メディケア生命の医療保険「新メディフィットA」は、給付金の支払い審査が厳しいですか?
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2025/08/05 07:38
男性
30代
医療保険は請求しても給付金が出ないケースがあると聞き、不安です。特にメディケア生命の「新メディフィットA」は審査が厳しいとの口コミもあり、実際はどうなのか、どんな場合に支払われず、事前に備えるには何を確認すべきでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
メディケア生命は給付金の可否を約款と提出書類に基づき判断するため、新メディフィットAだけが特別に厳しいわけではありません。請求書と診断書など必要書類が到着してから平均1週間で支払い可否が決定します。
支払われない主なケースは三つです。
- 責任開始日前の発病やがん特約の90日待機期間内に診断された場合
- 健康状態を正しく告知せず加入後に判明したとき
- 約款で対象外とされる自由診療や対象外手術、支払限度日数・回数超過などに該当する場合
約款であらかじめ給付の対象外とされているケースでは、給付金の支給対象外です。たとえば、責任開始日前の発病やがん特約の90日待機期間内に診断された場合が挙げられます。
さらに、入院給付金の入院支払限度日数を超える部分も、給付金の対象外です。「1回の入院あたり〇日まで」や「通算〇日まで」といった支払限度があるため、契約時に確認しましょう。
請求前には①入院・手術名や診断名が所定の給付事由に合致するか②責任開始日と待機期間③受診日からの経過日数④加入時の告知内容の整合を確認してください。証券番号や治療明細を手元に準備し、不明点はコールセンターで事前照会すると不払リスクを下げられます。
また、告知義務違反が発覚すると給付金を受け取れないだけでなく、契約解除となる可能性があるため注意しましょう。
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関連する専門用語
給付金
給付金とは、特定の条件を満たした場合に支給される金銭のことを指します。主に公的機関や保険会社が支払うもので、社会保障制度に基づくものや、保険契約に基づくものがあります。例えば、医療保険では入院や手術時に給付金が支払われ、失業保険では失業中の生活支援として給付金が提供されます。支給条件や金額は制度や契約内容によって異なり、受け取るためには申請が必要な場合が多いです。
特約
特約とは、保険契約や金融契約、不動産契約などにおいて、基本契約に追加される特別な条件や取り決めのことを指します。これは標準的な契約内容とは別に、契約者の希望や状況に応じて付加されるもので、主契約の補足・強化・変更などを目的とします。 たとえば、生命保険では「災害特約」や「払込免除特約」などがあり、基本の保障に加えて追加の保障や条件変更を可能にします。特約は自由度が高い反面、内容や適用条件が複雑になることもあるため、契約時にはその内容を正確に理解しておくことが重要です。資産運用や保険設計においては、特約の有無によって将来のリスク対応力やコスト負担が大きく変わる可能性があるため、戦略的に選ぶべき要素のひとつです。
責任開始日
責任開始日とは、保険会社や投資信託などが契約上の責任を正式に負い始める日のことです。 保険の場合は、この日以降に発生した事故や病気が補償の対象となりますし、変額年金のような投資性保険では、この日から運用がスタートして基準価額の変動が契約者に反映されます。 申し込みや審査が終わっても、保険料が着金しなければ責任開始日が確定しないケースがあるため、実際の保障・運用がいつ始まるのかを確認しておくことが大切です。
待機期間
待機期間とは、保険契約を結んでから実際に保障が始まるまでの一定期間のことを指します。たとえば、医療保険やがん保険では、契約してすぐに病気になった場合でも、待機期間中に発病したものについては保険金が支払われない仕組みになっています。これは、保険契約時にすでに病気が進行していた場合などに、不当な請求を防ぐための制度です。
告知義務違反
告知義務違反とは、主に保険契約を結ぶ際に、自分の健康状態や過去の病歴、職業などについて、保険会社から求められた情報を正確に伝えなかったことを指します。 生命保険や医療保険などに加入する際、契約者は申込書などでいくつかの質問に答える必要がありますが、その際に虚偽の申告や重要な事実を意図的に隠すと「告知義務違反」となります。 この違反が発覚した場合、たとえ保険料を払い続けていても、保険金が支払われなかったり、契約が解除されたりする可能性があります。資産運用の一環として保険を利用する人にとっては、信頼性と保障の維持のためにも、正確な告知がとても重要です。
自由診療
自由診療とは、公的医療保険が適用されない診療や治療の総称で、費用は全額患者さんの自己負担となります。医療機関と患者さんが自由に治療内容や料金を決定できるため、保険診療では受けられない最先端の医療技術や高価な医薬品を利用できる可能性がありますが、その分費用が高額になる傾向があります。また、設定価格や提供されるサービスが医療機関ごとに異なるため、治療前に内容と費用の詳細を十分に確認することが大切です。