アフラック生命の終身保険「未来の自分が決める保険WAYS」の特徴は?
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2025/07/25 08:32
男性
40代
子育て中は死亡保障を重視し、将来は老後資金や介護費用に備えたいと考えています。アフラックの「未来の自分が決める保険 WAYS」は保障を年金や医療保障へ変更できると聞きましたが、具体的にどのような仕組みで、どんなメリットや注意点があるのでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
アフラック生命の終身保険「未来の自分が決める保険 WAYS」は、終身保険の基礎保障を持ちながら、保険料払込期間満了後に四つのコースを選択できる設計です。
「死亡保障コース」は従来どおり死亡時の保険金を維持し、教育期間中の遺族保障を確保します。「年金コース」は確定年金として定額を受給でき、老後の生活費や旅行資金へ転用可能です。
「介護年金コース」は公的介護保険の要介護認定など所定状態で年金が支払われ、介護サービス費や住宅改修費を補填します。「医療保障コース」は入院・手術給付金を受け取れる医療保険へ移行し、医療費の自己負担に備えられます。
いずれのコースも健康告知や診査が不要なため、加齢や病歴に左右されず切替えが可能です。メリットは、子育て期・退職期・介護期などライフステージに応じて保障目的を柔軟に最適化できる点と、加入時の保険料を据え置いたまま形を変えられる点です。
一方、払込満了前の切替えはできず、選択後に再変更できないため、老後の収入計画や医療・介護リスクを総合的に検討してコースを決定する必要があります。また、年金コース選択時には受給開始時期や受給期間によって総受取額が変動するため、利回りと税負担を確認してから判断しましょう。
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関連する専門用語
死亡保障
死亡保障とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族などの受取人に対して保険金が支払われる仕組みのことをいいます。主に生命保険に含まれる保障内容であり、家計の支え手が亡くなった際の遺族の生活費や教育資金、住宅ローンの返済などを補うために活用されます。 死亡保障の金額や期間は契約内容によって異なり、定期保険のように一定期間のみ保障されるものや、終身保険のように一生涯保障が続くものがあります。自分に万が一のことがあったときに、大切な人たちが経済的に困らないように備える目的で利用されるため、ライフプランに応じた保障額の設定が重要です。また、保障を手厚くすると保険料も高くなるため、必要な金額と負担のバランスを考えることが大切です。
確定年金
確定年金とは、あらかじめ決められた一定期間にわたり年金が支給される仕組みで、受取人が期間中に亡くなっても残りの年金が遺族へ支払われる点が特徴です。 生存期間にかかわらず給付が保証されるため、老後資金の計画が立てやすく、遺族の生活資金としても安心感があります。ただし、終身年金のように長生きリスクへの備えは十分ではないため、受取期間を超えて長生きした場合は年金が途切れる可能性があることを理解しておく必要があります。
医療保障
医療保障とは、病気やけがで入院・手術などの医療を受けた際に、かかる費用の一部または全部を補償する保険の仕組みを指します。これは主に生命保険会社などが提供する医療保険商品によって提供され、入院日数に応じた給付金や、手術・通院ごとの一時金が支払われるのが一般的です。医療保障は、公的医療保険(健康保険)だけではカバーしきれない自己負担分や差額ベッド代、先進医療費用などのリスクに備えるために活用されます。 医療保障の内容は契約によって異なり、給付内容や給付条件、保険料、保障期間などを比較検討することが大切です。また、貯蓄型か掛け捨て型かによって保険料の性質も変わります。高齢化社会の進展により、医療費負担への不安が高まる中、医療保障は家計のリスク管理の一部として注目されています。
保険料払込期間
保険料払込期間とは、契約者が保険会社に対して保険料を支払い続ける必要がある期間のことです。この期間が終わるまでは、保険契約を維持するために定期的な保険料の支払いが求められます。払込期間には、「終身払い」と呼ばれる一生涯支払い続けるタイプと、「有期払い」といって一定の年齢や年数までで支払いを終えるタイプがあります。 有期払いの場合、払込期間が終了しても保障は継続することが多く、将来の支出を軽減する目的で選ばれることもあります。一方で、払込期間が短いほど、月々の保険料は高くなる傾向があります。保険を選ぶ際には、保障内容だけでなく、支払い負担やライフプランに合った払込期間を考慮することが大切です。
無選択型保険
無選択型保険とは、過去の病歴や現在の健康状態について詳細な告知をしなくても加入できる保険のことです。一般的な保険では、加入時に健康診断や告知書の提出が求められ、その内容によっては契約を断られる場合があります。 しかし無選択型保険は、この審査を行わない、または極めて簡素にすることで、持病がある方や高齢の方でも加入しやすくした仕組みです。その分、保険料は通常より高めに設定され、保障額も限定的になるものの、誰でも受け入れられる安心感を提供します。
介護年金
介護年金とは、民間の生命保険会社などが提供する保険商品の一つで、契約者が将来的に要介護状態と認定されたときに、定期的に年金形式で給付金を受け取れる仕組みのことです。これは公的な介護保険制度だけでは不十分と感じる人が、老後の生活資金や介護費用の不足に備えるために加入する民間の保障です。 多くの場合、保険契約時にあらかじめ決められた条件(たとえば「要介護2以上」や「自立した生活が困難」といった状態)に該当したときに、毎月または年に一度など定期的に一定額の年金が支払われます。 支払い期間は一生涯の終身タイプや一定年数の有期タイプがあり、保険料や受取額も商品によってさまざまです。将来の介護リスクに備える手段として注目されていますが、保険料負担や支給条件などをよく確認したうえで選ぶことが大切です。