投資の知恵袋
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格安でもリゾートマンションは買ってはいけないと言われましたがなぜでしょうか?
回答済み
1
2025/09/22 09:25
男性
60代
不動産投資を検討する中で、格安のリゾートマンションを見かけました。お得に感じて購入を検討していましたが、周囲から「買ってはいけない」と止められました。具体的にどのようなリスクや注意点があるのでしょうか。リゾートマンション購入の落とし穴を教えてください。
回答をひとことでまとめると...
格安リゾートマンションは維持費の高さと売却の難しさで資産価値が下がりやすく、投資には不向きなため、購入は慎重に判断すべきです。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
格安リゾートマンションは、購入後に発生する高額な維持費と売却の難しさが理由で、投資対象としては基本的に避けるべきです。取得価格が安いのは魅力に見えますが、それは出口の弱さや固定費の負担を市場が織り込んでいる結果にすぎません。
主なリスクは3つあります。第一に、管理費・修繕積立金・温泉や水道の基本料といった固定費が、利用しなくても毎月かかります。第二に、買い手が少なく売却が難しいため、資産価値が上がることは期待できません。第三に、管理組合の機能不全や自然災害リスクにより、突発的な修繕費や大規模な負担が発生する可能性があります。
実際、年間の維持費は数十万円にのぼり、利用頻度が少なければ1泊あたりの実質コストは高級ホテル並みに膨れ上がります。加えて、賃貸や民泊で収益化するのも規約や需要の制約で難しいのが実情です。
もし購入を検討するなら、長期修繕計画や積立金の状況、管理規約やインフラ費用を必ず確認すべきです。そのうえで、年間固定費を生活に支障なく負担できるか、ホテルや会員制サービスとの比較で本当に割に合うのかを冷静に判断する必要があります。
結論として、格安リゾートマンションは投資ではなく消費と割り切れる人向けの物件です。資産形成を目的とするなら、他の不動産投資や金融商品を検討した方が現実的です。
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“不動産投資初心者が注意すべき点や失敗のパターンを教えて下さい”
A. 不動産投資初心者は、空室や修繕などのコスト、立地の需要、家賃保証の注意点などを見落としがちです。見た目の利回りだけで判断せず、実質の収支やリスクを冷静に把握し、慎重に検討することが大切です。
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A. サラリーマンはローン審査に通りやすく、営業にとって説得しやすいため高値の物件を勧められやすいです。「節税」や「年金代わり」といった甘い言葉に注意し、実際の収支やリスクを自分で見極めることが大切です。
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A. ワンルーム不動産投資は、一室を購入して家賃収入を得る投資方法です。少額から始められ管理も任せられますが、空室や修繕費のリスク、収支悪化に注意が必要です。物件選びと収支計画が成功の鍵です。
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“不動産投資で目指すべき利回りの最低ラインは何%ですか?”
A. 不動産投資では、物件や目的により目標利回りが異なりますが、実質利回りで4〜5%以上が一つの目安です。表面利回りだけでなく、空室や管理費を含めた実収支で判断することが重要です。
関連する専門用語
管理費(管理コスト)
管理費(管理コスト)とは、企業や投資ファンドなどが運営・管理を行うために必要とする費用のことをいいます。具体的には、人件費、事務所の維持費、システム運用費、監査費用、法律・会計のアドバイザリー報酬などが含まれます。たとえば、投資信託や不動産ファンドでは、投資家から集めた資金を運用するための管理体制にかかる費用として、定期的に管理費が発生します。 これは投資の実質的なコストに影響を与えるため、投資家にとっては注意すべき項目となります。また、企業経営においても、管理費を効率よく抑えることで収益性の向上が図られることがあります。つまり、管理費は「見えにくいコスト」ですが、資産運用の成果や企業の競争力に直結する重要な経費です。
修繕積立金
修繕積立金とは、マンションなどの共同住宅において、将来的に必要となる建物や設備の大規模修繕に備えて住民が毎月支払う積立金のことです。エレベーターの交換や外壁の補修、屋上防水のやり直しなど、建物を長く安全・快適に使い続けるためには一定期間ごとに多額の修繕費用がかかるため、その費用をあらかじめ分担して積み立てておく仕組みです。 管理組合が資金を管理し、長期修繕計画に基づいて使用されるのが一般的です。購入時には月額の負担額や将来の増額予定、過去の使途なども確認しておくことが大切です。修繕積立金が十分に確保されていない場合、突発的な修繕に対応できず、一時金の徴収や建物の劣化による資産価値の低下につながる恐れがあります。
管理組合
管理組合とは、マンションなどの区分所有建物において、建物や敷地、共用部分を適切に維持・管理するために、各区分所有者によって構成される組織のことです。マンションの購入と同時に自動的にその組合の一員となり、全員が平等な立場で意思決定に関与します。 主な役割には、共用部分の清掃や修繕の計画・実施、管理会社との契約、修繕積立金の管理、総会の開催などがあります。また、マンションの規模によっては理事会を設け、日常的な運営を理事長や役員が担う体制が一般的です。管理組合がしっかり機能しているかどうかは、住環境の快適さや建物の資産価値を左右する重要な要素となります。そのため、住民間の合意形成や情報共有、定期的な話し合いが大切です。
長期修繕計画
長期修繕計画とは、マンションやアパートなどの建物において、今後10年から30年程度の長期にわたる修繕や改修の内容・時期・費用を見通して作成される計画のことです。主に共用部分を対象としており、外壁の塗装、防水工事、エレベーターの更新、給排水管の交換など、定期的なメンテナンスをいつ、どのくらいの費用で実施するかが明記されています。 この計画があることで、住民や投資家は将来の費用負担をあらかじめ把握でき、予期せぬ出費を防ぐことができます。不動産投資においては、長期修繕計画がしっかりしている物件ほど維持管理が良好で、資産価値の下落を防ぎやすいと判断されるため、投資判断の際には重要なチェックポイントとなります。
流動性リスク
流動性リスクとは、資産を売却したいときに市場で買い手が見つからず、希望する価格で売却できないリスクのことを指します。特に市場が混乱した場合や、取引量の少ない資産では、このリスクが顕著になります。例えば、不動産や未上場株式、流動性の低い債券などは、売却に時間がかかることが多く、想定よりも低い価格での取引を余儀なくされる場合があります。金融機関や企業にとっては、必要な資金を調達できずに支払いが滞る可能性があることを意味し、経済危機や市場の急激な変動時には特に注意が必要です。投資ポートフォリオを構築する際には、資産の換金しやすさを考慮し、現金や流動性の高い資産とのバランスを取ることが重要とされます。
出口戦略
出口戦略とは、投資を始めたあとに、いつ、どのようにして投資を終えるか、つまり資金を回収するかをあらかじめ考えておく計画のことです。投資は始めること以上に、終わらせ方が重要になる場面があります。 たとえば、株式をいつ売却するか、不動産をいつ手放すか、または事業に出資したお金をどのタイミングで回収するかなどが該当します。市場が好調なときに利益を確定するのか、損失を小さく抑えるために早めに撤退するのかといった判断も含まれます。投資初心者の方でも、感情に流されずに冷静に判断できるように、事前に出口戦略を立てておくことが大切です。
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“不動産投資初心者が注意すべき点や失敗のパターンを教えて下さい”
A. 不動産投資初心者は、空室や修繕などのコスト、立地の需要、家賃保証の注意点などを見落としがちです。見た目の利回りだけで判断せず、実質の収支やリスクを冷静に把握し、慎重に検討することが大切です。
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“インスペクション結果は不動産投資にどう活用できる?”
A. 物件購入判断、修繕費に基づく価格交渉、保有期間中の修繕計画、売却価値向上に活用できる重要な材料です。
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“サラリーマンは不動産投資でカモにされると聞きましたがなぜですか?”
A. サラリーマンはローン審査に通りやすく、営業にとって説得しやすいため高値の物件を勧められやすいです。「節税」や「年金代わり」といった甘い言葉に注意し、実際の収支やリスクを自分で見極めることが大切です。





