専門用語解説
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回転売買
回転売買とは、証券会社や担当者が投資家の利益よりも自社の手数料収入を優先して、必要以上に頻繁な売買を繰り返す行為のことを指します。一般的に、売買をするたびに投資家は手数料を支払うことになるため、取引回数が多くなるほど手数料負担が増えます。 その結果、資産の運用成果が悪くなったり、無駄なリスクを負う可能性があります。投資初心者は「頻繁に売買している=うまく運用されている」と感じてしまうことがありますが、実際にはこのような回転売買が行われている可能性があるため注意が必要です。証券会社に任せて運用している場合でも、定期的に取引履歴を確認し、不審な売買がないかチェックすることが大切です。
買取引受
買取引受とは、証券会社が企業の発行する株式や社債をあらかじめ全額買い取り、その後に投資家へ販売する方式のことを指します。企業は新しい株や債券を発行して資金を調達する際、必ず投資家に売れるとは限らないため、証券会社が一旦すべてを引き受けることで、確実に資金を得られるようになります。証券会社にとっては、販売できなければ損失を抱えるリスクがある一方で、販売に成功すれば利益を得られる仕組みです。 資産運用の観点では、投資家は証券会社を通じて新規発行の株や債券を購入できるため、投資の入り口として重要な制度のひとつといえます。投資初心者にとっては、「証券会社がまとめて買い取ってから投資家に売る仕組み」と理解するとイメージしやすいでしょう。
外部資本比率
外部資本比率とは、企業の資本構成において、自己資本に対する外部からの資本(株式出資や借入金)の割合を示す指標です。この比率は、一般的に 「外部出資(Equity)」と「負債(Debt)」を合計したものが自己資本に対してどれだけの比率を占めるか を示します。 特にスタートアップやベンチャー企業では、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル(VC)からのエクイティ(株式)による資金調達が多くなるため、外部資本比率が高くなりがちです。エクイティ出資が増えると、創業者の持ち株比率が下がり、経営権が分散する(持ち株の希薄化(Dilution))。一方で、借入金(Debt)による資金調達が増えると、財務負担が増加し、返済義務が経営に影響を与えることがあります。 この比率が高いと、外部資本を活用して資金調達の柔軟性が向上するメリットがある一方で、自己資本が少なくなりすぎると財務の安定性が低下し、債務リスクが増す可能性があります。そのため、適切なバランスを維持することが重要です。
買戻価格
買戻価格とは、いったん売却した資産を将来的に買い戻す際に支払う金額のことを指します。これは「買戻し特約」が付いた契約においてあらかじめ定められている場合が多く、売主が再びその資産を取得したいときに、この価格で取引を行うことになります。 たとえば、不動産のリースバック取引では、売却時に「何年後にいくらで買い戻せるか」を契約書に明記するケースがあります。買戻価格は、市場価格とは異なり、契約時に決められた固定額または一定の計算式によって算出されることが多いため、将来の価格変動リスクを抑える手段として利用されます。一方で、市場価格が下落した場合には不利になることもあり、資産運用やリスク管理の観点から慎重な検討が必要です。
買戻し特約
買戻し特約とは、不動産や株式などの資産を売却したあと、あらかじめ定めた条件のもとで売主がその資産を将来的に買い戻せるようにする契約上の取り決めです。この特約があることで、売却していったん現金化した資産を、一定の期間や価格で元の所有者が取り戻せる可能性が残されます。 不動産のリースバック取引や企業間の資本提携、M&Aなどで使われることがあり、将来的な資産の再取得を視野に入れて柔軟な資産運用ができるメリットがあります。ただし、買戻しには期限や価格、手続きの条件などが細かく定められており、実際に行使できるかどうかは契約内容次第ですので、事前によく確認する必要があります。
解約
解約とは、継続中の契約関係について、将来に向けてその効力を終了させる意思表示または手続きを指す用語です。 この用語は、保険、金融商品、通信サービス、賃貸借など、一定期間の継続を前提とした契約を途中で終わらせる判断の文脈で登場します。解約は、契約が無効であったと扱うものではなく、これまで有効に成立していた契約を、特定の時点以降について終了させるという位置づけを持ちます。そのため、「いつから」「どの範囲まで」契約の効力が及ぶのかという時間軸が重要になります。 解約が問題になりやすいのは、「やめると言えば即座にすべて終わる」という直感的な理解が広まりやすい点です。実際には、解約は契約で定められた方法やタイミングに従って行われ、解約の意思表示と効力が生じる時点が一致しないこともあります。この違いを理解していないと、費用の発生やサービスの継続期間について認識のズレが生じやすくなります。 よくある誤解として、解約は過去の契約関係もすべてなかったことにする行為だという理解があります。しかし、解約は将来に向かって契約を終了させるものであり、解約前に発生した権利義務や支払義務が消えるわけではありません。この点を見落とすと、「もう使っていないのに請求が来る」「解約したのに精算が必要だった」といった混乱につながります。 また、解約は一方的に自由に行える行為だと考えられがちですが、実務上は、契約内容によって制限や条件が設けられていることがあります。解約そのものの可否ではなく、解約によってどのような整理が行われるのかという構造を理解することが重要です。 解約という用語を正しく理解することは、契約を「始める行為」だけでなく、「終わらせる行為」としても制度的に捉える視点を持つことにつながります。契約関係を時間の流れの中で整理するための、基本的な概念として位置づけられます。
解約ゲート
解約ゲートとは、投資信託やヘッジファンドなどで、多くの投資家が一度に解約を申し出た場合に、資金の流出を抑えるために設定される一時的な解約制限措置のことを指します。これは運用資産の急激な売却によってファンドの価値が大きく下がったり、他の投資家に不公平が生じたりするのを防ぐための仕組みです。 たとえば、「月に総資産の5%以上の解約があった場合は、その分の解約を翌月以降に繰り延べる」といった条件があらかじめ定められています。解約ゲートは、通常の公募投資信託にはほとんど見られず、流動性の低い資産を多く含むオルタナティブ投資ファンドなどで導入されることが多いです。資産運用の観点では、投資先の流動性リスクや換金制限の可能性を理解するうえで、解約ゲートの有無は重要な確認事項となります。
解約控除
解約控除とは、保険や一部の投資商品を契約期間の途中で解約した場合に、契約者が受け取る解約返戻金などから差し引かれる手数料のことをいいます。特に契約から数年以内など、早い段階で解約した際に高めに設定されていることが多く、実際に受け取れる金額が大きく減ってしまうことがあります。 この制度は、販売時にかかった初期費用や運用の準備にかかるコストを回収するために設けられていますが、契約者にとっては思ったよりも少ない金額しか戻ってこないというリスクにつながります。そのため、商品選びの際には解約控除の有無やその金額、期間などをよく確認し、「途中で解約したらどうなるか」をあらかじめ理解しておくことがとても大切です。長期での運用を前提とした商品には特に注意が必要です。
解約控除期間
解約控除期間とは、投資信託や保険商品などを契約してから一定の期間内に解約をすると、手数料やペナルティがかかって戻ってくるお金が少なくなる期間のことをいいます。これは、金融機関がその商品を提供するためにかかった費用を回収するために設定されるものです。この期間が終わると控除はなくなるか、控除率が徐々に下がっていくケースもあります。特に長期での運用を前提とした商品でよく見られるため、契約前に期間の長さや控除の割合をよく確認し、解約のタイミングには注意することが大切です。
解約時手数料
解約時手数料とは、投資信託や保険商品などを解約、つまり売却や取り崩しを行う際にかかる費用のことをいいます。これは金融商品を提供する側が、早期解約による運用の損失などをカバーするために設定する場合が多く、特に運用開始からの期間が短いほど高く設定されていることがあります。 たとえば、投資信託を数ヶ月で売却すると「解約時手数料」が差し引かれ、実際に受け取れる金額が減ってしまうケースもあります。資産運用においては、購入時のコストだけでなく、出口でかかるこの手数料もあらかじめ確認しておくことが重要です。長期保有を前提とする商品では、一定期間を過ぎれば無料になることもあるため、契約内容をよく理解することがポイントです。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
カウンターパーティリスク
カウンターパーティリスクとは、取引における相手方の金融機関(カウンターパーティ)が経営破綻するなどして取引が完結しないという恐れのこと。これは直接相手と取引する相対取引(対義語:取引所取引)において生じるリスクであり、このリスクを管理するためにカウンターパーティの選別や担保の差し入れをカウンターパーティに求めることができる。
家屋調査
家屋調査とは、市区町村が固定資産税を計算するために行う調査のことです。新築や増改築を行った際に自治体の職員が現地を訪れ、構造や床面積、設備などを確認します。その内容をもとに「固定資産税評価額」が算出され、翌年度以降の固定資産税や都市計画税の額が決まります。費用は自治体が負担するため、所有者に請求されることはありません。 固定資産税評価額は、新築や増改築後の調査で決まった額が原則3年間据え置かれ、その後は全国一斉の評価替えにより3年ごとに見直されます。評価替えでは資材価格や市場動向が反映されるため、評価額が上がれば固定資産税の負担も増えることになります。つまり、家屋調査は建物が完成したときに一度行われ、以降は評価替えによって自動的に調整される仕組みです。 不動産投資や資産承継を考える際には、こうした調査と評価替えの流れを理解し、固定資産税が将来どのように変わり得るかを前提にして計画を立てることが重要です。軽減措置が終わった後の増税や、評価替えによる負担増を想定しておけば、現実的に資金計画へ組み込むことができます。
価格荷重型
価格荷重型は、株価指数を計算する際に各銘柄の株価の大きさに基づいて加重する方法です。この方式では、株価が高い銘柄が指数に与える影響が大きくなります。代表的な例としてダウ・ジョーンズ工業平均株価があり、この指数は加入している30社の株価の単純な算術平均を取り、特定の除数(ダウ・ディバイザー)で割ることにより計算されます。 価格荷重型の特徴は、株価が高い企業が全体の動向に大きな影響を及ぼす点にあります。これにより、個々の銘柄の価格変動が指数全体に与える影響が顕著になり、高価な株式の動きが指数を大きく左右することになります。この方式の利点は、単純明快で理解しやすいという点ですが、株価のみを重視するため、市場全体の資本規模やその他の要素は反映されにくいという欠点もあります。 このため、価格荷重型の指数は、特に大きな価格変動を見せる高価な株式のパフォーマンスを追いたい場合に適していますが、より市場全体を均等に反映したい場合には他の加重方法、例えば時価総額加重型などが推奨されることがあります。
価格加重型
インデックス構成銘柄の株価を基準に計算されるタイプのインデックス。例として日経平均株価がある。
価格形成
価格形成とは、市場において株式や債券、為替などの金融商品の価格が、需要と供給のバランスによって決まっていく過程を指します。たとえば、株を買いたい人が多ければ価格は上がり、売りたい人が多ければ価格は下がります。このように、投資家たちの売買の判断が集まって、日々価格が決まっていくのです。また、企業の業績や経済指標、金利、ニュースなどの情報も、投資家の判断に影響を与え、最終的に価格形成に反映されます。市場が健全であればあるほど、多くの情報や多様な意見が反映されるため、価格は適正に近づきやすくなります。価格形成を理解することは、なぜ株価が動くのかを読み解く上での基本となる重要な考え方です。
価格スプレッド
価格スプレッドとは、同じ金融商品で提示される買値(ビッド)と売値(アスク)の差額、あるいは互いに関連する二つの商品の価格差を示す指標です。株式や債券、外国為替、暗号資産などの取引では、狭いスプレッドほど取引コストが低く、市場の流動性が高いことを意味します。反対にスプレッドが広がると、売買成立までに余計なコストがかかり、価格が急変しやすい状況だと読み取れます。 また、先物と現物、あるいは同一企業の株式と社債といった異なる商品の価格差を測る場合には、裁定取引やヘッジ戦略の判断材料として活用されます。投資初心者の方は、約定価格の有利・不利を左右する要素として、売買前にスプレッドの大きさを確認する習慣を持つことが大切です。
価格帯別出来高
価格帯別出来高とは、株式が過去にどの価格帯でどれくらい取引されたかを示す指標のことです。一般的にチャートの横軸に棒グラフのように表示され、特定の価格帯で売買が集中しているかどうかを一目で確認できます。 出来高が多い価格帯は「投資家が多く売買した水準」となり、その後の株価の動きにおいて抵抗線や支持線として意識されやすい特徴があります。投資初心者にとっては「どの値段で多くの人が売ったり買ったりしたかを示す地図」と考えると分かりやすいでしょう。
価格変動準備金
価格変動準備金とは、保険会社が保有する株式や不動産など、価格変動リスクの高い資産に備えて積み立てられる責任準備金の一種です。保険業法に基づき、金融庁の監督下で運用されており、利益の一部を一定の算式に従って積み立て、逆に含み損が生じた際には取り崩して損失を吸収する仕組みになっています。 この準備金の目的は、金融市場の変動によって資産価値が上下しても保険会社の財務基盤を安定させ、長期的に保険金を確実に支払える体制を維持することです。言い換えれば、契約者の保険金支払いに影響が出ないようにするための「安全装置」です。 また、価格変動準備金はソルベンシー・マージン比率(保険会社の健全性を示す指標)の向上にも寄与します。ただし、契約者に直接還元されるものではなく、あくまで保険会社内部のリスク吸収バッファという位置づけです。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、株式や債券などの金融商品の価格が、経済状況や金利動向、企業業績などの影響で上下する可能性のことです。株式は企業業績の悪化や市場不安で急落するリスクがあります。 一方、債券の場合、発行時の固定利率と市場金利との差が変動するため、市場金利が上昇すると既発債の魅力が薄れ、途中売却時に購入時より低い価格で取引されるリスクが生じます。ただし、満期まで保有すれば額面通りに償還されるため、長期保有によってこのリスクを回避できます。
化学療法
化学療法とは、がんなどの病気に対して、薬剤を使って治療を行う医療行為のことです。特にがん治療においては、がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させたりする目的で抗がん剤を用いる治療法を指します。内服薬や点滴などの方法で体内に薬を取り込むことで、全身のがん細胞に働きかけることができるのが特徴です。手術や放射線治療が局所的な治療であるのに対し、化学療法は全身に効果が及ぶため、転移したがんや再発防止のために用いられることが多いです。一方で、正常な細胞にも影響を与えるため、副作用が出ることがあります。患者一人ひとりの状態に応じて治療内容を調整しながら行われる、専門的な管理が必要な治療法です。
化学療法特約
化学療法特約とは、がん保険や医療保険に追加できる特約(オプション)のひとつで、抗がん剤などを用いた化学療法を受けた際に、保険金が支払われる仕組みのことを指します。 この特約を付けておくことで、がんの治療で入院を伴わない外来での抗がん剤治療や、長期間にわたる通院治療などに対しても経済的な支援を受けることができます。 治療技術の進歩により、がん治療の多くが入院ではなく通院で行われるようになってきた現代において、この特約は患者の実情に即した重要な補償のひとつとされています。保険会社によって支払い条件や対象となる治療範囲が異なるため、契約時には詳細を確認することが大切です。
加給年金
加給年金とは、厚生年金に加入していた人が老齢厚生年金を受け取る際に、一定の条件を満たしていれば上乗せして支給される年金のことです。主に、年金を受け取る人に扶養している配偶者や子どもがいる場合に支給されます。この制度は、家族の生活を支えることを目的としており、会社員などが退職後に受け取る厚生年金にプラスされるかたちで支給されます。 ただし、配偶者や子どもが一定の年齢や収入要件を超えていると対象外になることがあります。つまり、定年後の生活を家族と一緒に支えていく仕組みの一つといえます。
加給年金額
加給年金額とは、厚生年金の老齢厚生年金を受け取る人が、一定の条件を満たしている配偶者や子どもを扶養している場合に、年金に上乗せされて支給される追加の金額のことをいいます。これは、働いてきた本人が家族を養っている状況を考慮して、生活を支えるために設けられた制度です。 たとえば、65歳以上の老齢厚生年金受給者に収入の少ない65歳未満の配偶者がいる場合や、高校生までの子どもがいる場合などに支給されます。加給年金額は、基本的に定額で設定されていますが、対象者の年齢や収入状況などによって支給の有無が決まります。また、配偶者が65歳になると、代わりに「振替加算」という別の仕組みに移行することがあります。家族の状況によって年金額が変動する点を理解しておくことが大切です。