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定額貯金と定期貯金の違いはなんですか?

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2025/07/24 09:34

定期預金
定期預金

男性

60代

question

銀行で貯金をしようと調べていると、「定額貯金」と「定期貯金」があることを知りました。両者には具体的にどのような違いがあるのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

「預金」は銀行や信用金庫などにお金を預けることを指し、「貯金」はもともとゆうちょ銀行(旧郵便貯金)で使われてきた言葉です。制度上は呼び方が異なりますが、普段の会話では「貯金」は「お金をためること全般」として広く使われています。

そのため、実際の違いとして意識すべきなのは「どの金融機関の商品か」という点です。銀行では「定期預金」、ゆうちょ銀行では「定額貯金」「定期貯金」といった名称が使われています。

ゆうちょ銀行の「定額貯金」は、長期での貯蓄に向いた柔軟な商品です。預け入れから6か月を過ぎるといつでも引き出すことができ、最長10年まで運用できます。利息は半年ごとに元本へ組み入れられる「半年複利」で効率的に増えていき、預け入れ時の金利が満期まで続くため、金利が下がる時期には有利に働きます。1口1,000円単位で管理され、部分的な引き出しもできるので、急な支出に備えながら長く増やしたい人に向いています。

一方、「定期貯金」は、あらかじめ「1か月〜5年」などの満期を決めて預けるタイプで、満期まで引き出さない前提の貯蓄です。3年未満では単利、3年以上5年以下では半年複利で利息がつきます。満期を迎えると自動継続や通常貯金への振替が選べますが、途中で解約すると低い金利(預入期間内払戻金利)が適用されるため、目的に合わせた期間設定が大切です。金利が上昇しそうなときは短めの期間で預け、次の更新時に金利を見直すのも一つの方法です。

まとめると、「定額貯金」は柔軟に引き出せる長期型の貯蓄、「定期貯金」は満期までしっかり預ける計画型の貯蓄です。どちらもゆうちょ銀行の貯金商品であり、銀行の「預金」とは名称が異なるだけで、基本的な仕組みは似ています。利息には税金がかかりますが、一定の条件を満たせばマル優制度で非課税にすることも可能です。 長期的な安心を重視するか、期間を決めて効率的に運用したいかによって、どちらを選ぶかを考えるとよいでしょう。

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定額貯金

定額貯金とは、一定の金額を郵便局(現・ゆうちょ銀行)に預け入れ、6か月以降であればいつでも引き出せる、利子が半年ごとに複利でつく預金商品のことです。かつての郵便貯金制度の代表的な商品で、現在もゆうちょ銀行の商品として提供されています。預入期間は最長10年で、預けた日から6か月を経過すれば中途解約が可能ですが、それ以前に解約すると利息がつかない場合があります。利率は変動制または固定制が採用されており、市場金利によって変わることがあります。定期預金と異なり、預入期間が自由でありながら、利息が半年ごとに複利で増える点が特徴です。安全性と柔軟性のバランスが取れており、特に長期的に安定した資産運用を目指す預金者に向いている商品です。

定期貯金

定期貯金とは、あらかじめ決めた期間(例えば1年・3年・5年など)お金を預け入れ、満期まで据え置くことで利息が受け取れる、ゆうちょ銀行の代表的な貯蓄商品です。通常の普通貯金に比べて金利が高めに設定されており、資金を一定期間使う予定がない場合に、効率的に利息を得られる手段として利用されています。 満期まで引き出さないことを前提としていますが、やむを得ず途中で解約する場合は、所定の中途解約利率が適用されます。利子は単利で計算され、預け入れ時の金利がそのまま適用される「固定金利型」で提供されるのが一般的です。目的別の貯蓄や資金を安全に保管したい人に向いている商品であり、ゆうちょ銀行の店舗やATM、インターネットバンキングでも手続き可能です。

複利

複利とは、利息などの運用成果を元本に加え、その合計額を新たな元本として収益拡大を図る効果。利息が利息を生むメリットがあり、運用成果をその都度受け取る単利に比べ、高い収益を期待できるのが特徴。短期間では両者の差は小さいものの、期間が長くなるほどその差は大きくなる。

預金保険制度

預金保険制度とは、金融機関が破綻した場合に、預金者の資産を一定額まで保護する制度のことである。日本では、預金保険機構がこの制度を運営しており、銀行や信用金庫などの金融機関が加入している。通常、元本1,000万円とその利息までが保護対象となるが、決済性預金(利息の付かない当座預金など)は全額保証される。この仕組みにより、金融システムの安定性が維持され、預金者の信用が確保される。一方で、投資信託や外貨預金などは預金保険の対象外であるため、資産運用においてはリスク管理が求められる。安全性を重視した資産運用を考える際に、預金保険の適用範囲を理解することが重要である

個人向け国債

個人向け国債とは、日本政府が個人投資家向けに発行する債券で、安全性が高く元本保証が特徴です。最低1万円から購入可能で、3年・5年の固定金利型と10年の変動金利型があります。変動金利型は半年ごとに金利が見直され、市場金利の上昇に伴い受取利息が増加するメリットがあります。 一方、株式投資ほどの高いリターンは期待できず、インフレ時には実質的な資産価値が目減りする可能性があります。また、購入後1年間は中途換金ができず、その後の換金時には直前2回分の利子相当額が差し引かれる点に注意が必要です。銀行預金より高い金利を求めるが、リスクを避けたい投資初心者や安全資産を確保したい方に適した商品です。

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