契約中の生命保険・医療保険の見直しについて(アクサ生命) Q&A記事を読んでの質問
契約中の生命保険・医療保険の見直しについて(アクサ生命) Q&A記事を読んでの質問
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2026/01/02 01:01
男性
40代
現在43歳で、33歳よりアクサ生命の年金払定期付積立型変額保険〈Ⅰ型〉と医療保険に加入し、今年10年を迎えます。 加入当初、将来家族を持つことも考えて加入していましたが、現在独身、今後も独身の可能性も高く、生命保険で資産形成をする意味をあまり感じず、見直してもよいのではないかと考えており、ご助言いただきたいです。 ◾️現在の支払い金額 ・生命保険 17,000円 ・医療保険・がん保険他 8,000円 ◾️検討事項 ・保険料を圧縮し、NISAで投資信託など、他の手段の方に振り分けた方が良いのではないか ◾️質問内容 これまで積立てた分を踏まえ、解約するのか、支払いを止めて残すのか、他の低額な保険に切り替えるのか、どうするとよいのか、ご助言いただければ幸いです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ご相談内容を拝見すると、特定の商品性の是非を確認したいというよりも、人生設計の変化を踏まえて、これまで前提としてきた考え方を整理し直したい、という問題意識をお持ちなのだと受け止めました。
33歳当時、ご家族を持つ可能性も考えて変額保険に加入された判断は、その時点の前提に基づいたものだったと言えます。一方で、10年が経過し、現在は独身で、今後もその可能性が高いという状況であれば、当時想定していた役割と現在の状況に差が生じていないかを確認することには一定の意味があります。
変額保険は、保障と資産形成の要素を併せ持つ商品であるため、現在の状況に照らして、それぞれの役割をどの程度期待しているのかを整理することが判断の前提になります。
生命保険は万一の際の生活保障を目的とし、医療・がん保険は医療費負担への備えを目的とします。一方、資産形成は、将来の生活資金を準備するために時間をかけて資産を積み上げていく行為です。変額保険をどのように位置づけるかは、これらの役割をどう配分するかによって変わります。
次に、「これまで10年間積み立ててきた分」の扱いについては、過去に支払った保険料と、現在の解約返戻金や積立評価額を区別して考える必要があります。すでに支払った保険料は戻りませんが、現在の積立額は、解約するか、保有を続けるかといった判断に直接関係します。そのため、積立状況を確認したうえで判断することが前提となります。
判断にあたっては、「これまで支払ってきた額」ではなく、「現在ある積立額を、今後どのような形で保有・活用したいか」という視点で整理することが有効です。現在の積立額を前提に、今後も同じ条件の商品を選択するかどうか、という考え方に置き換えることもできます。
選択肢としては、解約して他の運用手段に振り分ける方法、払済にして保有を続ける方法、保障内容や保険料水準を見直したうえで継続する方法などが考えられます。どの選択が適切かは、独身であること、今後の生活水準、老後資金や公的年金の見通し、医療費に対する考え方などによって異なります。
そのため、商品内容のみから結論を出すのではなく、現在の前提条件のもとで将来の見通しを整理したうえで、その前提に照らして商品性を確認していく、という順番で考えることが現実的です。前提が整理されていれば、コスト、保障内容、運用の自由度といった点についても、より具体的に比較しやすくなります。
必ずしも完成したライフプランを作成する必要はありませんが、収支や老後資金、公的年金などを簡単に整理するだけでも、変額保険に期待している役割が明確になる場合があります。
投資のコンシェルジュでは、こうした前提整理を行うための無料相談も用意していますが、結論を出すことを目的とするものではありません。現在の状況を整理したうえで、今後の選択肢を検討するための材料を確認する場として活用することができます。
今回の見直しは、過去の判断を評価するものではなく、現在の前提条件のもとで、今後どのように整理するかを考えるためのものです。これからの生活に対して、どのような役割分担が適切かという観点で整理していくことが重要だと考えられます。
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がん保険
がんと診断されたときや治療を受けたときに給付金が支払われる民間保険です。公的医療保険ではカバーしきれない差額ベッド代や先進医療の自己負担分、就業不能による収入減少など、治療以外の家計リスクも幅広く備えられる点が特徴です。通常は「診断一時金」「入院給付金」「通院給付金」など複数の給付項目がセットされており、加入時の年齢・性別・保障内容によって保険料が決まります。 更新型と終身型があり、更新型は一定年齢で保険料が上がる一方、終身型は加入時の保険料が一生続くため、長期的な負担の見通しを立てることが大切です。がん治療は医療技術の進歩で入院期間が短くなり通院や薬物療法が中心になる傾向があるため、保障内容が現在の治療実態に合っているかを確認し、必要に応じて保険の見直しを行うと安心です。
医療保険
医療保険とは、病気やケガによる入院・手術などの医療費を補償するための保険です。公的医療保険と民間医療保険の2種類があり、日本では健康保険や国民健康保険が公的制度として提供されています。一方、民間医療保険は、公的保険でカバーしきれない自己負担分や特定の治療費を補填するために活用されます。契約内容によって給付金の額や支払い条件が異なり、将来の医療費負担を軽減するために重要な役割を果たします。
生命保険
生命保険とは、契約者が一定の保険料を支払うことで、被保険者が死亡または高度障害になった際に保険金が支払われる仕組みのことです。主に遺族の生活保障を目的とし、定期保険や終身保険などの種類があります。また、貯蓄性を備えた商品もあり、満期時に保険金を受け取れるものもあります。加入時の年齢や健康状態によって保険料が異なり、長期的な資産運用やリスク管理の一環として活用されます。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
保険料
保険料とは、保険契約者が保険会社に対して支払う対価のことで、保障を受けるために定期的または一括で支払う金額を指します。生命保険や医療保険、損害保険など、さまざまな保険商品に共通する基本的な要素です。保険料は、契約時の年齢・性別・保険金額・保障内容・加入期間・健康状態などに基づいて算出され、一般にリスクが高いほど保険料も高くなります。 また、主契約に加えて特約(オプション)を付加することで、保険料が増えることもあります。保険料は、契約を維持し続けるために必要な支出であり、未納が続くと保障が失効する場合もあるため、支払計画を立てることが大切です。資産運用の観点からも、保険料の支払いが家計に与える影響や、保障と費用のバランスを見極めることは、ライフプラン設計において重要な判断材料となります。





