投資の知恵袋
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ROEとROICの違いを教えて下さい。
回答済み
1
2026/09/25 10:34
男性
30代
ROEとROICはどちらも企業の収益性を測る指標ですが、自己資本に対する利益率と投下資本に対する利益率では何が違うのでしょうか。投資判断で使い分ける際の見方や注意点を知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
ROEは株主資本の効率、ROICは投下資本全体の効率を示すため、財務レバレッジの影響を踏まえて併用判断すべきです。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ROEとROICは、どちらも企業の資本効率を見る指標ですが、基準となる資本が異なります。ROEは自己資本に対する利益率で、株主が出した資本からどれだけ利益を生んだかを示します。一方、ROICは自己資本に加えて有利子負債なども含む投下資本に対する利益率で、事業全体が資本をどれだけ効率よく使っているかを確認する指標です。
注意したいのは、ROEは財務レバレッジの影響を受けやすい点です。借入を増やして自己資本を小さくすれば、利益水準が大きく変わらなくてもROEが高く見える場合があります。そのため、ROEが高い企業を見る際は、自己資本比率や有利子負債の水準も併せて確認する必要があります。
投資判断では、ROEは株主目線の収益性、ROICは事業そのものの稼ぐ力を見る指標として使い分けます。特に借入が多い企業、M&Aや設備投資が多い企業では、ROICを見ることで、投下した資本に見合う利益を生んでいるかを判断しやすくなります。
ただし、どちらも単年度の数値だけで評価するのは避けるべきです。業種平均、過去推移、利益の持続性、資本コストとの比較を組み合わせて確認することで、ROEとROICをより実態に近い投資判断に活用できます。
