

取得価額

取得価額とは、資産を取得した時点で、その資産の取得のために要した金額として認識される基準額を指します。 この用語は、株式や投資信託、不動産などの資産を保有・売却する際に、その後の損益計算や税務上の扱いを考える文脈で登場します。売却価格や時価と対比される形で用いられ、「いくらで手に入れたか」という過去の事実を基準として、結果を整理するための起点となる概念です。投資判断そのものを示す言葉ではなく、判断の結果を数値として確定させるための前提情報として位置づけられます。 誤解されやすい点として、取得価額を「購入時の表示価格」や「約定金額」と同一視してしまうことがあります。しかし、取得価額は単に目に見える購入価格だけを指すとは限らず、制度や計算の前提によっては、取得に伴って発生した費用を含めて整理される場合があります。この点を理解していないと、売却時の損益や課税関係を確認する場面で、想定と異なる結果に戸惑うことになりやすくなります。 また、取得価額は「現在の価値」や「資産の実力」を表すものではありません。市場価格が変動しても、取得価額そのものは過去の基準として固定されており、評価額とは別の役割を持つ概念です。この違いを意識せずに使うと、評価損益と実現損益の区別が曖昧になり、投資結果の理解を誤りやすくなります。 資産運用や制度理解の観点では、取得価額は利益や損失を判断するための「起点の数字」です。将来の価格変動を予測する指標でも、投資価値を示す評価でもありません。あくまで、過去の取引を基準化するための概念として整理しておくことで、売却時や制度上の判断を冷静に行いやすくなります。この位置づけを押さえることが、取得価額を正しく理解するためのポイントです。

時価

時価とは、特定の資産や証券が市場で取引される際の適正な価格を指す。一般的には、金融市場における最新の取引価格や、公正な評価方法によって算出された価値を意味する。市場の需給や経済環境の変化によって常に変動し、会計や税務上の評価において重要な指標となる。特に、株式や不動産、債券などの資産価値を適切に把握するために用いられる概念である。

含み益

含み益とは、保有している資産の現在の市場価値が、購入時の価格よりも高くなっていることで生じる、まだ確定していない利益のことを指します。たとえば、ある株式を100万円で購入し、現在の時価が150万円になっている場合、その差額の50万円が含み益となります。 ただし、この時点では売却していないため、あくまで「見かけ上の利益」であり、実際に売却して初めて利益が確定します。資産運用においては、含み益が大きくなっても、相場の変動によって含み損に転じる可能性があるため、利益を確定するタイミングが重要となります。また、税金は基本的に利益が確定した時点で発生するため、含み益の状態では課税されません。初心者の方にとっては、資産評価の一つの目安として理解しておくとよい概念です。

含み損

含み損とは、保有している資産の現在の市場価値が、購入時の価格よりも低くなっていることで生じる、まだ確定していない損失のことを指します。たとえば、株式を100万円で購入したものの、現在の時価が70万円に下がっている場合、その30万円の差額が含み損となります。 ただし、この時点では売却していないため、実際に損失が確定しているわけではありません。市場が回復して再び購入価格以上に戻れば、含み損は解消される可能性もあります。 そのため、含み損は「一時的な損失」とも言え、売却するかどうかの判断が今後の運用結果に大きく影響します。また、含み損の段階では税金は発生せず、あくまで損失が確定したときに税務上の取り扱いが変わる点にも注意が必要です。

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