投資の知恵袋
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金利上昇局面では、イールドギャップはどのように変化しやすいですか。
回答済み
1
2026/09/30 17:34
男性
60代
金利が上がると、株式と債券の魅力度を比べる指標であるイールドギャップはどう変わるのでしょうか。初心者でも分かるように、金利上昇時に株価や債券利回りとの関係で何が起きやすいのか知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
金利上昇時のイールドギャップは、債券利回り上昇で縮小しやすく、株価下落時は再拡大する場合もあります。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
金利上昇時に株式と債券の関係がどう変わるのかは、初心者には分かりにくいポイントです。イールドギャップは、単独ではなく金利・株価・企業利益をセットで見ることが大切です。
イールドギャップは、一般に「株式の益回り-債券利回り」で考えます。たとえば株式の益回りが5%、国債利回りが1%なら差は4%ですが、金利上昇で国債利回りが3%になると差は2%に縮みます。この場合、債券の利回りが相対的に高くなるため、株式の魅力度は以前より低く見えます。
また、金利上昇は株価の下押し要因にもなります。企業の借入コストが増えたり、将来利益を現在価値に直す際の割引率が上がったりするため、特に成長株やPERの高い株は影響を受けやすくなります。
一方で、株価が下がると、利益が同じなら株式の益回りは上がります。その結果、いったん縮小したイールドギャップが再び広がることもあります。つまり金利上昇局面では、債券利回り上昇でギャップは縮みやすい一方、株価下落によって広がる場合もあります。
そのため、イールドギャップだけで株式を買う・売ると判断するのは避けましょう。金利水準、企業業績、株価水準、景気見通しをあわせて確認する補助指標として使うのが適切です。
