「ライフネット生命はやばい」という評判や口コミを見たのですが、契約しても大丈夫ですか?
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2025/08/02 08:50
女性
30代
ネット上で「ライフネット生命はやばいので加入は避けるべき」との声を見かけました。実際に会社の経営状況や商品設計に問題はないのでしょうか。安心して契約できる根拠と検討時の注意点を教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ライフネット生命は創業以来、ネット完結型でコストを抑えた医療保険を提供し、J.D.パワー顧客満足度調査で3年連続1位を獲得しています。契約件数も60万件を超え、解約返戻金をなくして保険料を低水準に抑える設計が評価されています。
終身型「じぶんへの保険3」は保険料が一生変わらず、短期入院でも5日分給付されるため、長期的な家計計画を立てやすいのが利点です。
一方、定期型「じぶんへの保険Z」は月額約900円から始められますが、更新ごとに年齢に応じて保険料が上昇し、50代以降の負担が大きくなる可能性があります。また両型とも解約返戻金がないため、途中解約すると掛け捨てになる点は理解が必要です。
結論として、企業の財務基盤と顧客評価に問題はなく、ライフステージに応じたプラン選択と保険料の長期試算を行えば安心して加入できます。
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終身型医療保険
終身型医療保険とは、一生涯にわたって医療保障を受けられるタイプの保険です。加入時に契約内容を決めると、その条件のままで、亡くなるまで保障が続きます。 主に入院や手術などにかかる費用を補償するもので、年齢を重ねても保障が打ち切られないことが大きな特徴です。 また、契約時の保険料が原則として上がらないため、将来的な出費の見通しが立てやすいというメリットがあります。長期的な医療リスクに備えたい人に向いていますが、短期間での解約や見直しには適していない点にも注意が必要です。
定期型医療保険
定期型医療保険とは、一定の期間だけ医療保障を受けられるタイプの保険です。契約時に設定した保障期間(たとえば10年、20年など)が終了すると、その時点で保障も終わるか、更新して続けることができます。 ただし更新するたびに保険料が上がることが多く、年齢を重ねるにつれて負担が大きくなる傾向があります。若いうちは保険料が安いため、ライフステージに応じて見直しながら医療リスクに備えたい人に向いています。必要な期間だけ効率よく医療保障を確保したい方にとって、柔軟な選択肢となります。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
保険料
保険料とは、保険契約者が保険会社に対して支払う対価のことで、保障を受けるために定期的または一括で支払う金額を指します。生命保険や医療保険、損害保険など、さまざまな保険商品に共通する基本的な要素です。保険料は、契約時の年齢・性別・保険金額・保障内容・加入期間・健康状態などに基づいて算出され、一般にリスクが高いほど保険料も高くなります。 また、主契約に加えて特約(オプション)を付加することで、保険料が増えることもあります。保険料は、契約を維持し続けるために必要な支出であり、未納が続くと保障が失効する場合もあるため、支払計画を立てることが大切です。資産運用の観点からも、保険料の支払いが家計に与える影響や、保障と費用のバランスを見極めることは、ライフプラン設計において重要な判断材料となります。
保障内容
保障内容とは、保険に加入したときに、どのような場合にどの程度の金額やサービスが支払われるのかといった、保険契約の具体的な中身を指します。たとえば、死亡時に遺族に保険金が支払われる、病気やけがで入院した際に給付金が出る、働けなくなった場合に収入を補う保険金が支払われるなど、保険商品によってその内容はさまざまです。保障内容を正しく理解することで、いざというときに「思っていた保障が受けられなかった」といったトラブルを避けることができます。資産運用やライフプランを立てるうえでも、自分に必要な保障が何かを見極めるために欠かせない視点です。
更新
保険の更新とは、定められた保険期間が満了した際に、契約者が同じ保険を一定期間延長し、再び保障を継続させる手続きです。更新時には、年齢や健康状態の変化、保険会社の料率改定などを反映して保険料や保障内容が見直される場合があります。 更新型保険ではこの手続きが前提となっており、終身保険など更新が不要な商品との違いを理解することが大切です。また、更新を機に保障額を調整したり、特約を追加・削除したりすることで、ライフステージの変化に合わせた保障設計が可能になります。