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有名ファンドに学ぶバランスファンドの仕組み

有名ファンドに学ぶバランスファンドの仕組み

難易度:

執筆者:

公開:

2024.04.09

更新:

2024.04.09

ポートフォリオ投資信託投資資産運用

目次

投資信託とは?

インデックスファンドとアクティブファンド

注目されるバランスファンド

バランスファンドの仕組みと特徴

バランスファンドとは

バランスファンドのリターンとリスクのバランス

バランスファンドの運用方針

バランスファンドのタイプ

バランスファンドと類似サービス

ファンドラップ

ロボアドバイザー

バランスファンドのメリットとデメリット

バランスファンドのメリット

バランスファンドのデメリット

投資のソムリエの解説

投資のソムリエの基本事項

投資のソムリエの投資対象資産

投資のソムリエの運用スタイル

投資のソムリエの特色

投資のソムリエの投資配分

セゾン・グローバルバランスファンドの解説

セゾン・グローバルバランスファンドの基本事項

セゾン・グローバルバランスファンドの投資対象資産

セゾン・グローバルバランスファンドの運用スタイル

セゾン・グローバルバランスファンドの特色

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の解説

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の基本事項

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の投資対象資産

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の運用スタイル

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の特色

代表的なバランスファンドのパフォーマンス比較

トータルリターン(1年)の比較

トータルリターン(3年)の比較

バランスファンドの選択とリスク管理

まとめ

投資信託とは?

投資信託とは、一般の投資家の方々から集めたお金をひとつにまとめて、運用のプロ(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資し、そこで得た利益を投資した人に投資割合に応じて配分していくことを目的とした金融商品です。

投資信託には、様々なタイプのものが存在しており、安定した利益を重視するタイプや、値上がり益を追求していくタイプ、1つの投資信託の中に株式や債券など複数の資産を組み合わせるタイプなど様々な種類が存在します。

インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託の代表的なタイプに、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があります。

インデックスファンドとは、投資信託の価格の動きが、日経平均株価やNYダウ平均株価といった特定の指数に連動するように設計されている投資信託のことです。

一方、アクティブファンドとは、運用のプロ(ファンドマネージャー)が、独自の運用方針と分析に基づいて投資銘柄を選択し、ベンチマークとなる指数を上回るリターンを得ることを目指す投資信託になります。

注目されるバランスファンド

これらに対して、1つの投資信託の中に株式や債券など複数の資産を組み合わせるタイプを「バランスファンド」と呼びます。

1つの投資信託を購入するだけで、投資のプロが多種多様な資産を購入してくれたり、またリスク分散が図られる側面があることなどから注目されています。

本稿では、注目度が高い『投資のソムリエ』『セゾン・グローバルバランスファンド』『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』を取り上げつつ、バランスファンドについて解説していきます。

バランスファンドの仕組みと特徴

バランスファンドとは

バランスファンドとは、株式、債券、REIT(不動産投資信託)などの複数の資産に分散して投資する投資信託のことです。投資資産の比率やその決め方などによって、様々なタイプのバランスファンドが存在します。

バランスファンドのリターンとリスクのバランス

バランスファンドは、異なる資産クラスの組み合わせを通じて、リターンとリスクのバランスを取ります。これにより、市場の変動に対する耐性を強化し、長期的な資産の成長を目指します。

バランスファンドの運用方針

バランスファンドは、アクティブ運用またはパッシブ運用のどちらかのアプローチを採用することがあります。

アクティブ運用は積極的な資産選定と取引を行い、パッシブ運用は市場インデックスに連動するパフォーマンスを目指します。運用方針は、投資家のリターンとリスクのバランスに影響を与える重要な要素です。

バランスファンドのタイプ

バランスファンドは、大きく分けて資産配分比率を固定する「固定型」と、状況に応じて資産配分比率を変化させる「変動型」に分けられます。

固定型であれば、その投資比率が将来の相場環境に適っているかどうかが、パフォーマンスに大きな影響を与えます。

一方、変動型であれば、投資信託の投資方針や投資のプロであるファンドマネジャーの力量によってパフォーマンスが左右されます。

なお、投資家のライフステージやリスク許容度によって投資資産の比率を変化させていく、いわゆる「ターゲット・イヤー型」と呼ばれるタイプなども存在します。

バランスファンドと類似サービス

ファンドラップ

ファンドラップは、金融機関に運用資金を預けておくだけで、投資銘柄の選定や実際の売買、保有している資産の管理などをラップ(Wrap)のように包括的に行ってくれるサービスです。

一般的に、バランスファンドは運用会社がその投資信託の運用方針に基づいて運用を行うものになります。

一方、ファンドラップでは、「投資家の運用方針や意向を踏まえた運用を行う」ことが特徴の一つとして言われています。

ただし、必ずしも投資家一人ひとりに応じた投資判断をしてくれるわけではないという評判も聞こえてきます。よりきめ細かいサービスを求めるのであれば超富裕層向けのラップサービスである「SMA」という選択肢もありますが、最低投資金額が高い傾向にあるため、サービス利用にあたって敷居の高さがデメリットとなります。

また、バランスファンドは信託報酬などの費用が発生しますが、ファンドラップでは、投資先の投資信託の信託報酬等に加えて投資顧問料がかかるため、 手数料面についてファンドラップの方が割高な傾向にあります。

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとは、金融工学に基づき、ロボット(AI)が最適な資産運用に関するアドバイスを提供してくれる資産運用に関するサービスの一種です。

ロボアドバイザーには、投資家にとって最適なポートフォリオを提案してくれる助言型ロボアドバイザーや、投資商品の自動売買機能やリバランス機能を備えた運用型ロボアドバイザーが存在します。

最適な資産配分の組み合わせを考える場合、各資産の値動きや各資産ごとの相関関係などを計算し、最適な資産配分を決定する必要があります。これらの計算は複雑であることや、相場状況の変化なども考慮する必要があるため、そのような部分をロボット(AI)にお任せすることになります。

バランスファンドのメリットとデメリット

バランスファンドのメリット

①リスク分散:バランスファンドは、株式や債券、不動産など多様な資産クラスに投資することでリスクを分散し、市場の変動に強いポートフォリオを構築します。

②管理の省略可:一つのバランスファンドに投資するだけで、多様な資産クラスへの分散投資を実現できるため、投資家の方の手間を大幅に削減します。

③運用のプロによる資産配分:バランスファンドは、資産運用のプロであるファンドマネージャーによって資産配分の調整が行われるため、投資初心者でも安心して投資を始めることができます。

バランスファンドのデメリット

①高めのコスト:バランスファンドは、複数の資産に投資することや、配分率の調整のために売買を繰り返すことで、一般的な投資信託と比較して信託報酬などのコストが高くなる可能性があります。

②市場環境への対応:資産配分が固定されているタイプのバランスファンドについては、市場環境の変化に対応しにくい側面があります。

③株価上昇時のパフォーマンス:バランスファンドは複数の資産に投資しているため、株価が上昇する市場環境では、株式のみに投資している株式型ファンドに比べてパフォーマンスが劣後する可能性があります。

④カスタマイズ性の限界:バランスファンドでは、それぞれの投資信託の運用方針に基づき、運用のプロが個別の銘柄を選択します。したがって、一人ひとりの投資家の方の意思を細かく反映することは困難です。

投資のソムリエの解説

ここでは、代表的なバランスファンドである、『投資のソムリエ』『セゾン・グローバルバランスファンド』『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』について、それぞれ解説していきます。

投資のソムリエの基本事項

ファンド名投資のソムリエ
運用会社アセットマネジメントOne
設定日2012年10月26日
信託終了日無期限
購入時手数料3.3%(税込)を上限
信託報酬年率1.54%(税込)
総経費率年率1.56%(税込)
信託財産留保額なし
基準価額10,026円(2023/10/31時点 運用会社HPより)
純資産総額4,306億円(2023/10/31時点 運用会社HPより)

投資のソムリエの投資対象資産

投資対象資産は、国内外の株式、公社債、REITです。マザーファンドを通じて、これらの資産に投資することになります。

投資資産については、以下のように国内債券と為替ヘッジ先進国債券が「安定資産」、それ以外の投資資産が「リスク性資産」として位置づけられています。

投資のソムリエ説明画像

出典:『投資のソムリエ』交付目論見書

投資のソムリエの運用スタイル

『投資のソムリエ』の投資対象である各マザーファンドは、インデックス型のファンドとなっています。ただし、投資環境の変化に応じて、投資配分を機動的に変化させていくため、『投資のソムリエ』はアクティブ型の運用とされています。

投資のソムリエの特色

代表的な特色の1つは、投資環境の変化に応じて、投資配分比率を適宜変更することが挙げられます。

投資配分比率が適宜変更されるため、上記で見たバランスファンドのタイプ別における比率変動タイプに位置付けられます。

また、外貨建資産については、投資環境に応じて為替リスクを軽減するための為替ヘッジが行われます。

投資のソムリエの投資配分

投資配分の判断については、月次および日次レベルで以下のような戦略に基づき行われています。

①基本配分戦略(月次)

資産価格に影響を与える金利水準、為替変動、世界の経済成長といった「変動要因」に着目し、それぞれの変動要因からファンドが受ける影響が均等になるように配分することで、各時点において最も分散効果が期待できる資産配分比率および通貨配分比率を決定します。

②機動的配分戦略(日次)

リスク性資産と安定資産のそれぞれに対して相場環境を日々判定し、下落の危険性が高まったと判定した場合は、安定資産、リスク性資産、現金等の比率を調整することで基準価額の下落の抑制を目指します。

以下が最新の決算期である2023年7月時点の実際の資産別配分ですが、前回の決算日時点(前期末)と比べて資産配分が変化していることが見て取れます。

投資のソムリエ運用報告書

出典:『投資のソムリエ』運用報告書(全体版)

セゾン・グローバルバランスファンドの解説

セゾン・グローバルバランスファンドの基本事項

ファンド名セゾン・グローバルバランスファンド
運用会社セゾン投信
設定日2007年3月15日
信託終了日無期限
購入時手数料なし
信託報酬年率0.495%(税込)
総経費率年率0.56%(税込)
信託財産留保額換金申込受付日の翌々営業日の基準価額に0.1%の率を乗じた額
基準価額21,375円(2023/10/31時点 運用会社HPより)
純資産総額3,942億円(2023/10/ 31時点 運用会社HPより)

セゾン・グローバルバランスファンドの投資対象資産

投資対象資産は、国内外の株式、債券です。

ローコスト・ハイクオリティ運用で定評のあるバンガード社のインデックスファンドの中から、資産規模、運用実績、コスト等の面から厳選したファンドに投資を行います。

セゾン・グローバルバランスファンドの運用スタイル

『セゾン・グローバルバランスファンド』は、バンガード社のインデックスファンドへ投資を行っているため、パッシブ型の運用となっています。

セゾン・グローバルバランスファンドの特色

原則として、投資対象ファンドを通じて株式と債券へ50%ずつ投資することにより、リスクを抑えながら安定したリターンの獲得を目指すとされています。

したがって、投資環境の変化により投資資産の価格が変動し、その価格変動によって株式:債券比率が変動した場合は、既存資産の売却や新たな資産の購入を行うことで株式:債券比率が調整されることになります。(これをリバランスといいます)

投資配分比率が一定に保たれるため、上記で見たバランスファンドのタイプ別における比率固定タイプに位置づけられます。

また、組入外貨資産の為替変動リスクに対しては、原則として為替ヘッジは行われません。

ちなみに、投資資産については配分が保たれている一方で、投資先の地域別投資比率については、株式および債券市場の時価総額(規模)の変化に応じて比率の見直しを行うことで市場の変化に対応するとされています。

実際に以下の表で地域別投資比率の変化をみると、株式:債券比率は一定のままですが、地域別比率については他地域に比べて相対的に米国への投資比率を拡大させていることがわかります。

2013/32023/3
投資資産株式50.40%50.00%
債券48.70%49.00%
投資地域米国45.60%57.50%
欧州30.20%27.30%
日本14.10%6.70%
新興国等9.20%7.30%

※運報会社HPより編集部作成

なお、一般的にインデックスファンドはアクティブファンドと比較して、手数料が低くなる傾向があります。

ただし、『セゾン・グローバルバランスファンド』は投資信託がさらに複数の投資信託に投資するファンド・オブ・ファンズの形式を採っているため、投資対象先の投資信託に関するコストも重複的に発生し、コスト面がやや嵩むという側面があります。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の解説

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の基本事項

ファンド名eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
運用会社三菱UFJアセットマネジメント
設定日2017年5月9日
信託終了日無期限
購入時手数料なし
信託報酬年率0.143%以内(※)(税込) 
※純資産総額に応じて変動
総経費率年率0.19%(税込)
信託財産留保額なし
基準価額14,330円(2023/10/31時点 運用会社HPより)
純資産総額2,182億円(2023/10/31時点 運用会社HPより)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の投資対象資産

投資対象資産は、国内外の株式、公社債、リートです。マザーファンドを通じて、これらの資産に投資されます。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の運用スタイル

『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の投資対象である各マザーファンドはインデックス型のファンドであり、パッシブ型の運用となっています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の特色

『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は、マザーファンドを通じて国内外の株式、公社債、リートに投資しています。

各マザーファンドは、各資産の対象指数に連動するように運用されています。これらの各指数(当ファンドでは8つの指数)を12.5%ずつ組み合わせたものが、当ファンドで意識する合成ベンチマークと言われるものになります。

したがって、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートへの実質的な基本投資割合は、純資産総額に対してそれぞれ 12.5%となります。

投資配分比率が一定に保たれるため、上記で見たバランスファンドのタイプ別における比率固定タイプに位置づけられます。

なお、実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

ファンド名にあるように、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は三菱UFJアセットマネジメントが手掛けるeMAXISシリーズに属しています。

同シリーズは、業界最低水準の運用コストを目指すことを謳っており、実際、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の信託報酬は年率0.143%以内(税込)と低水準に設定されています。

eMAXISシリーズはこれまで段階的に信託報酬率を引き下げており、今後についても現行水準からさらに引き下げられる可能性もあります。

代表的なバランスファンドのパフォーマンス比較

ここまで代表的な3つのバランスファンドの概要を紹介してきましたが、実際の運用成績(パフォーマンス)を確認してみます。

以下に示すグラフは、それぞれのバランスファンドのパフォーマンスを比較したものになります。

投資信託のパフォーマンスには、基準価額の推移や分配金などいくつかの考え方がありますが、ここではトータルリターンを比較します。

トータルリターンとは、投資信託が一定の期間に、総合的にどれだけ値上がり(または値下がり)したかを表す指標になります。

トータルリターン(1年)の比較

トータルリターン相対比較

※ウエルスアドバイザー社のトータルリターン相対比較チャートより作成

『セゾン・グローバルバランスファンド』が年率+12.77%、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』年率+10.10%とそれぞれプラスの運用成績となっています。

一方、『投資のソムリエ』については、年率−3.68%と運用成績はマイナスとなっています。

トータルリターン(3年)の比較

トータルリターン相対比較3年

※ウエルスアドバイザー社のトータルリターン相対比較チャートより作成

トータルリターン(3年)を見ても、同じくそれぞれ年率+38.15%、年率+30.65%に対して、『投資のソムリエ』は年率−13.77%と前述2ファンドとの差が目立つ形となりました。

『投資のソムリエ』については、前述の「リスク性資産」と比較して、「安全資産」である国内債券および為替ヘッジ先進国債券の配分比率をやや高めに維持していましたが、欧米各国中央銀行の利上げや日銀の金融政策修正等に伴い、結果的に前述2ファンドと比較して運用成績が劣後したものと推測されます。

投資信託の比較には様々な切り口や方法があり、上記比較をもってその優劣を決めるものではありません。しかしながら、このようにバランスファンドといっても、投資対象や運用方法による違いなど、その種類は多岐にわたりますし、「分散投資」さえすれば必ずしもパフォーマンスが安定するというわけではありません。

バランスファンドの選択とリスク管理

投資家の方は、多くの選択肢の中からニーズに叶った投資信託を選択したいとお考えだと思われます。

しかしながら、特定の証券会社との取引では銘柄の選択肢が限られたり、投資家の方の希望よりも証券会社が売り込みたい商品が優先されるというケースも否定できません。

組織に属さない独立系のIFAでは、多くの選択肢の中からそれぞれの投資家の方のニーズに適した提案が可能です。

IFAのようなプロに相談しつつ、自らで考えながら投資する商品を検討していくことが、資産運用における望ましい形の一つかもしれません。

まとめ

バランスファンドとは、株式、債券、REIT(不動産投資信託)などの複数の資産に分散して投資する投資信託のことです。

投資のプロによって多種多様な資産に投資することができ、またリスク分散を図ることも可能な一方で、あくまで投資信託ごとの運用方針に基づいて運用されるため、投資家のニーズを細かく反映することは困難です。

投資のコンシェルジュでは、専門家に相談しつつ独自のバランス運用を実施することが可能です。

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関連する専門用語

投資信託

投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品。 その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組み。 集めた資金をどのような対象に投資するかについては、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行う。

基準価額

基準価額とは投資信託の値段のことである。投資信託が保有する株式や債券などの資産の時価評価額である「純資産総額」を工数で割って算出される。原則基準価額は1日に一度算出され公表される。多くの投資信託では運用開始時に1口=1円、1万口=1万円で設定される。

アクティブ運用

アクティブ運用とは、投資信託を選ぶ際の運用手法の一つ(対義語:パッシブ運用)。比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)を上回る成績を目指す運用手法。アクティブ運用にはトップダウンアプローチとボトムアップアプローチという2つの手法が主に用いられる。トップダウンアプローチは市場全体を俯瞰して投資環境の予想から投資対象を決める手法で、ボトムアップアプローチは選択する企業に個別に調査や訪問をして投資対象を決める手法である。アクティブ運用はパッシブ運用に比べて高いリターンが望めるがその分リスクも大きいという特徴がある。

パッシブ運用

パッシブ運用とは、投資信託を選ぶ際の運用手法の一つ(対義語:アクティブ運用)。比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)と同様の動きを目標とする運用手法で、組み入れ銘柄数は多くなる傾向がある。パッシブ運用はアクティブ運用に比べて販売手数料や信託報酬などのコストは安くて済むが、リスクが分散される分、リターンも小さくなるという特徴がある。

信託報酬

投資信託を管理・運用してもらうための経費。投資信託を保有している間に投資家が支払い続ける費用。

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