クアトロの投資信託のメリット・デメリットや実際の評判を教えて下さい
クアトロの投資信託のメリット・デメリットや実際の評判を教えて下さい
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2026/01/08 11:09
男性
40代
「クアトロ」という投資信託が気になっています。どんな特徴やメリットやデメリットがあるのか、実際に使っている人の評判も含めて、初心者にも分かるように教えてもらえないでしょうか。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
クアトロは、「大きく増やすこと」よりも「大きく負けないこと」を重視した設計のバランス型投資信託です。株式100%で運用する商品に比べて値動きが比較的穏やかで、預金よりは高いリターンを期待できるため、投資経験が浅い層でも取り組みやすい商品として位置づけられています。ひとつのファンドで、世界の株式・債券・REIT・コモディティといった複数の資産クラスに分散投資できる点が基本構造です。
クアトロの運用を行っているのは、三菱UFJアセットマネジメントです。同社は、国内最大級の資産運用会社の一つであり、年金・機関投資家向け運用から個人向け投資信託まで幅広く手がけています。長期分散投資とリスク管理を重視する運用方針を特徴としており、短期的な相場予測よりも、資産配分によるリスク調整を重視するスタンスを採っています。
クアトロでは、この運用思想に基づき、特定の資産や地域に偏らないことを重視した運用が行われます。景気動向や金融環境を踏まえながら、株式・債券・実物資産の比率を調整し、価格変動の振れ幅を抑えつつ安定的な運用成果を目指す設計です。個別銘柄の選別で大きなリターンを狙うのではなく、複数資産の組み合わせによってリスクを分散する点に特徴があります。
具体的には、相場の不確実性が高い局面では株式比率を抑え、債券やコモディティなどを組み合わせて下落耐性を高める一方、景気回復局面では株式など成長資産の比率を引き上げるといった調整が行われます。こうした資産配分の判断やリバランスは運用会社に一任されており、投資家自身が細かな調整を行う必要はありません。
一方で、インデックスファンドと比較すると運用コストは高めで、運用判断の多くを運用会社に委ねる仕組みであるため、「中身が分かりにくい」と感じる人もいます。また、守りを重視した設計上、株式市場が大きく上昇する局面では、株式特化型ファンドほどのリターンは期待しにくい点も理解が必要です。元本保証の商品ではないため、株式と債券が同時に下落する局面では基準価額が下落する可能性もあります。
実際の評価を見ると、「下落相場での安定感」や「値動きの穏やかさ」を評価する声がある一方で、「上昇局面では物足りない」という意見も見られます。これは三菱UFJアセットマネジメントが掲げる、リスク管理を重視した長期運用という方針がそのまま反映された結果だと言えるでしょう。そのため、値動きの大きさを抑えながら長期で資産形成を進めたい人には適した商品である一方、低コストで高い成長率を追求したい人には向きにくい投資信託です。
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投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
アセットアロケーション(資産配分)
アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。
分散投資
分散投資とは、資産を安全に増やすための代表的な方法で、株式や債券、不動産、コモディティ(原油や金など)、さらには地域や業種など、複数の異なる投資先に資金を分けて投資する戦略です。 例えば、特定の国の株式市場が大きく下落した場合でも、債券や他の地域の資産が値上がりする可能性があれば、全体としての損失を軽減できます。このように、資金を一カ所に集中させるよりも値動きの影響が分散されるため、長期的にはより安定したリターンが期待できます。 ただし、あらゆるリスクが消えるわけではなく、世界全体の経済状況が悪化すれば同時に下落するケースもあるため、投資を行う際は目標や投資期間、リスク許容度を考慮したうえで、計画的に実行することが大切です。
インデックスファンド
インデックスファンドとは、特定の株価指数(インデックス)と同じ動きを目指して運用される投資信託のことです。たとえば「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの市場全体の動きを示す指数に連動するように設計されています。この仕組みにより、個別の銘柄を選ぶ手間がなく、市場全体に分散投資ができるのが特徴です。また、運用の手間が少ないため、手数料が比較的安いことも魅力の一つです。投資初心者にとっては、安定した長期運用の第一歩として選びやすいファンドの一つです。
バランスファンド
バランスファンドとは、株式と債券などの固定収入資産を組み合わせた投資ファンドです。このタイプのファンドは、成長の機会を追求する一方で、リスクを分散し安定した収益を目指します。投資の比率は通常、ファンドの投資方針に基づき、アクティブに管理されます。 バランスファンドの主な魅力は、一つのファンド内で異なる資産クラスへの露出を確保できる点にあります。市場の変動に対する耐性を高めるために、株式の成長性と債券の安定性を兼ね備えています。このため、市場の状況に応じて、ファンドマネージャーは資産配分を調整し、リスクを管理しながらリターンを最適化することが可能です。 投資家にとって、バランスファンドは多様な投資ポートフォリオを持つことなく、一定のリバランスを通じて市場の機会を捉えつつ、下落リスクを抑制できる手段を提供します。特に長期投資や退職資金の積立に適しており、安定した運用成績を求める投資家に人気があります。





