アフラック終身保険が合わない人の主な特徴は?
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2025/07/25 08:32
男性
30代
終身保険を検討していますが、保険料の負担や解約返戻金のタイミング、商品の分かりやすさも重視したいと考えています。アフラック生命の終身保険には多彩なプランがありますが、どのような人にとっては不向きで、どんな点に注意すべきでしょうか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
アフラック生命の終身保険の中でも、低解約返戻金型を採用する「かしこく備える終身保険」は払込期間中の解約返戻金が少ないため、教育費や住宅ローンなどで近い将来に資金化する可能性がある人には適しません。
次に、無選択型の「終身保険どなたでも」は健康告知が不要な一方、同額保障でも保険料が割高になります。健康状態に問題がなく通常審査を通過できる人は、他社の標準型を選んだ方が長期的な保険料負担を抑えられます。
「未来の自分が決める保険 WAYS」は死亡保障を年金や介護年金へ変更できる柔軟性が魅力ですが、その付加価値分だけコストが高めで、商品設計も複雑です。保障変更のルールや給付条件を理解する時間的余裕がない人、シンプルな死亡保障のみを希望する人には向きません。
さらに、早期に高い返戻金を期待する貯蓄志向の強い人や、月々の保険料を極力抑えたい人も、アフラックの終身保険より終身共済や外貨建て積立商品が選択肢になる場合があります。
加入前には解約時期の見通し、保険料総額、複雑性への許容度を総合的に比較し、自身のライフプランに本当に合致するかを確認することが重要です。
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無選択型保険
無選択型保険とは、過去の病歴や現在の健康状態について詳細な告知をしなくても加入できる保険のことです。一般的な保険では、加入時に健康診断や告知書の提出が求められ、その内容によっては契約を断られる場合があります。 しかし無選択型保険は、この審査を行わない、または極めて簡素にすることで、持病がある方や高齢の方でも加入しやすくした仕組みです。その分、保険料は通常より高めに設定され、保障額も限定的になるものの、誰でも受け入れられる安心感を提供します。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険とは、保険期間が一生涯続く終身保険の一種で、一定期間内に解約した場合の返戻金(契約を途中でやめた際に受け取れるお金)が通常の終身保険よりも低く設定されている保険です。主に保険料を安く抑えるための仕組みで、長期間継続することを前提に作られています。 保険会社にとっては途中解約による支出が少ないため、その分保険料を割安にすることができるというメリットがあります。短期間で解約すると大きく元本割れしてしまうため、長期的な保障や資産形成を目的とした人向けの商品です。終身保障がありながら、支払い負担を抑えたいという人に選ばれることがあります。
元本割れ
元本割れとは、投資で使ったお金、つまり元本(がんぽん)よりも、最終的に戻ってきた金額が少なくなることをいいます。たとえば、100万円で投資信託を購入したのに、解約時に戻ってきたのが90万円だった場合、この差額10万円が損失であり、「元本割れした」という状態です。 特に、価格が変動する商品、たとえば株式や投資信託、債券などでは、将来の価格や分配金が保証されているわけではないため、元本割れのリスクがあります。「絶対に損をしたくない」と考える方にとっては、このリスクを正しく理解することがとても重要です。金融商品を選ぶときには、利回りだけでなく元本割れの可能性も十分に考慮しましょう。