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NISAで債券に投資することはできますか?

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2025/09/09 09:01

NISA債券投資債券
NISA債券投資債券

男性

60代

question

NISAで株式や投資信託を購入できますが、債券についてはどうなのでしょうか。国債や社債といった債券を、株式と同じようにNISA口座を通じて直接購入することはできるのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

NISAでは株式や投資信託を購入できますが、国債や社債といった債券を直接買うことは制度上できません。証券会社の債券販売ページでNISA口座を指定して国債や社債を購入することはできないため、利子をNISAで非課税にする仕組みも存在しません。

一方で、債券を組み入れた投資信託や債券ETFであればNISAの対象になります。その場合は、分配金や売却益が非課税となり、株式と同じようにNISAのメリットを活かすことができます。

つまり「個別債券はNISAで買えないが、投資信託やETFを通じて債券に投資することは可能」というのが正しい理解です。債券をどの程度組み入れるかはリスク許容度や資産配分の考え方によって変わってきますので、ご自身に合ったバランスを見極めることが大切です。

投資のコンシェルジュでは無料相談を受け付けていますので、債券を含めた最適なポートフォリオを検討したい方はぜひご活用ください。

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新NISA

新NISAとは、2024年からスタートした日本の新しい少額投資非課税制度のことで、従来のNISA制度を見直して、より長期的で柔軟な資産形成を支援する目的で導入されました。この制度では、投資で得られた利益(配当や売却益)が一定の条件のもとで非課税になるため、税負担を気にせずに投資ができます。新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠が用意されており、年間の投資可能額や総額の上限も大幅に引き上げられました。 また、非課税期間が無期限となったことで、より長期的な運用が可能となっています。投資初心者にも利用しやすい仕組みとなっており、老後資金や将来の資産形成の手段として注目されています。

個別債券

個別債券とは、投資信託や債券ファンドを通じずに、特定の国債・社債・地方債などを個別に購入する債券投資の形態を指します。満期まで保有することで元本の返済が期待でき、利息収入を得られるため、安定した運用を求める投資家に適しています。ただし、発行体の信用リスクや市場金利の変動による価格変動リスクがあるため、慎重な選定が必要です。

利子所得

利子所得とは、銀行預金や債券などから得られる利息収入を指す所得区分の一つです。たとえば、定期預金の利息、国債や社債の利払い、公社債投資信託の収益分配金などが該当します。 日本では、国内で得た利子所得には原則として20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかり、金融機関があらかじめ差し引く「源泉分離課税」の方式が採られています。このため、通常は確定申告の必要がなく、利息は「手取り」で口座に入金されます。 一方、海外の銀行預金や外国債券の利息などは、国内で源泉徴収されない場合が多く、原則として「申告分離課税」により確定申告が必要となります。また、外国で課税された場合には、外国税額控除などを通じて二重課税の調整が可能です。 非課税制度としては、以下のような選択肢があります。 NISA(少額投資非課税制度):NISA口座内で保有する対象債券や債券ETF、公社債投資信託から得られる利子や分配金は非課税となります(ただし対象商品は限定されます)。 マル優(少額貯蓄非課税制度):障害者や高齢者等に限定されますが、預貯金の利子を元本350万円まで非課税にできる制度もあります。 なお、利子所得は元本の価格変動リスクが小さく、定期的なキャッシュフローを生む点で安定収入源となりますが、一方で損益通算や損失繰越ができない、インフレに弱いといったデメリットもあります。 利子所得はシンプルな金融収益でありながら、課税方式や制度の選択によって手取り額に大きな差が出る場合もあるため、正確な知識を持つことが資産運用において重要です。

債券ファンド(社債ファンド)

債券ファンドとは、投資家から集めた資金を国債や社債などの債券に投資し、利息収入や価格変動による収益を目的とする投資信託の一種である。比較的安定した収益を期待できるため、リスクを抑えながら資産運用を行いたい投資家に適している。ファンドの種類によっては、短期債中心のものや高利回りを狙ったハイイールド債ファンド、物価上昇に対応するインフレ連動債ファンドなどがある。 一般的に「債券ファンド」という場合、非上場の債券投資信託を指すことが多いが、債券を対象としたETF(上場投資信託)も存在し、特に社債ETF(Corporate Bond ETF)と呼ばれる。ETFは市場でリアルタイムに売買できる流動性の高さが特徴であるのに対し、投資信託は基準価額で取引されるため、売買の自由度が異なる。債券ファンドを選択する際は、運用形態やコスト、金利変動リスクを考慮しながら適切に選ぶことが重要である。

総合債券ETF

総合債券ETFとは、さまざまな種類や年限の債券を幅広く組み合わせて投資できるETF(上場投資信託)のことを指します。投資対象には、国債や地方債、社債、モーゲージ債などが含まれ、国内外の幅広い債券市場をカバーするのが特徴です。これにより、個別の債券に投資するよりも簡単に分散効果を得られ、リスクを抑えながら安定的な利息収入を期待できます。 資産運用の観点では、株式とのバランスをとることでポートフォリオ全体の安定性を高める役割を果たします。投資初心者にとっては、「いろいろな債券をまとめて少額から投資できる便利な商品」と考えるとイメージしやすいでしょう。

アセットアロケーション(資産配分)

アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。

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