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ライフネット生命はやばい?評判・口コミと全商品のメリット・デメリットを公開データで検証
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公開:
2025.09.25
更新:
2026.09.29
ライフネット生命は、ネットで手続きができ、保険料を抑えやすい生命保険会社として知られています。一方で、「やばい」「保険金が支払われない」「つぶれるのでは」といった情報を目にし、加入して問題ないのか不安に感じる人もいるでしょう。保険は長く付き合う商品だからこそ、イメージや口コミだけでなく、保障内容や支払実績、財務状況を確認することが大切です。この記事では、ライフネット生命の商品や保険料、メリット・デメリット、審査、口コミまで具体的に解説します。
ライフネット生命とは?
ライフネット生命の正式な社名は「ライフネット生命保険株式会社」です。「ネットライフ生命」と検索されることもありますが、同じ会社を指しているケースがほとんどでしょう。2008年の開業以来、「正直に、わかりやすく、安くて、便利に。」を掲げた生命保険マニフェストに沿って、ネットで申し込める保険を提供しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ライフネット生命保険株式会社(証券コード7157) |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場(2025年7月にグロース市場から変更) |
| 販売中の商品 | 11商品(死亡・医療・がん・女性・就業不能・認知症) |
| 保有契約件数(個人保険) | 705,649件(2026年8月末・速報値) |
| ソルベンシー・マージン比率 | 333.7%(2026年3月末・新基準) |
| 申し込み方法 | ネットで24時間受付。電話・チャット・対面代理店での相談も可能 |
| 保険料の払い方 | 月払のみ(クレジットカードまたは口座振替) |
出典:ライフネット生命「東京証券取引所プライム市場への上場市場区分変更に関するお知らせ」、ライフネット生命「2026年8月の業績速報」、ライフネット生命「保険商品一覧」
表のとおり、ライフネット生命は東証プライム市場に上場しており、業績や財務の情報を定期的に開示しています。保有契約件数やソルベンシー・マージン比率の中身は、後半の章で詳しく確認します。「ネット専業の会社だから不安」という印象だけで判断せず、公開されている数値をもとに見ていきましょう。
ライフネット生命が「やばい」と言われる理由を検証
「やばい」には否定的な意味と「安くてすごい」という肯定的な意味の両方があります。ここでは不安につながりやすい4つの理由を、公式の開示と照らし合わせて整理しました。
| よく言われる理由 | 確認できる事実 | 誤解されやすい点 |
|---|---|---|
| 対面で相談できない | 営業担当者の訪問はない。電話・チャットに加え、対面代理店での相談も案内されている | 「一切相談できない」わけではない |
| 保障がシンプルすぎる | 特約を自由に付ける形ではなく、コース選択型。貯蓄型保険や終身の死亡保険はない | 保障の中身そのものが薄いとは限らない |
| 保険金が支払われない | 支払非該当は四半期ごとに件数と理由を開示。主因は支払事由非該当と告知義務違反 | ネット生保だから支払われにくいというデータは確認できない |
| つぶれるのでは | 新基準のソルベンシー・マージン比率は333.7%、保有契約件数は増加傾向 | 会社規模の小ささと財務の健全性は別の話 |
こうして整理すると、「やばい」と言われる理由の多くは、ネット型という加入方法やシンプルな商品設計に由来するものです。一方、保険金の支払いや財務の健全性は、会社が公表しているデータで事実を確かめられます。ここからは、4つの理由を一つずつ検証していきます。
理由1:営業担当者がいないため、自分で判断する場面が多い
ライフネット生命には、自宅や職場を訪ねて保障を設計する営業担当者がいません。必要な保障額をある程度自分で考える必要があり、これを「不安」「やばい」と感じる人もいるでしょう。
- ただし、相談の手段がないわけではありません。公式サイトでは「電話で相談」「チャットで相談」「対面代理店で相談」の3つが案内されており、何度相談しても無料としています。
理由2:保障がシンプルで、特約で細かく組み立てにくい
医療保険は、基本の保障だけの「エコノミーコース」と、がんの給付金や先進医療の保障などを加えた「おすすめコース」の2つから選ぶ仕組みです。特約を1つずつ選んで組み合わせる対面型の保険に慣れた人には、自由度が低く見えるかもしれません。
- 一方で、選択肢を絞ったぶん比較しやすく、保障の重複も起きにくくなります。「必要な保障だけを持ちたい」人にとっては、むしろわかりやすい設計といえるでしょう。
理由3:「保険金が支払われなかった」という声がある
ネット上には「保険金が支払われなかった」という声もあり、ネット生保は支払いが厳しいと受け止められることがあります。ただし、約款の支払条件に当てはまらない請求や、告知義務違反が判明した請求に支払いが行われないのは、どの保険会社も同じです。
- ライフネット生命の2026年4〜6月の支払非該当467件のうち、約7割は支払条件に当たらない請求、約3割は告知義務違反による解除でした。加入時に健康状態を正しく告知し、保障の対象となる条件を確認しておくことが大切です。
理由4:ネット専業の会社はつぶれるのではという不安
ライフネット生命は2008年に開業した比較的新しい会社で、大手生保より規模が小さいため、経営を心配する声もあります。ただし、会社の規模と財務の健全性は、別の指標で見る必要があるでしょう。
同社の新基準のソルベンシー・マージン比率は2026年3月末で333.7%と、監督上の基準である100%を大きく上回る水準です。保有契約件数も2026年8月末に70万件を超え、増加が続いています。
ライフネット生命は支払われない?支払実績と不支払の理由
「支払われない」という不安には、公式の支払実績で答えるのが近道です。ライフネット生命は、支払件数や支払日数に加えて、支払えなかった件数とその理由まで開示しています。
2025年度の支払件数は25,191件、平均支払日数は1.08日
2025年度に支払った保険金・給付金は25,191件、金額は71億3,900万円でした。書類受領日の翌営業日から着金日までの平均営業日数は1.08日で、2024年度の1.91日から短縮しています。2025年8月からは書類到着日の当日に支払う「最短当日支払い」も始まりました。
出典:ライフネット生命「保険金等の支払状況」、ライフネット生命「保険金・給付金の『最短当日支払い』開始から1年」
支払非該当の内訳(2026年度第1四半期)
2026年4〜6月の支払件数は6,857件、支払非該当は467件でした。支払非該当の内訳と割合を整理すると、次のとおりです。
| 区分 | 件数 | 支払非該当に占める割合(編集部試算) |
|---|---|---|
| 支払事由非該当(約款の支払条件に当たらない) | 318件 | 約68% |
| 告知義務違反による解除 | 140件 | 約30% |
| 詐欺による取消 | 8件 | 約2% |
| 免責事由に該当 | 1件 | 0.2% |
| 合計 | 467件 | 100% |
※件数は請求の種類ごとの集計で、1契約で複数件を計上する場合があります。支払件数と支払非該当の合計に占める非該当の割合は約6.4%です(編集部試算)。
非該当の多くは、そもそも支払条件に当てはまらない請求でした。告知義務違反の事例としては、申し込み前の健康診断で要精密検査の指摘を受けていたのに告知せず、その病気で請求したケースが公表されています。なお、他社と同じ基準で不支払率を比べられる公表データは見当たりません。
保険金・給付金が支払われない主なケースと防ぎ方
公式の商品ページには、支払えない代表例が明記されています。主なものは次のとおりです。
保険金・給付金が支払われない主なケース
- 申し込み時に正しく告知せず、告知義務違反で契約が解除された場合
- 定期死亡保険で、責任開始日から3年以内の自殺の場合
- 医療保険で、治療を目的としない入院(健康診断・人間ドック・美容整形など)の場合
- がん保険で、保障開始(申込日から3か月を経過した日の翌日)より前にがんと診断されていた場合
もっとも大切なのは、健康状態を正確に告知することです。告知は保険会社だけが受け取る権利を持っており、コンタクトセンターや代理店の担当者に口頭で伝えても告知にはなりません。
出典:ライフネット生命「告知にあたってご留意いただきたい事項」、ライフネット生命「定期死亡保険」
ライフネット生命はつぶれる?経営の健全性を指標で確認
「つぶれる」かどうかは、ソルベンシー・マージン比率、契約件数の推移、破綻時の保護制度の3点で確かめるのが基本です。
ソルベンシー・マージン比率は新基準で333.7%
ソルベンシー・マージン比率は、想定を超える支払いが起きたときに備えた「支払余力」を示す指標です。ライフネット生命の数値は、2026年3月末で333.7%、2026年6月末で339%(参考値)でした。
よく引用される1,722.2%は、2025年3月末時点の旧基準による連結の数値です。2026年3月期から計算方法が変わったため、数字が小さくなったのは経営が悪化したからではありません。
出典:ライフネット生命「2025年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)」
健全性の指標の読み方:旧基準の200%と新基準の100%
2026年3月期から、保険会社の健全性は「経済価値ベース」の新しい基準で測られるようになりました。資産と負債を時価に近い考え方で評価し、より厳しい前提でリスクを見積もるため、旧基準より比率が低く出やすい仕組みです。
| 項目 | 旧基準(2025年3月期まで) | 新基準(2026年3月期から) |
|---|---|---|
| 早期是正措置の対象 | 200%を下回った場合 | 100%を下回った場合 |
| 生命保険会社の全社平均 | 873%(2025年3月末) | 215%(2025年3月末・フィールドテストの結果) |
| ライフネット生命 | 1,722.2%(2025年3月末・連結) | 333.7%(2026年3月末) |
出典:金融庁「経済価値ベースのソルベンシー規制の概要(2026年7月)」
数値を見るときは「基準がどちらか」をまず確認しましょう。新基準では100%が監督上の目安で、ライフネット生命はその3倍を超える水準です。ただし、比率は金利や株価によって変動するため、決算ごとに推移を確かめることが大切です。
ソルベンシー・マージン比率ランキングは、こちらの記事でも解説しています。あわせて参考にしてみてください。
保有契約件数は増加が続いている
個人保険の保有契約件数は、2025年3月末の637,417件から2026年3月末には686,237件に増えました。2026年8月末の速報値は705,649件です。
| 時点 | 保有契約件数 |
|---|---|
| 2025年3月末 | 637,417件 |
| 2026年3月末 | 686,237件(前年度末比107.7%) |
| 2026年8月末(速報値) | 705,649件 |
出典:ライフネット生命「2025年度決算のお知らせ」、ライフネット生命「2026年8月の業績速報」
2026年3月末までの1年間で保有契約件数は約4.9万件増え、その後も増加が続いています。契約件数の増加は、保険料収入の基盤が広がっていることを示す材料の一つです。ただし、件数だけで会社の安全性が決まるわけではないため、ソルベンシー・マージン比率などとあわせて判断しましょう。
万が一破綻しても生命保険契約者保護機構の補償がある
ライフネット生命は、生命保険契約者保護機構の会員です。生命保険会社が破綻した場合、補償対象の契約は、高予定利率契約などを除き、破綻時点の責任準備金等の90%までが補償されます。
- 責任準備金とは、将来の保険金の支払いに備えて保険会社が積み立てているお金です。ただし、保険金額が減る可能性もあるため、「90%」は受け取る保険金の額そのものではない点に注意しましょう。
出典:生命保険契約者保護機構「Q12 生命保険会社が破綻した場合の補償内容はどうなっていますか。」、生命保険契約者保護機構「会員会社一覧」
ライフネット生命の全商品一覧(2026年9月時点)
2026年9月時点の公式の商品一覧には、11商品が掲載されています。2025年12月に定期がん保険(レディースを含む)が新たに発売され、終身がん保険もリニューアルされました。それまでの終身がん保険「ダブルエール」は販売を終えています。
| 商品 | 主な保障 | 契約年齢 | 保険料例 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 定期死亡保険 | 死亡・高度障害で保険金(最大1億円) | 18〜80歳 | 男性659円・女性548円(500万円・10年) | 子育て期の保障を安く持ちたい人 |
| 定期医療保険 | 入院・手術(日帰り入院も5日分) | 18〜70歳 | 男性765円・女性1,275円(日額5,000円・10年) | 当面の保険料を抑えたい人 |
| 終身医療保険 | 入院・手術を一生涯保障 | 18〜80歳 | 男性1,578円・女性1,701円(日額5,000円・終身) | 保険料を一生変えたくない人 |
| 定期医療保険レディース | 女性特有の病気の入院に上乗せ | 18〜70歳 | 女性1,661円 | 女性特有の病気に備えたい人 |
| 終身医療保険レディース | 同上を一生涯保障 | 18〜80歳 | 女性2,021円 | 同上を一生涯続けたい人 |
| 定期がん保険 | 診断一時金・治療サポート給付金など(10年) | 18〜70歳 | 男性1,014円・女性2,027円(一時金100万円) | 働き盛りのがんに備えたい人 |
| 終身がん保険 | 同上を一生涯保障 | 18〜80歳 | 男性2,247円・女性3,130円(一時金100万円) | 一生涯がんに備えたい人 |
| 定期がん保険レディース | 女性特有のがんの手術に上乗せ(10年) | 18〜70歳 | 女性2,215円 | 乳がん等に厚く備えたい人 |
| 終身がん保険レディース | 同上を一生涯保障 | 18〜80歳 | 女性3,360円 | 同上を一生涯続けたい人 |
| 就業不能保険 | 長期間働けないときに毎月給付金 | 18〜60歳 | 男性1,807円・女性1,576円(月額10万円) | 収入減少への備えが薄い人 |
| 認知症保険 | 認知症・軽度認知障害(MCI)で一時金 | 40〜70歳 | 50歳男性1,603円・女性1,846円(100万円) | 認知症の費用に備えたい人 |
※公式サイト掲載の保険料例(2026年6月1日時点の保険料率)。医療保険はエコノミーコース、がん保険はあんしんコース(がん先進医療給付金選択)、就業不能保険は支払対象外期間180日・65歳満了の例です。
出典:ライフネット生命「保険商品一覧」、ライフネット生命「新商品の『定期がん保険』とリニューアルした『終身がん保険』の発売に関するお知らせ」
表から分かるように、ライフネット生命の商品は死亡・医療・がん・就業不能・認知症に備える掛け捨て型が中心です。定期型と終身型を選べる商品が多く、同じ保障でも保険期間によって保険料が大きく変わります。たとえば30歳男性の医療保険では、定期型が月765円、終身型が月1,578円と約2倍の差があります。ここからは、主な商品ごとに特徴とデメリットを確認していきましょう。
定期死亡保険:保険料は安いが、更新時に上がる点がデメリット
定期死亡保険は、死亡または所定の高度障害状態になったときに保険金を受け取れる掛け捨て型の保険です。保険金額は100万円単位で選べ、2026年6月からは契約年齢の上限が70歳から80歳に広がりました。
| 年齢 | 男性1,000万円 | 男性2,000万円 | 女性1,000万円 | 女性2,000万円 |
|---|---|---|---|---|
| 30歳 | 1,068円 | 1,886円 | 846円 | 1,442円 |
| 40歳 | 1,925円 | 3,600円 | 1,463円 | 2,676円 |
| 50歳 | 4,217円 | 8,184円 | 2,686円 | 5,122円 |
出典:ライフネット生命「定期死亡保険」、ライフネット生命「『定期死亡保険』『終身医療保険』『終身がん保険』6月1日より契約年齢を80歳に拡大」
- 死亡保険のデメリットは、満期保険金や解約返戻金がないことと、10年・20年・30年タイプは更新のたびに保険料が再計算され、多くの場合は上がることです。30歳男性が2,000万円の10年タイプに入ると、40歳の更新時は現在の料率で月3,600円と約1.9倍になる計算です(編集部試算)。一生涯の死亡保障や、相続対策に使う終身保険は扱っていません。
定期保険と終身保険の違いに関しては、こちらの記事をご覧ください。
医療保険:定期型と終身型、累計保険料はどちらが安い?
医療保険は、日帰り入院を含む5日以内の入院でも一律5日分の入院給付金を受け取れる点が特徴です。入院給付金日額は5,000円〜15,000円の5段階から選べます。1回の入院の支払限度は60日ですが、おすすめコースでは3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)による入院の日数が無制限になります。
定期型と終身型で迷う人は多いため、30歳男性が日額5,000円のエコノミーコースに加入した場合の累計保険料を比べてみました。
| 期間 | 定期医療保険(10年ごとに更新) | 終身医療保険 |
|---|---|---|
| 30〜39歳 | 月765円・10年で91,800円 | 月1,578円・10年で189,360円 |
| 40〜49歳 | 月1,097円・10年で131,640円 | 同189,360円 |
| 50〜59歳 | 月1,811円・10年で217,320円 | 同189,360円 |
| 60〜69歳 | 月3,001円・10年で360,120円 | 同189,360円 |
| 60歳までの累計 | 440,760円 | 568,080円 |
| 70歳までの累計 | 800,880円 | 757,440円 |
※更新後も2026年6月1日時点の保険料率が変わらないと仮定した単純計算。実際の更新保険料は更新時の料率で決まります。
- 60歳までなら定期型のほうが約13万円安く、60代後半で逆転する計算です。住宅ローンや子育てで出費が多い時期は定期型、長く同じ保険料で持ち続けたい人は終身型というように、使う期間で考えるとよいでしょう。定期医療保険は、更新時に健康状態にかかわらず終身医療保険へ移行できる仕組みもあります(移行には条件あり)。
ライフネット生命の医療保険は、こちらの記事でも解説しています。あわせて参考にしてみてください。
出典:ライフネット生命「医療保険」、ライフネット生命「定期医療保険」、ライフネット生命「終身医療保険
がん保険:2025年12月に定期型が登場
がん保険では、保険期間10年の定期型と一生涯の終身型のどちらかを選ぶ形です。一時金に絞った「ライト」、治療費にも備える「あんしん」、収入減少にも備える「あんしんプラス」の3コースがあります。
ライフネット生命のがん保険の種類
- がん診断一時金:100万〜300万円(上皮内新生物は50%)
- 治療サポート給付金:手術・放射線・抗がん剤治療を受けた月ごとに10万円(回数無制限。ホルモン療法のみは月5万円・最大60回)
- がん収入サポート給付金:診断の翌年から1年ごとに一時金の50%を最大5回
保障の開始は申込日から3か月を経過した日の翌日からですが、その3か月間は保険料がかかりません。あんしん・あんしんプラスコースでは、がんと診断された後の保険料の払い込みも不要です。
「ダブルエール」に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
出典:ライフネット生命「がん保険」、ライフネット生命「定期がん保険」
女性保険:医療保険・がん保険のレディース版
女性向けには、医療保険とがん保険それぞれにレディース版が用意されています。医療保険のレディース版は、女性特有の病気で入院すると、入院給付金日額と同額の女性入院給付金が上乗せされる仕組みです。がん保険のレディース版では、乳房や子宮の所定の手術を受けたときに女性手術給付金10万円が加わります。
就業不能保険:働けない期間の収入減少に備える
就業不能保険は、病気やケガで入院や在宅療養が続き、支払対象外期間(60日または180日)を超えて働けないときに、毎月給付金を受け取れる保険です。月額は10万〜50万円で、年収に応じた上限があります。
うつ病など精神疾患による就業不能は毎月の給付金の対象外で、所定の状態に当たる場合に月額の3倍の一時金を受け取る形です。むちうちや腰痛など医学的な他覚所見がない場合も支払われません。会社員は健康保険の傷病手当金と重なるため、給付額を抑えた「ハーフタイプ」も選択肢になります。
就業不能保険の仕組みやメリットなどを知りたい場合は、こちらの記事もご覧ください。
認知症保険:40〜70歳が対象
認知症保険は、認知症と診断されたときに100万〜300万円、軽度認知障害(MCI)と診断されたときにその10〜20%の一時金を受け取れる終身型の保険です。告知項目は4つで、医師の診査や健康診断書の提出は不要とされています。
ライフネット生命のメリット
ライフネット生命のメリットは、主に「保険料」と「手続き・支払いのスピード」の2点です。営業担当者や店舗を持たないネット型の仕組みが、保険料の手頃さや手続きの手軽さにつながっています。自分で保障内容を比べて選びたい人にとっては、利点を感じやすいでしょう。
保険料を抑えて必要な保障を持ちやすい
店舗や営業担当者にかかる費用を抑え、保険料を手頃にしているのが同社の考え方です。保険料に含まれる手数料の割合(保険料の中身)も開示しており、比較の材料を得やすいでしょう。
- この透明性により、自分が支払う保険料のうち、実際に保障に使われる部分と運営コストの部分が明確になります。保険選びにおいて「なぜこの金額なのか」という疑問に答えてくれる、画期的な取り組みといえるでしょう。
手続きがネットで完結し、支払いが速い
申し込みは24時間ネットで受け付けており、原則として健康状態の告知だけで加入できます。医療保険の入院・手術給付金はマイページから請求でき、2026年度第1四半期の平均支払日数は0.58日でした。
ネット型保険と対面型保険の違いに関しては、こちらのQ&Aも参考にしてみてください。
ライフネット生命のデメリット・注意点
一方で、ライフネット生命には注意したい点もあります。主なものは「商品の種類」「更新時の保険料」「保障額の決め方」の3つです。いずれもネット型ならではの特徴で、自分の目的や家計に合うかどうかで受け止め方が変わるでしょう。
貯蓄型保険や一生涯の死亡保障がない
取り扱いは掛け捨て型が中心で、学資保険・個人年金保険・終身保険などの貯蓄型商品はありません。保険で資産形成をしたい人や、相続対策に死亡保険を使いたい人には合わないでしょう。
更新型は、年齢とともに保険料が上がる
定期死亡保険・定期医療保険・定期がん保険は、更新時の年齢で保険料が再計算されます。保険料の安さは加入時点のものと理解し、将来の負担も含めて比べることが大切です。
必要な保障額は自分で考える必要がある
営業担当者が家計全体から保障額を提案する仕組みではありません。公的保障や貯蓄でまかなえる部分を差し引き、不足分だけを保険で備えるという考え方を、自分で整理する必要があります。
ネット型と対面型の違い
ネット型と対面型には、それぞれ長所と短所があります。優劣ではなく、自分に合う加入方法かどうかで選びましょう。
| 項目 | ネット型 | 対面型 |
|---|---|---|
| 保険料 | 人件費や店舗費用を抑え、割安にしやすい | 設計の自由度が高いぶん、保障を足すと高くなりやすい |
| 保障の組み立て | コース選択などシンプル | 特約を細かく組み合わせやすい |
| 相談 | 電話・チャット中心。自分で判断する場面が多い | 担当者が家計全体を聞き取り提案する |
| 手続き | 24時間ネットで完結しやすい | 面談の日程調整が必要 |
| 注意点 | 告知や保障内容を自分で確認する | 提案が特定の商品に偏っていないか確認する |
ネット型は保険料を抑えやすい反面、保障の組み立てや告知内容の確認を自分で行う必要があります。対面型は担当者に相談しながら設計できますが、保障を足していくと保険料が高くなりやすい点に注意が必要です。
必要な保障額を自分で考えられるか、相談しながら決めたいかを基準に選ぶとよいでしょう。なお、ライフネット生命でも電話・チャット・対面代理店での相談は利用できます。
ライフネット生命の審査は厳しい?告知の方法と加入できないケース
申し込み時は、ネットの告知入力画面で過去の傷病歴や現在の健康状態、職業などに答える流れです。職業や年収、健康状態に応じて審査を行い、保険金額に上限を設けたり、特定の病気や部位を保障しない特別条件を付けたりする場合があります。加入を断られる場合もあると、公式に明記されている点も押さえておきましょう。
- 「審査が厳しい」と感じる人がいるのは、告知の内容によってはこうした条件が付くためでしょう。ただし、持病や既往歴があっても、内容によっては引き受けられることもあります。
健康診断書は原則不要ですが、年齢や保険金額によっては提出を求められます。たとえば定期死亡保険は、18〜40歳の場合、告知だけで申し込めるのは3,000万円までです。妊娠中の人は、医療保険に妊娠・出産に関する一定期間の不担保という条件が付きます。
既往症があっても加入できる生命保険については、こちらの記事でも解説しています。あわせて参考にしてみてください。
出典:ライフネット生命「告知にあたってご留意いただきたい事項」、ライフネット生命「定期死亡保険」
ライフネット生命の見積もり方法と保険料の目安
保険料の試算には、公式サイトの「10秒見積り」が使えます。どの保険が必要かわからない人は、かんたんな質問に答える「ぴったり診断見積り」を使う方法もあるでしょう。見積り結果は「マイプラン」で保存・比較でき、家族と相談しながら検討したい人に便利です。
参考として、30歳の男女がライフネット生命の商品を組み合わせた場合の月額保険料を試算しました。
| 保障 | 30歳男性 | 30歳女性 |
|---|---|---|
| 定期死亡保険(10年) | 1,886円(2,000万円) | 846円(1,000万円) |
| 終身医療保険(日額5,000円・エコノミー) | 1,578円 | 2,021円(レディース) |
| 定期がん保険(一時金100万円・あんしん) | 1,014円 | 2,215円(レディース) |
| 合計 | 4,478円 | 5,082円 |
※公式サイトの保険料例(2026年6月1日時点の保険料率)を合計したもの。実際の保険料や加入可否は、告知内容などによって変わります。
保険料が安いかどうかは、同じ保障額・保険期間で他社と比べて初めて判断できます。見積もりの際は、保障額や期間をそろえることを意識しましょう。
ライフネット生命の評判・口コミの見方
ネット上の口コミは、加入や請求の体験によって評価が大きく分かれます。条件が書かれていない感想も多いため、第三者の調査や公式の開示データとあわせて見るのがおすすめです。
第三者の評価としては、2026年オリコン顧客満足度調査の生命保険ランキングで、ライフネット生命が総合1位(72.7点)となりました。33社を対象とした調査で、4つの評価項目のうち「加入手続き」「商品内容」「保険料」の3項目で1位です。
公式サイトでは、契約者アンケートの満足度95.4%(2026年5月・回答1,185件)も紹介されています。ただし、これは会社自身が実施したアンケートにすぎません。「アフターフォロー」は1位を取れなかった項目でもあり、評価は項目ごとに見ることが大切です。
出典:oricon ME「オリコン顧客満足度ランキング 生命保険」、ライフネット生命「2026年 オリコン顧客満足度調査 生命保険ランキング総合第1位を2年連続で受賞」
ライフネット生命が向いている人・向いていない人
ここまで見てきたように、ライフネット生命は保険料の手頃さと手続きの手軽さに強みがある一方、商品の種類や相談の方法には特徴があります。そのため、向いているかどうかは保険に求める役割や、保障の選び方によって分かれるでしょう。主な判断の目安を、向いている人・向いていない人に分けて整理しました。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 掛け捨てで保険料を抑え、貯蓄や投資は別で行いたい | 保険で貯蓄や資産形成をしたい |
| 必要な保障額を自分である程度考えられる | 担当者に家計全体から提案してほしい |
| 子育てや住宅ローンの期間だけ大きな保障が欲しい | 一生涯の死亡保障や相続対策が必要 |
| ネットやスマホでの手続きに抵抗がない | 特約を細かく組み合わせたい |
「向いている人」の列に当てはまる項目が多いほど、ライフネット生命の商品は候補になりやすいといえます。反対に「向いていない人」の項目に当てはまる場合は、対面型の保険会社や貯蓄型の商品を扱う会社も含めて比較しましょう。どちらか一方に決める必要はなく、死亡保障はネット型、資産形成はNISAやiDeCoと目的ごとに分ける方法もあります。
この記事のまとめ
この記事では、ライフネット生命について、保険金の支払実績や財務健全性、取り扱う商品の特徴、保険料、メリット・デメリット、審査や口コミの見方まで確認しました。保険料の手頃さや手続きのしやすさだけでなく、商品構成や更新後の保険料、自分で保障額を考える必要がある点も踏まえて判断することが大切です。加入を検討する際は、必要な保障額や保障期間を整理したうえで、同じ条件で他社の商品とも比較してみましょう。

金融系ライター
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。
関連する専門用語
ソルベンシー・マージン比率
ソルベンシー・マージン比率とは、保険会社がどれだけ予想外のリスクに耐えられるかを示す指標のことです。たとえば、大地震や大事故のような予測できない大きな支払いが必要になった場合に、その保険会社がしっかりと対応できるかどうかを判断するために使われます。 この比率が高ければ高いほど、経営の安定性があり、万が一のときでも契約者に対する保険金の支払い能力があると見なされます。保険会社の健全性をチェックする上でとても重要な数字です。
告知義務違反
告知義務違反とは、主に保険契約を結ぶ際に、自分の健康状態や過去の病歴、職業などについて、保険会社から求められた情報を正確に伝えなかったことを指します。 生命保険や医療保険などに加入する際、契約者は申込書などでいくつかの質問に答える必要がありますが、その際に虚偽の申告や重要な事実を意図的に隠すと「告知義務違反」となります。 この違反が発覚した場合、たとえ保険料を払い続けていても、保険金が支払われなかったり、契約が解除されたりする可能性があります。資産運用の一環として保険を利用する人にとっては、信頼性と保障の維持のためにも、正確な告知がとても重要です。
死亡保険
死亡保険とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族や指定された受取人に保険金が支払われる保険のことです。この保険は、主に家族の生活費や子どもの教育費、住宅ローンの返済など、被保険者の死後に経済的な困難が生じないように備えるためのものです。 投資とは少し性質が異なりますが、万が一のリスクに備えるという点で、資産運用やライフプランの一環として重要な位置を占めています。また、保険の種類によっては、一定の年数を超えると解約返戻金が発生するため、長期的な資産形成の手段として活用されることもあります。
がん保険
がんと診断されたときや治療を受けたときに給付金が支払われる民間保険です。公的医療保険ではカバーしきれない差額ベッド代や先進医療の自己負担分、就業不能による収入減少など、治療以外の家計リスクも幅広く備えられる点が特徴です。通常は「診断一時金」「入院給付金」「通院給付金」など複数の給付項目がセットされており、加入時の年齢・性別・保障内容によって保険料が決まります。 更新型と終身型があり、更新型は一定年齢で保険料が上がる一方、終身型は加入時の保険料が一生続くため、長期的な負担の見通しを立てることが大切です。がん治療は医療技術の進歩で入院期間が短くなり通院や薬物療法が中心になる傾向があるため、保障内容が現在の治療実態に合っているかを確認し、必要に応じて保険の見直しを行うと安心です。
認知症保険
認知症保険とは、契約者が将来、医師により認知症と診断された場合に給付金が支払われる保険です。認知症と診断されたときに一時金としてまとまった金額を受け取れるタイプや、その後の介護や生活支援のために定期的に給付金が支払われるタイプがあります。 高齢化社会が進む中で、認知症は誰にとっても身近なリスクになっており、それに備えるための商品として注目されています。認知症になると、自分でお金の管理や生活が難しくなるため、早めの備えが重要です。 この保険は、医療保険や介護保険とは異なり、認知症という特定の状態に焦点を当てて保障するもので、家族への経済的・精神的負担を軽減する役割もあります。資産運用というよりは、老後の安心を支える「リスク管理」の手段として、初心者にも理解しやすい保険です。
就業不能保険
就業不能保険とは、病気やけがで働けなくなり、収入が得られなくなった場合に、一定期間ごとに保険金が支払われる民間の保険商品です。この保険は、入院や自宅療養などで仕事を続けられない状況が長引いたときに、生活費やローン返済などの家計の負担を軽減するために設けられています。 公的な障害年金制度ではカバーしきれない部分を補う目的があり、自営業者やフリーランスなど、収入の保障が不安定な人に特に注目されています。保障内容や支払期間、免責期間などは契約ごとに異なるため、自分の職業やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。







