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解雇された場合、退職金は受け取れますか?
回答済み
1
2026/02/04 10:13
女性
30代
解雇を告げられ、退職金が支給されるのか不安です。就業規則や退職金規程での扱い、受給の可否や確認手順を知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
解雇時の退職金は法律で一律に決まらず、退職金制度と解雇区分で判断します。就業規則や規程を確認し、合意書署名前に支給可否と条件を明確にすることが重要です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
解雇された場合に退職金が支給されるかどうかは、法律で一律に決まっているものではありません。判断の出発点は、会社に退職金制度があるかどうか、そしてその制度上、解雇者が支給対象に含まれているかという点です。就業規則や退職金規程に定めがなければ、原則として退職金を請求することはできません。
次に確認すべき重要なポイントが、解雇の区分です。普通解雇の場合は、自己都合退職と同様に退職金を支給すると定めている会社もあります。一方で、懲戒解雇については「不支給」または「大幅な減額」とする規程が多く、結論が大きく分かれやすい部分です。会社が付した処分名だけでなく、退職金規程上の定義や、懲戒処分に必要な手続(弁明の機会が与えられているか等)が適切に踏まれているかも確認対象になります。
実務上の確認手順としては、まず解雇通知書や人事通知など、解雇理由や区分が記載された書面を必ず保管します。次に、就業規則と退職金規程を入手し、不支給条項の有無、算定方法、支給除外となる条件を確認します。そのうえで、退職金の支給可否や金額、その根拠条文について、会社に文書で説明を求めることが基本的な流れです。
注意が必要なのは、退職合意書や和解書への署名です。「自己都合退職として処理する」「本件に関し一切の請求を行わない」といった文言に署名すると、退職金の請求や解雇の有効性を後から争う余地が狭まることがあります。署名する前に、退職金の支給有無、金額、支払日、規程上の根拠が明確になっているかを必ず確認してください。
判断に迷う場合や、会社の説明に納得できない点がある場合は、早い段階で労働局の総合労働相談コーナーや、労働問題に詳しい弁護士などの専門家に相談することが重要です。退職金は、解雇後の生活設計に直結するため、曖昧なまま手続きを進めないことが大切です。
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関連する専門用語
退職金規程
退職金規程とは、企業が従業員に支払う退職金について、その支給条件や計算方法、支給時期などを定めた社内ルールのことです。退職金は、従業員の勤続年数や退職理由(定年、自己都合、会社都合など)によって金額が変わる場合が多く、これらの基準が明文化されているのが退職金規程です。この規程は就業規則の一部として扱われることも多く、従業員にとっては退職後の生活資金を見通すうえで非常に重要な情報源となります。また、企業側にとっても公平で透明性の高い運用を行うための基礎となります。資産運用の視点からは、自身の退職金規程を理解しておくことで、老後資金の準備計画をより具体的に立てることができます。
就業規則
就業規則とは、会社で働く際のルールや労働条件をまとめた文書のことを指します。労働時間や休日、給与、賞与、退職や解雇の手続き、服務規律などが記載されており、従業員が安心して働けるように会社が定めています。 常時10人以上の従業員を雇っている会社には作成と労働基準監督署への届出が法律で義務付けられています。従業員にとっては「会社と働くうえでの約束事」を明文化したものであり、万が一トラブルが発生した場合にも重要な役割を果たします。投資や資産運用の観点から見ると、企業の働きやすさやガバナンスを知る手がかりの一つとなり、会社の健全性を判断する要素にもなります。
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