Loading...

MENU

投資の知恵袋>

土地家屋調査士の依頼費用はどのくらいかかりますか?

回答受付中

0

2025/07/31 08:17


男性

60代

question

土地の境界確定や分筆登記を検討しているのですが、土地家屋調査士に依頼する際にどの程度の費用がかかるのか相場感がわかりません。手続きの内容によって料金が変わるとも聞いたのですが目安を教えていただけますか?あわせて、見積もり時に注意すべき点や追加費用が発生しやすいケースも知りたいです。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

土地家屋調査士に依頼する際の費用は、基本的に「業務報酬」と「実費」の2つで構成されています。業務報酬は測量や登記などの作業内容に応じて決まり、実費には登録免許税や交通費、図面の取得費用などが含まれます。通常は、測量から登記申請までを一括して依頼するケースが多く、その合計額で見積もりが提示されるのが一般的です。

代表的な業務ごとの費用感としては、境界確定測量が30万〜80万円程度です。これは隣地の所有者が民間か行政かによって変わり、官有地との境界を確認する場合は費用が高くなる傾向があります。また、分筆登記を行う場合は、境界確定を含めて80万〜100万円程度が相場となります。すでに境界が確定している土地であれば、登記部分だけで10万〜20万円程度に抑えられることもあります。

そのほか、現況測量は7万〜15万円程度、地積更正登記や地目変更登記は4万〜15万円前後で、いずれも登録免許税などの実費が別途かかります。新築時に必要な建物表題登記については、報酬が9万〜12万円程度で、登録免許税は基本的にかかりません。

費用が大きく変動する要因としては、土地の面積や形状、隣接地の数や種類、境界トラブルの有無などがあります。たとえば、広い土地や不整形な土地では測量点が多くなり費用が上がりますし、隣地が官有地であれば役所との調整が必要になるため、コストが上乗せされます。また、隣接者との境界認識に食い違いがある場合は、立会いの回数が増えたり弁護士の同席が必要になったりして、費用がさらにかさむこともあります。

実費としては、登録免許税が数千円〜数万円かかるほか、測量図の取得費用や隣接者への立会い謝礼(5,000〜1万円)、交通費・日当(1万〜数万円)、境界標の設置費用(3万〜10万円程度)などが想定されます。これらは事前に確認しておかないと、後から追加請求されることがあるため注意が必要です。

費用を抑えるための工夫としては、まず複数の事務所から相見積もりを取ることが重要です。見積もりの内訳を比較することで、測量点の数や登記内容に過不足がないかを確認できます。また、過去の測量図や境界確認書などがあれば提出して、現地作業の時間を短縮することでコスト削減につながります。分筆登記と建物登記など複数の業務をまとめて依頼することで、総額を割引してもらえる場合もあります。

実際の依頼から完了までの流れとしては、まず初回相談で土地の状況や既存資料の有無を確認し、次に正式な見積もりと契約を交わします。その際には、業務内容や成果物、追加費用の条件などを明記しておくと安心です。その後、測量や隣接者への説明・立会いを行い、境界確認書への署名・押印が済んだら境界標を設置し、最終的に登記申請を行って完了証を受け取るという流れになります。

このように、土地家屋調査士への依頼費用は、案件の内容や土地の状況によって大きく異なります。費用感だけで判断するのではなく、調査士の説明力や対応力、成果物の明確さなども踏まえて総合的に判断することが大切です。土地は重要な資産であり、正確な境界や登記は将来的なトラブル防止にも直結するため、慎重な準備と確認が必要です。

佐々木 辰さんに相談する
コンシェルジュ編集部に相談CTA

関連記事

不動産投資はなぜ相続税対策になる?評価額を圧縮する仕組みと失敗しないための注意点を徹底解説

不動産投資はなぜ相続税対策になる?評価額を圧縮する仕組みと失敗しないための注意点を徹底解説

2025.08.04

難易度:

不動産投資相続タックスプランニング

関連する専門用語

土地家屋調査士

土地家屋調査士とは、不動産の「表示に関する登記」を専門とする国家資格の専門家です。具体的には、土地の境界や面積を測量し、分筆や地目変更といった土地に関する表示登記、建物の新築や滅失など建物の表示登記を行います。これらは、所有権の登記(保存・移転など)を扱う司法書士とは異なり、不動産の物理的な状況を登記簿に正しく反映させる役割を担っています。 土地家屋調査士の業務は、土地や建物の現況調査と測量、法務局への申請書類の作成・提出、隣接地所有者との立会いや境界確認など多岐にわたります。特に土地の分筆や地積更正登記などでは、正確な測量と境界確定が必要になるため、土地家屋調査士の関与が不可欠です。 また、土地家屋調査士は「測量士」と混同されやすいですが、測量士は主に公共測量や都市計画などの公共事業に関わる技術者であり、登記の申請代理権はありません。一方、土地家屋調査士は法務局への登記申請を代理する資格を有しています。つまり、登記に必要な測量と手続きの双方を担うのが土地家屋調査士の特徴です。 土地の相続や売買、住宅の新築・解体など、不動産の形状や面積が変わる場面では、土地家屋調査士への相談が重要です。不動産に関する手続きで「境界」や「面積」が関わる場合は、この資格者が適任といえるでしょう。

境界確定測量

境界確定測量とは、自分が所有する土地と隣接する土地との境界線を明確にするために行う測量のことです。土地の売買や相続、建物の建築、または土地を担保にして融資を受けるときなどに、正確な土地の面積や形を確認する目的で実施されます。 この測量は、土地家屋調査士などの専門家によって行われ、隣接地の所有者と立ち会って、どこが境界線かを双方で確認したうえで、その位置を図面に記録し、杭(くい)などで物理的に表示します。境界があいまいなままだと将来的なトラブルのもとになるため、不動産の安全な取引や資産価値の維持のためにとても重要な手続きです。

分筆登記

分筆登記とは、1つの土地を複数に分けて、それぞれを独立した土地として登記簿に記録する手続きのことを指します。たとえば、大きな土地の一部を売却したり、相続や贈与で複数人が分けて所有したりする場合などに行われます。この登記を行うことで、もともと1つだった土地が法的にも別々の土地として扱われるようになり、それぞれに異なる所有者や用途が設定できるようになります。 土地の資産価値を把握したり、売買や相続の際に権利関係を明確にしたりするために重要な手続きであり、不動産投資や土地活用に関わる場面でしばしば登場します。

登録免許税

登録免許税(とうろくめんきょぜい)は、土地や建物などの不動産、あるいは会社などに関する「登記」や「登録」の手続きを行うときにかかる税金です。たとえば、不動産を購入したときには、その所有権を自分の名義にするための登記をしますが、このときに登録免許税を支払う必要があります。また、新しく会社を設立する際にも、設立登記をすることで正式な法人として認められますが、そのときにも税金が発生します。 この税金の金額は、登記や登録の内容によって異なります。たとえば、不動産の登記であれば、その不動産の評価額に一定の税率をかけて金額が決まります。不動産の価値が高ければ、それに応じて税金も高くなります。会社の設立登記の場合は、資本金の金額をもとに税額が計算されますが、たとえ資本金が少なくても、最低でも15万円の税金が必要とされています。 なお、登記や登録は、法律上の効力を持たせるために必要な手続きであり、それを行うにはこの税金の支払いが避けられません。ただし、登記の内容によっては、税率が軽減される「軽減措置」が適用されることもあります。これはたとえば、一定の条件を満たした住宅の購入や中小企業の設立などに当てはまることがあります。 このように、登録免許税は何かを「正式に記録する」ために必要な費用であり、不動産取引や会社の設立を考えている場合には、あらかじめかかる費用として意識しておくと安心です。

地積更正登記(ちせきこうせいとうき)

地積更正登記(ちせきこうせいとうき)とは、登記簿に記載されている土地の面積(地積)に誤りがある場合に、実際の測量結果に基づいて正しい面積に修正するための登記手続きのことをいいます。たとえば、昔の測量技術で記録された地積が現在の精密な測量で異なると判明したときや、境界確定測量を行って正確な面積がわかった場合などに申請されます。 登記内容が実際の土地と一致していないと、売買や相続、担保設定の際にトラブルとなる可能性があるため、正確な情報に修正することは資産の保全や信頼性向上につながります。この登記は通常、土地所有者が土地家屋調査士に依頼して行うのが一般的です。

無料で相談してみる

専門家に相談してみませんか?

無料で相談してみる

投資の知恵袋では、あなたの投資や資産に関する疑問や悩みを専門のアドバイザーに気軽に相談することが可能です。
ぜひご利用ください。

専門家に質問してみる

関連記事

不動産投資はなぜ相続税対策になる?評価額を圧縮する仕組みと失敗しないための注意点を徹底解説

不動産投資はなぜ相続税対策になる?評価額を圧縮する仕組みと失敗しないための注意点を徹底解説

2025.08.04

難易度:

不動産投資相続タックスプランニング
遺産分割協議書とは?2024年相続登記義務化に対応した作成方法と必要書類・注意点を徹底解説

遺産分割協議書とは?2024年相続登記義務化に対応した作成方法と必要書類・注意点を徹底解説

2025.07.11

難易度:

相続
不動産相続ガイド|手続き・税金対策から登記義務化、トラブル防止まで徹底解説

不動産相続ガイド|手続き・税金対策から登記義務化、トラブル防止まで徹底解説

2025.08.12

難易度:

資産運用に役立つ情報をいち早くGET!

無料LINE登録

資産運用について気軽にご相談したい方

プロへ相談する

当メディアで提供するコンテンツは、情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。 本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。 また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

投資のコンシェルジュ

運営会社: 株式会社MONO Investment

Email:

運営会社利用規約各種お問い合わせプライバシーポリシーコンテンツの二次利用について

「投資のコンシェルジュ」はMONO Investmentの登録商標です(登録商標第6527070号)。

Copyright © 2022 株式会社MONO Investment All rights reserved.

「投資のコンシェルジュ」はMONO Investmentの登録商標です(登録商標第6527070号)。

Copyright © 2022 株式会社MONO Investment All rights reserved.