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ナスダック100とはどんな指数ですか?

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2025/07/30 08:19


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question

ナスダック100という指数を投資のニュースでよく聞きますが、どんな指数かよく分かりません。なぜ注目されるのか、どんな指数なのかを教えてもらえますか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

ナスダック100は、米国ナスダック市場に上場する非金融企業の中で、特に規模の大きい100社の株価動向を表した指数です。時価総額(会社の市場価値)をベースに銘柄の比率が決まる「修正時価総額加重方式」を採用し、四半期と年に一度の見直しを行っています。これにより、一部の巨大企業に比重が偏りすぎないよう調整されています。

2025年7月現在、ナスダック100指数の特徴は、アップルやマイクロソフト、NVIDIAといった世界的な巨大テック企業を中心に、IT・通信サービスなどの分野が約8割以上を占めている点にあります。そのため、米国経済の成長を牽引するハイテク分野の動向を反映しやすく、市場全体より値動きが激しい傾向にあります。

日本から投資する場合、米国市場に上場しているETF(上場投資信託)である「QQQ」や低コスト版の「QQQM」などを利用するのが一般的です。日本国内にもナスダック100に連動したETFが複数あり、為替リスクを抑える為替ヘッジ型の商品もあります。

実務上のポイントとしては、①長期的に米国のハイテク企業成長に期待する、②特定セクターへの偏りを他の資産で分散できる、③為替や金利動向による値動きの激しさを受け入れられるか、という3つを確認して投資判断をするとよいでしょう。また、価格変動リスクを抑えるために積立投資や定期的なリバランス(比率調整)を活用し、S&P500のような他の指数も併せて投資対象に検討することをおすすめします。

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NASDAQ(ナスダック)

NASDAQ(ナスダック)とは、アメリカの代表的な株式市場の一つで、特にハイテク企業をはじめとする成長企業が多く上場していることで知られています。正式名称は「National Association of Securities Dealers Automated Quotations」で、その頭文字をとってNASDAQと呼ばれています。 ニューヨーク証券取引所(NYSE)と並ぶ主要市場であり、アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの大手テクノロジー企業を含む多くの企業が上場しています。NASDAQは電子取引を採用しており、取引スピードや透明性が高いのが特徴です。また、証券会社(マーケットメーカー)が仲介する「ディーラー市場」としての特性も持っています。 NASDAQには「NASDAQ Global Select Market」「NASDAQ Global Market」「NASDAQ Capital Market」の3つの市場区分があり、企業の規模や条件によって異なります。また、「NASDAQ総合指数」はNASDAQ全体の動向を示し、「NASDAQ100指数」は時価総額の大きい非金融セクターの100銘柄で構成される指数として、世界中の投資家に注目されています。

時価総額

時価総額、株式時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値や規模を評価する際の指標。 時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいことを意味する。

時価総額加重型

時価総額加重型とは、株価指数や投資信託などの運用で用いられる算出方式の一つで、**構成銘柄の時価総額(株価 × 発行済株式数)に応じて比率(ウエイト)を決める方法**です。つまり、企業の規模が大きいほど、その銘柄が指数やファンド全体に与える影響も大きくなります。 たとえば、時価総額加重型の株価指数では、アップルやマイクロソフトのような巨大企業の動きが、指数全体の変動に大きく影響を与えます。逆に、時価総額の小さい企業は指数への影響が小さくなります。 この方式は、市場全体の動きを自然に反映しやすく、売買や構成比の調整がシンプルで効率的であることから、S&P500やCRSP USトータル・マーケット・インデックスなど、多くの代表的なインデックスで採用されています。 一方で、時価総額が大きい銘柄に偏りやすくなるため、特定の業種や企業に依存した構成になることもあり、分散効果がやや限定的になるケースもあります。資産運用においては、この構造を理解しておくことで、ポートフォリオ全体のバランスやリスクをより適切に把握することができます。

リバランス

リバランスとは、ポートフォリオを構築した後、市場の変動によって変化した資産配分比率を当初設定した目標比率に戻す投資手法です。 具体的には、値上がりした資産や銘柄を売却し、値下がりした資産や銘柄を買い増すことで、ポートフォリオ全体の資産構成比率を維持します。これは過剰なリスクを回避し、ポートフォリオの安定性を保つためのリスク管理手法として、定期的に実施されます。 例えば、株式が上昇して目標比率を超えた場合、その一部を売却して債券や現金に再配分するといった調整を行います。なお、近年では自動リバランス機能を提供する投資サービスも登場しています。

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)とは、証券取引所で株式のように売買できる投資信託のことです。日経平均やS&P500といった株価指数、コモディティ(原油や金など)に連動するものが多く、1つのETFを買うだけで幅広い銘柄に分散投資できるのが特徴です。通常の投資信託に比べて手数料が低く、価格がリアルタイムで変動するため、売買のタイミングを柔軟に選べます。コストを抑えながら分散投資をしたい人や、長期運用を考えている投資家にとって便利な選択肢です。

為替ヘッジ

為替ヘッジとは、為替取引をする際に、将来交換する為替レートをあらかじめ予約しておくことによって、為替変動のリスクを抑える仕組み。海外の株や債券に投資する際は、その株や債券の価値が下がるリスクだけでなく、為替の変動により円に換算した時の価値が下がるリスクも負うことになるので、後者のリスクを抑えるために為替ヘッジが行われる。

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