専門用語解説
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遺産分割協議
遺産分割協議とは、相続人が複数いる場合に、誰がどの財産をどのように受け取るかを話し合って決める手続きのことです。預貯金や不動産、有価証券などすべての遺産が対象になります。原則として相続人全員の合意が必要で、話し合いの結果を「遺産分割協議書」という文書にまとめて、全員が署名・押印します。遺言書がない場合や、遺言があっても一部の財産について分け方が指定されていないときに行われます。もし話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所での調停手続きに進むことになります。
遺産分割協議書
遺産分割協議書とは、相続人全員が話し合って決めた遺産の分け方を文書にまとめたものです。被相続人が遺言を残していない場合や、遺言書に記載されていない財産がある場合、相続人同士でどの財産を誰が受け取るかを決める必要があります。 その合意内容を正式に記録し、全員が署名・押印することで作成されるのが遺産分割協議書です。この書類は、相続した不動産の名義変更や預貯金の払い戻しなど、実際の手続きを進める際に必須となることが多いため、非常に重要な役割を持ちます。作成の際は、相続人全員の同意が必要で、1人でも欠けていると無効になってしまう点に注意が必要です。資産運用においても、円満な財産の承継や手続きのスムーズ化に役立つ書類です。
遺産分割審判
遺産分割審判とは、相続人同士で遺産の分け方について話し合っても合意できず、家庭裁判所の調停でも解決に至らなかった場合に、最終的に裁判所が遺産の分け方を決定する手続きのことです。 これは家庭裁判所が法的な判断を下すもので、調停のように話し合いではなく、裁判所の審理を経て一方的に分割内容が決まります。遺産分割審判では、民法第907条などの法律に基づいて、公平性や相続人の状況を考慮して判断が下されます。審判によって決まった内容には法的拘束力があり、原則として全ての相続人が従う必要があります。 資産運用の観点からは、遺産分割審判によって不動産や金融資産の持ち分が強制的に決まるため、その後の運用方針や名義変更にも大きな影響を及ぼす重要なプロセスです。
遺産分割調停
遺産分割調停とは、相続人同士で遺産の分け方について話し合いがまとまらないときに、家庭裁判所に申し立てて、裁判所を通じて解決を図る手続きのことです。相続財産が不動産や株式、預貯金など多岐にわたる場合、誰がどれだけ相続するのかでもめることがあります。 そのようなとき、当事者だけで解決できない場合に、この調停を利用することで、中立な第三者である調停委員が間に入り、円満な解決を目指すことができます。調停はあくまで話し合いによる解決を前提としており、合意に至ればその内容に基づいて遺産を分割することになります。 資産運用の観点からは、相続財産の整理や名義変更、運用方針の見直しが必要となるため、遺産分割調停は相続後の資産管理にも大きな影響を与える重要な手続きです。
医師の診断書
医師の診断書とは、患者が医療機関で受けた診察の結果をもとに、病状や診断名、就労の可否などを記載した正式な文書のことです。休職や復職、傷病手当金の申請などの際に、会社や保険機関に対して自分の健康状態を証明するために提出します。 この書類には、病気やけがの内容だけでなく、仕事ができるかどうか、いつから勤務可能かなど、労務に関する具体的な判断が記載されることが多くあります。診断書の記載内容は、制度上の支給可否や職場復帰の可否を判断する重要な材料となるため、虚偽の記載は法的にも重大な問題となります。提出先の指示に従い、必要な様式や記載項目を医師に正確に伝えることが大切です。
慰謝料(いしゃりょう)
慰謝料とは、他人の不法行為や権利侵害によって精神的な苦痛を受けた場合、その損害に対する賠償として支払われる金銭のことです。たとえば、交通事故、名誉毀損、いじめ、離婚、浮気(不貞行為)などにより精神的ダメージを受けたとき、その苦しみに対して「心の損害」として請求されます。 慰謝料の金額は、被害の程度や加害者の行為の悪質さ、当事者間の関係性、社会的影響などを考慮して裁判所が判断することが多く、明確な相場があるわけではありません。物理的な損害に対する「損害賠償金」とは異なり、精神的側面に焦点を当てた救済手段であり、法的な権利保護の一環として重要な役割を果たします。
慰謝料的財産分与
慰謝料的財産分与とは、離婚時に行われる財産分与の中でも、精神的苦痛に対する補償的な意味合いを含んだ分与のことを指します。本来、財産分与は夫婦が婚姻中に築いた共有財産を公平に分ける制度ですが、相手の不貞行為やDV(家庭内暴力)などによって離婚に至った場合、その精神的苦痛を和らげるために、通常の財産分与よりも多めの金額が支払われることがあります。 法律上は明確に区別されているわけではありませんが、実務上では慰謝料と財産分与の線引きが曖昧になるケースも多くあります。慰謝料を別途請求せずに、財産分与の中に含めることで話し合いがスムーズに進む場合もあります。資産形成や相続の観点からも、離婚時の財産の扱いは長期的な生活設計に大きく影響するため、十分な理解が必要です。
Issuer-paysモデル
Issuer-paysモデルとは、企業や政府などの債券発行体(Issuer)が、自らの信用格付けを取得するために格付け機関へ料金を支払う仕組みのことを指します。このモデルは、格付けの費用を投資家ではなく発行体が負担することで、格付け情報を広く無料で提供できるというメリットがあります。実際、ムーディーズやスタンダード・アンド・プアーズなど、多くの大手格付け機関がこのモデルを採用しています。一方で、発行体が顧客であることから、「格付けの独立性や中立性に疑問が生じるのではないか」という利益相反の懸念もあります。2008年の金融危機では、このモデルによる過剰な高格付けが問題視され、透明性や監督体制の強化が求められるきっかけとなりました。
遺書
遺書とは、自分が亡くなった後に備えて、財産の分け方や家族への想い、希望などを自筆や録音などで残す文書のことを指します。法律的に効力を持つ「遺言」とは区別され、遺書そのものには必ずしも法的な拘束力はありません。しかし、遺書に記された内容は遺族が故人の意思を尊重する際の大切な参考になります。たとえば、相続の分配方法や葬儀の方法についての希望、家族や友人への感謝の言葉などが書かれることがあります。資産運用の観点では、遺書を準備しておくことで、残された家族が安心して相続手続きを進めやすくなる効果があります。投資初心者にとっては、「自分が亡くなったあとに備えて、想いや希望を伝えるための手紙」と理解するとわかりやすいでしょう。
遺贈
遺贈とは、遺言書によって自分の財産を相続人や第三者に無償で譲ることを指します。生前の贈与とは異なり、遺贈は本人が亡くなったときに初めて効力が生じるのが特徴です。たとえば、「私の預金を○○さんに渡す」といった内容を遺言書に書いておけば、その人が相続人であってもなくても、遺贈として財産を受け取ることができます。 遺贈は、特定の財産を指定して渡す「特定遺贈」と、財産の一定割合を指定して渡す「包括遺贈」に分けられます。また、相続人以外の人や団体(たとえば知人や慈善団体など)にも遺贈することが可能なため、本人の意思を柔軟に反映できる方法として活用されています。資産運用や相続の場面では、誰にどの財産をどのように渡すかを明確にする手段として、遺贈はとても大切な制度です。
遺贈寄付
遺贈寄付とは、自分が亡くなったあとに、遺言書によって財産の一部または全部を公益法人やNPO、大学、病院などの団体へ寄付することをいいます。これは、相続人や家族以外の「社会貢献」を目的とした遺贈の一つで、遺言書に具体的な寄付先や金額、財産の内容を記載することで実現されます。 遺贈寄付は、税制面での優遇措置がある場合も多く、相続税の節税効果を期待できることもあります。また、生前に支援したい分野を明確にしておくことで、自分の意思を社会に残す方法としても注目されています。資産運用や終活の一環として、遺贈寄付を検討する人が増えているのも近年の傾向です。
遺贈者
遺贈者とは、自分が亡くなったときに、遺言書によって財産を他の人に譲ると決めた人のことを指します。生きているうちに、「この人に自分の財産を渡したい」と考え、それを遺言という形で正式に残すことで、亡くなった後にその意志が実現されます。 遺贈は贈与の一種ですが、生前ではなく死亡後に効力が生じる点が特徴です。遺贈者は、譲る相手が家族であっても他人であってもかまいませんし、個人ではなく団体や法人に対しても遺贈することができます。資産運用の観点からは、自分の財産をどう使うか、亡くなった後まで考えて設計することが、遺贈者になるという行為の本質です。
遺贈放棄
遺贈放棄とは、遺言によって財産を受け取ることになっていた人(受遺者)が、その財産を受け取らないと意思表示することをいいます。遺贈には、財産だけでなく債務(借金など)を含むこともあり、特に包括遺贈の場合は受け取る責任も大きくなります。 そうした背景から、受遺者が自らの判断で「その遺贈は辞退したい」と考えた場合に行うのが遺贈放棄です。相続放棄とは異なり、家庭裁判所の手続きを必要とせず、相手(遺言執行者など)に対して明確に放棄の意思を示すだけで足ります。ただし、遺贈を受けると一度承諾してしまうと、基本的には放棄できなくなるため、受け取るかどうかは慎重に判断することが大切です。
遺族一時金
遺族一時金とは、国民年金に加入していた人が亡くなったときに、その遺族に対して一度だけ支給される公的なお金のことです。これは、遺族基礎年金などの継続的な年金を受け取る条件に当てはまらない遺族に向けて、経済的な支援を行うための制度です。 主に、亡くなった方に生計を依存していた配偶者などが対象であり、保険料の納付期間や遺族の状況によって支給の可否が決まります。金額は一定ですが、あくまで一時的な支給であるため、長期的な生活保障ではありません。葬儀費用の補填や生活の立て直しに使われることが多く、公的保障の一部として知っておくべき重要な制度です。
遺族基礎年金
遺族基礎年金とは、国民年金に加入していた人が亡くなったときに、その人に生計を維持されていた一定の家族(主に子どもがいる配偶者や子ども自身)に支給される年金です。これは公的年金制度のひとつで、生活保障を目的としており、主に子育て世帯を対象にしています。たとえば、夫が亡くなり、子どもを育てる妻がいる場合、その妻に遺族基礎年金が支給されます。受給の条件には、亡くなった人が保険料を一定期間納付していたことや、受け取る側に対象となる子どもがいることなどが含まれます。支給額は定額で、子どもの人数に応じた加算もあります。子どもが一定年齢に達すると支給は終了します。家計を支える人を失ったときに、遺族の生活を一定期間支援する大切な制度です。
遺族給付
遺族給付とは、家族の生計を支えていた人が亡くなったときに、残された遺族に対して支給される公的年金などの給付金のことです。代表的なものに「遺族基礎年金」や「遺族厚生年金」があり、亡くなった人が保険料を納めていた期間や、死亡当時の年齢・状況によって、対象となる遺族(配偶者や子どもなど)に支給されます。 これらは公的年金制度の一部であり、遺族の生活を支えるための経済的な支援を目的としています。資産運用の面では、リスク管理の一環として、万が一のときに備える制度の一つとして知っておくことが大切です。
遺族共済年金
遺族共済年金とは、かつて共済年金制度(公務員や私立学校教職員などが加入していた年金制度)に加入していた人が亡くなった場合に、その遺族に支給される年金のことです。2015年10月に共済年金は厚生年金と統合されましたが、それ以前に加入していた人に関しては、経過措置として遺族共済年金の仕組みが今も適用されています。支給対象は、生計を共にしていた配偶者や子どもなどで、遺族厚生年金と同様に、報酬や加入期間に応じて支給額が決まります。 また、遺族基礎年金と併給される場合もあります。基本的な考え方は遺族厚生年金とほぼ同じですが、制度の歴史的背景から、細かな支給条件や加算内容に違いがあることがあります。現在は新たな加入者はおらず、過去に加入していた人に対して支給される「経過的な制度」として位置づけられています。
遺族厚生年金
遺族厚生年金とは、厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に、その遺族に支給される公的年金のことです。対象となるのは、主に配偶者(特に一定年齢以上の妻)、子ども、父母、孫、祖父母などで、生計を同じくしていたことが条件とされます。 遺族基礎年金が子どもがいる世帯を中心に支給されるのに対し、遺族厚生年金は子どもがいなくても一定の条件を満たせば支給されるため、対象範囲がやや広いのが特徴です。支給額は、亡くなった人の厚生年金の納付記録や報酬額に基づいて計算されるため、個人差があります。また、遺族基礎年金と併用して受け取れる場合もあり、特に現役世代の死亡リスクに備える重要な保障制度のひとつとされています。家計の柱を失ったときに、遺族の生活を長期にわたって支える仕組みです。
遺族年金
遺族年金とは、家計の支え手である人が亡くなった際に、残された家族の生活を保障するために支給される年金のことです。公的年金制度の中に組み込まれており、国民年金から支給される「遺族基礎年金」と、厚生年金から支給される「遺族厚生年金」があります。対象となるのは、主に配偶者や子どもで、支給額や期間は家族構成や被保険者の加入状況などによって異なります。遺族年金は、残された家族が安定した生活を続けるための公的な支援制度として、生活設計においてとても重要な役割を果たします。
遺族保障
遺族保障とは、家族の中心となる人が亡くなった際に、残された配偶者や子どもなどの生活を支えるために支払われる経済的支援のことを指します。これは公的な制度と民間の保険商品の両方に存在しており、前者には遺族年金、後者には生命保険の死亡保険金などが含まれます。 遺族の生活費、教育費、住居費などをまかなうための支援として機能し、特に収入の柱を失った場合には大きな支えとなります。遺族保障は、万一に備える生活設計の基本要素であり、ライフプランや保険選びの中で非常に重要な視点です。
委託会社
委託会社とは、投資信託において、投資家から集めた資金をどのように運用するかを決定し、その指図を行う役割を担う会社のことをいいます。これは、いわば投資信託の「運用の司令塔」にあたる存在で、実際に株式や債券などへの投資方針を立て、売買の判断を行います。委託会社は、信託銀行(受託会社)や販売会社と協力しながら投資信託を組成・運営しており、投資家はこの委託会社の運用力に信頼して資金を託すことになります。また、委託会社には「運用のプロ」であるファンドマネージャーやアナリストが在籍しており、経済や市場の動きを分析しながら投資判断を下します。初心者にとってはあまり目立たない存在かもしれませんが、投資信託を選ぶ際には、この委託会社がどれだけ信頼できるかが、将来の運用成果に大きく関わる重要なポイントになります。
委託者
委託者とは、信託契約において、自分の資産を信託として他者に託す人のことをいいます。たとえば、財産を管理・運用してもらいたいという目的で、自分の持つ不動産や金融資産を信託会社や信頼できる個人に預ける場合、その資産の元の所有者が「委託者」となります。委託者は信託の目的や条件、受益者(利益を受ける人)を指定する権利を持ち、信託の始まりとなる重要な存在です。資産承継や相続対策、事業継続の手段として信託を利用する際に、委託者の意向が信託の設計に大きく反映されます。そのため、信託を検討する際には、委託者としての役割と責任をよく理解しておくことが大切です。
委託保証金維持率
委託保証金維持率とは、信用取引を行う際に必要な保証金(担保)のうち、最低限維持しておくべき割合のことを指します。投資家が信用取引で株を買ったり売ったりする際には、証券会社に一定額の保証金を預ける必要がありますが、この割合が下がりすぎると、証券会社から追加の保証金(追証)を求められる可能性があります。 通常は20%〜30%程度が最低基準とされており、保有している株の値下がりなどで維持率が下がるとリスクが高まります。投資家としては、自分の信用取引のポジションが安全圏にあるかを確認するために、この維持率を常にチェックしておくことが重要です。
板情報
板情報とは、株式や為替などの金融商品において、現在出されている買い注文(ビッド)と売り注文(アスク)の価格や数量が一覧で表示される情報のことをいいます。この情報は取引所や証券会社の取引ツールなどでリアルタイムに確認でき、売買の需要と供給のバランスや、どの価格帯で取引が活発になっているかを把握するのに役立ちます。 たとえば、ある株に対して「1,000円で500株買いたい」という注文があれば、それが買い注文の板に表示されます。一方で「1,005円で300株売りたい」といった売り注文も売り板として表示されます。板情報を読み解くことで、売買のタイミングや価格の動き、相場の勢いなどを判断するヒントが得られます。特に短期売買を行うデイトレーダーなどにとっては、重要な判断材料の一つとなっています。