オリックス生命の終身保険「RISE」のメリットを教えてください。
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2025/07/18 14:47
男性
30代
オリックス生命の終身保険「RISE」は通常の終身保険より優れていると聞きましたが、具体的にどのような点が利用者にとって有利なのでしょうか。保障額の柔軟性や介護・終末期への備えも可能と聞きますが、実際の使い勝手や注意点を含めて教えてもらえますか?
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
オリックス生命の終身保険「RISE」の魅力は、低解約払戻金型を採用し払込期間中の解約払戻金を抑えることで、終身保障を割安な保険料で確保できる点です。
保険金額は100万円から5,000万円まで100万円単位で設定でき、75歳以下であれば200万円から設計できるため、葬儀費用のみを賄う小口から資産承継を意識した高額契約まで柔軟に対応できます。短期払を選択すると、要介護四または五に該当した際に死亡保険金の一部を生前に受け取れる介護前払特約が自動付帯し、公的介護保険で賄い切れない費用を補完します。
さらに医師に余命6か月以内と診断された場合にはリビングニーズ特約が機能し、終末期医療や家族の生活費に充当できます。約款所定の身体障害状態に該当すると以後の保険料が免除されるため、収入減少時も保障が続く点も安心材料です。
また、24時間電話健康相談など五種の付帯サービスが無料で利用でき、日常的な健康管理にも役立ちます。もっとも、払込期間中に解約すれば返戻金が減額されるため、短期の資金需要が見込まれる場合は預貯金など流動性資産とのバランスを検討することが欠かせません。
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リビング・ニーズ特約
リビング・ニーズ特約とは、生命保険の被保険者が余命6か月以内などの診断を受けた場合に、死亡保険金の全部または一部を生前に受け取れる仕組みです。 医療費や介護費など多額の出費が急に必要になる場面で、保険金を先に受け取ることで生活資金を確保しやすくなります。受け取った後も契約を消滅させずに続けられるケースが多く、残りの保険金や保障内容は契約時の条件に従って変動します。 税金面では非課税枠や控除の対象になることもあり、利用前に受取額や相続税・所得税への影響を確認することが大切です。
低解約返戻金型終身保険
低解約返戻金型終身保険とは、保険期間が一生涯続く終身保険の一種で、一定期間内に解約した場合の返戻金(契約を途中でやめた際に受け取れるお金)が通常の終身保険よりも低く設定されている保険です。主に保険料を安く抑えるための仕組みで、長期間継続することを前提に作られています。 保険会社にとっては途中解約による支出が少ないため、その分保険料を割安にすることができるというメリットがあります。短期間で解約すると大きく元本割れしてしまうため、長期的な保障や資産形成を目的とした人向けの商品です。終身保障がありながら、支払い負担を抑えたいという人に選ばれることがあります。
保険料
保険料とは、保険契約者が保険会社に対して支払う対価のことで、保障を受けるために定期的または一括で支払う金額を指します。生命保険や医療保険、損害保険など、さまざまな保険商品に共通する基本的な要素です。保険料は、契約時の年齢・性別・保険金額・保障内容・加入期間・健康状態などに基づいて算出され、一般にリスクが高いほど保険料も高くなります。 また、主契約に加えて特約(オプション)を付加することで、保険料が増えることもあります。保険料は、契約を維持し続けるために必要な支出であり、未納が続くと保障が失効する場合もあるため、支払計画を立てることが大切です。資産運用の観点からも、保険料の支払いが家計に与える影響や、保障と費用のバランスを見極めることは、ライフプラン設計において重要な判断材料となります。
死亡保険金
死亡保険金とは、生命保険契約において、被保険者が死亡した際に受取人に支払われる保険金のことを指す。受取人や契約形態によって、相続税・所得税・贈与税のいずれかの課税対象となる場合がある。
払込免除
払込免除とは、生命保険や医療保険などの契約において、契約者や被保険者が高度障害状態になったり、所定の重い病気にかかったりした場合に、それ以降の保険料の支払いが免除される制度のことを指します。免除されたあとも、保険契約は有効に継続され、保障内容はそのまま維持されるのが特徴です。 たとえば、がんなどの重病を患い、働くことが困難になった場合でも、保障を失うことなく保険を続けられる仕組みとして、多くの保険商品に組み込まれています。払込免除はあくまで保険料の支払い義務を免除する制度であり、解約や満期金の支払いとは異なります。契約時にこの特約が付いているかどうか、また発動条件がどうなっているかを確認しておくことが大切です。経済的な負担が大きくなる場面で、保険契約の継続を支える安心の仕組みです。
介護特約
介護特約とは、生命保険や医療保険などの主契約に追加して付けられる保障内容で、被保険者が所定の要介護状態になった場合に、保険金や年金などが支払われるしくみです。この特約を付けておくことで、万が一、寝たきりや認知症などで自立した生活が困難になったときに、介護費用や生活費に充てるための資金を受け取ることができます。 保険会社ごとに要介護状態の定義や支払い条件は異なりますが、公的介護保険制度の要介護認定や、医師の診断などが支給要件となっていることが多いです。高齢化が進む中で、老後の安心を確保するための備えとして、介護特約の重要性は高まっています。