貯金額が2000万円を超えたら、どのような投資・資産運用をすればよいでしょうか?
貯金額が2000万円を超えたら、どのような投資・資産運用をすればよいでしょうか?
回答受付中
0
2026/01/08 11:09
男性
60代
貯金が2,000万円を超え、預金だけで置いておくのはもったいないのではと感じています。ただ、どの程度を投資に回し、どんな商品を選ぶべきか判断できません。リスクを抑えつつ効率的に資産を増やす方法を知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
貯金が2,000万円を超えた段階で重要なのは、いきなり商品を選ぶことではなく、「守るお金」と「増やすお金」を明確に分けることです。判断基準はシンプルで、「いつ使う予定か(期間)」と「どの程度の値下がりまで許容できるか(リスク許容度)」の2点です。
まず、生活防衛資金として生活費の6〜24か月分、あわせて3〜5年以内に使う予定の資金(住宅取得、教育費、車購入など)は、元本変動リスクの低い預金や個人向け国債で確保します。この土台が固いほど、相場変動時でも冷静に運用を続けやすくなります。
それ以外の長期資金を運用に回す場合は、低コストのインデックス投資信託を中核に、株式と安定資産(債券など)を組み合わせて分散します。株式比率の目安は、慎重派で約30%、標準で約50%、成長重視で約70%程度です。値動きに不安がある場合は、一括投資ではなく6〜12か月程度に分けて段階的に投資し、年1回程度のリバランスでリスク水準を管理すると、運用を続けやすくなります。
投資のコンシェルジュでは、家計や将来目的を踏まえたうえで、「投資に回してよい上限額」と「適切な資産配分・商品候補」を整理する無料相談を行っています。まだ方針が固まっていない段階でも、考え方の整理からご相談いただけます。
関連記事
関連する専門用語
生活防衛資金
生活防衛資金とは、万が一の病気や失業、災害などで収入が途絶えた場合でも、一定期間は生活を維持できるように、あらかじめ確保しておく現金のことです。投資を始める前にまず準備しておくべきお金で、一般的には生活費の3か月から6か月分を目安にするとされています。 この資金は、株や投資信託のように価格が変動する商品ではなく、すぐに引き出せる預金などで保管するのが望ましいとされています。生活防衛資金がしっかりと確保されていれば、投資のリスクを過度に恐れずに冷静な判断がしやすくなり、精神的な安心感にもつながります。
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。
個人向け国債
個人向け国債とは、日本政府が個人投資家向けに発行する債券で、安全性が高く元本保証が特徴です。最低1万円から購入可能で、3年・5年の固定金利型と10年の変動金利型があります。変動金利型は半年ごとに金利が見直され、市場金利の上昇に伴い受取利息が増加するメリットがあります。 一方、株式投資ほどの高いリターンは期待できず、インフレ時には実質的な資産価値が目減りする可能性があります。また、購入後1年間は中途換金ができず、その後の換金時には直前2回分の利子相当額が差し引かれる点に注意が必要です。銀行預金より高い金利を求めるが、リスクを避けたい投資初心者や安全資産を確保したい方に適した商品です。
インデックス投資(指数投資)
インデックス投資(指数投資)とは、特定の株価指数(インデックス)と同じ動きを目指して投資する方法のことを指します。たとえば、日経平均株価やS&P500といった市場全体の動きを示す指数に連動するように、同じ銘柄を同じ比率で組み入れることで、指数全体の成績を再現しようとする投資手法です。個別の銘柄を選ぶのではなく、幅広い銘柄に分散して投資するため、リスクが抑えられやすく、長期的な資産形成に向いているとされています。運用コストも比較的低く、初心者にも始めやすいのが特徴です。近年では、ETFやインデックスファンドを通じて指数投資を行う投資家が増えており、資産運用の基本的な選択肢の一つとなっています。
アセットアロケーション(資産配分)
アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。
リバランス
リバランスとは、ポートフォリオを構築した後、市場の変動によって変化した資産配分比率を当初設定した目標比率に戻す投資手法です。 具体的には、値上がりした資産や銘柄を売却し、値下がりした資産や銘柄を買い増すことで、ポートフォリオ全体の資産構成比率を維持します。これは過剰なリスクを回避し、ポートフォリオの安定性を保つためのリスク管理手法として、定期的に実施されます。 例えば、株式が上昇して目標比率を超えた場合、その一部を売却して債券や現金に再配分するといった調整を行います。なお、近年では自動リバランス機能を提供する投資サービスも登場しています。







