投資初心者で投資に興味があるのですが、何から始めるのがよいですか?
投資初心者で投資に興味があるのですが、何から始めるのがよいですか?
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2025/11/04 10:03
男性
30代
投資に興味はあるものの、知識も経験もほとんどありません。ニュースやSNSでよく「NISA」や「インデックス投資」という言葉を見かけますが、実際に自分がどこから手をつければよいのか分からず迷っています。初心者が失敗せずに投資を始めるための具体的なステップや、まず学ぶべき基本的な知識を教えてください。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
投資を始めるときは、焦らず順序立てて進めることが大切です。まずは生活費3〜6か月分の「生活防衛資金」を普通預金で確保し、高金利の借入があれば先に返済します。そのうえで、給料日直後に自動で貯蓄・投資へ振り分ける仕組みを作りましょう。
初心者に最適なのは「NISA×インデックス投資」です。NISAは運用益が非課税で、つみたて投資枠を使えば毎月少額から長期・分散・低コストで投資できます。特に「全世界株式インデックス」1本なら、1つの商品で世界中に分散投資でき、値動きにも強い設計です。
証券口座を開設したら、手取りの10〜20%を目安に毎月自動積立を設定します。相場が上下しても積立を止めず、半年に一度だけ運用状況を確認しましょう。短期の値動きやSNSの情報に振り回される必要はありません。
投資で失敗しないコツは、「高コスト商品を避ける」「ルールを変えない」「続けること」。最初は小さく始め、習慣化すれば自然と資産が育ちます。投資は知識よりも仕組みと継続が成功の鍵です。
自分に合った運用法を知りたい方は、「投資のコンシェルジュ」の無料相談をご活用ください。専門家があなたの資産状況に合わせた最適なプランを提案します。
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新NISA
新NISAとは、2024年からスタートした日本の新しい少額投資非課税制度のことで、従来のNISA制度を見直して、より長期的で柔軟な資産形成を支援する目的で導入されました。この制度では、投資で得られた利益(配当や売却益)が一定の条件のもとで非課税になるため、税負担を気にせずに投資ができます。新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠が用意されており、年間の投資可能額や総額の上限も大幅に引き上げられました。 また、非課税期間が無期限となったことで、より長期的な運用が可能となっています。投資初心者にも利用しやすい仕組みとなっており、老後資金や将来の資産形成の手段として注目されています。
インデックス投資(指数投資)
インデックス投資(指数投資)とは、特定の株価指数(インデックス)と同じ動きを目指して投資する方法のことを指します。たとえば、日経平均株価やS&P500といった市場全体の動きを示す指数に連動するように、同じ銘柄を同じ比率で組み入れることで、指数全体の成績を再現しようとする投資手法です。個別の銘柄を選ぶのではなく、幅広い銘柄に分散して投資するため、リスクが抑えられやすく、長期的な資産形成に向いているとされています。運用コストも比較的低く、初心者にも始めやすいのが特徴です。近年では、ETFやインデックスファンドを通じて指数投資を行う投資家が増えており、資産運用の基本的な選択肢の一つとなっています。
生活防衛資金
生活防衛資金とは、万が一の病気や失業、災害などで収入が途絶えた場合でも、一定期間は生活を維持できるように、あらかじめ確保しておく現金のことです。投資を始める前にまず準備しておくべきお金で、一般的には生活費の3か月から6か月分を目安にするとされています。 この資金は、株や投資信託のように価格が変動する商品ではなく、すぐに引き出せる預金などで保管するのが望ましいとされています。生活防衛資金がしっかりと確保されていれば、投資のリスクを過度に恐れずに冷静な判断がしやすくなり、精神的な安心感にもつながります。
全世界株式ファンド
全世界株式ファンドとは、世界中の株式市場に分散して投資を行う投資信託のことです。日本や米国といった先進国だけでなく、新興国も含めた幅広い国や地域の企業の株式に投資することで、一つの国や地域の経済状況に左右されにくくなります。個別の株を選ぶ必要がなく、一つのファンドで世界経済全体の成長を取り込めるため、長期的な資産形成を目指す方に向いています。また、為替や国ごとの景気動向によるリスクを分散できる点も特徴です。
自動積立
自動積立とは、毎月決まった金額をあらかじめ設定した金融商品に自動的に投資していく仕組みのことです。たとえば、銀行口座から毎月一定額を引き落として投資信託や株式を購入するように設定することで、投資を習慣化しやすくなります。この方法を使えば、相場の動きに惑わされずに、長期的に安定した資産形成を目指すことができます。 また、価格が高いときには少なく、安いときには多く購入する「ドル・コスト平均法」の効果も期待できます。自動積立は証券会社やロボアドバイザーなどを通じて簡単に設定することができ、さらにNISAやiDeCoといった税制優遇制度と組み合わせることで、効率的に資産運用を進めることができます。忙しい方でも無理なく投資を続けやすいのが、自動積立の大きなメリットです。
つみたて投資枠
つみたて投資枠とは、2024年から始まった新しいNISA制度の中で、少額から長期的に資産形成を行うことを目的として設けられた非課税投資の枠組みです。 この枠では、一定の条件を満たした投資信託などの商品に対して、年間最大120万円までの投資額が非課税の対象となります。毎月コツコツと積み立てるスタイルの投資に向いており、長期的な資産形成を支援することが狙いです。つみたて投資枠を活用することで、運用益や分配金にかかる税金がかからず、複利の効果を最大限に活かしながら資産を増やしていくことができます。特に投資初心者にとっては、少額から手軽に始められ、長く続けることで将来の資金づくりに役立つ有効な制度です。





