国保税とはなんですか?国民健康保険料とどう違いますか?
国保税とはなんですか?国民健康保険料とどう違いますか?
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2026/01/08 11:09
男性
40代
ニュースや自治体の案内で「国保税」という言葉を見るのですが、同じ国民健康保険の負担なのに「保険料」と何が違うのかがよく分かりません。どんな違いがあるのか、分かりやすく教えていただきたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
国保の負担に使われるお金は、自治体によって「国保税」と「国民健康保険料」のどちらかで呼ばれます。名称は違っても、どちらも国民健康保険の財源として使われ、計算方法や負担の仕組みもほぼ同じです。利用者にとっては実質的な違いはない点が結論です。
違いが生じるのは、法律上の扱いです。国保税は地方税法を根拠とする「税金」であり、国民健康保険料は国民健康保険法を根拠とする「保険料」という位置づけになります。法律が異なることで、滞納した場合の時効や徴収手続きに差が出ます。一般に国保税は時効が5年、保険料は2年とされますが、実務では自治体の督促により時効が中断されることもあり、どちらも支払いを放置すれば保険証の制限や差押えにつながる点は共通しています。
一方で、税金か保険料かという呼称は、確定申告での取り扱いに影響しません。どちらを支払っていても社会保険料控除の対象になり、控除額に差はありません。したがって、名称が違うことで制度内容や受けられる医療が変わることはありません。
自治体がどの方式を採用しているかは制度側の事情によるもので、利用者は「自分の自治体ではどちらの呼び方か」だけを押さえておけば十分です。もし負担額の目安を知りたい場合は、お住まいの地域に応じて計算の考え方を具体的にお伝えできます。
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